邯鄲小吃館 ダンショウチョカン【大阪市 平野】

幻の出張中華料理料理人の井口氏の新店舗。ずっと前は住之江区の浜口町でされていてそこから平野区に移転し、最近までは屋久島で営業されていて本年になって平野区の国道沿いのお店で腕を振るわれる。

怪しげなその店は純喫茶の看板をそのまま使用。その他の目印はなし。貸切予約10名以上でお店を開ける。定員は15名まで。お酒の持ち込み等は自由で料理代金は5000円。中国のハンダンという町に3年間住み込んで料理修行した井口氏の家庭料理はとても優しい味わいで唯一無二のもの。

冷菜は天然ハマチのお造り。。プリプリの魚の身を醤油ベースの中華調味料でマリネして提供。

鶏の丸焼き。。長時間かけて焼き上げるんだけど。全て家庭用の調理器具で作るのがポイント。目にも留まらぬ速さで解体してくれる。

頭部分と舌と手の先は貴重品で主賓がいただくのがお約束らしい。。。私は遠慮したけど頭の中の味噌が美味しいらしい。。

ジャガイモの煮物は懐かしい味わいだけど中国的な味わい。

出汁と中国酒に漬け込んで蒸した有頭エビ、甘く炊き込まれ八角で香りづけした長ネギと椎茸、クミンシードのかかった人参など。。

酢蓮根も中国家庭料理の定番とのこと。スーパーマーケットで普通に並ぶ惣菜と言っていた、

柔らかく仕上げられた砂ズリの冷製。。

軽くボイルしたセンマイと赤い玉ねぎのサラダ仕立て。。こういった料理がとても美味しい。。

定番料理の乾燥湯葉とセロリ。。お酒が進みまくる。

温かい前菜はトマトと卵の炒めからスタート。。なんとも優しい味わいに参加者全員びっくり。。

青梗菜の豆乳と胡椒炒め。。これは無茶美味しい。。。。

レタスと羊の心臓のあんかけ炒め。。。羊は東京から仕入れるとのこと。。

干し豆腐で包んでいただく牛肉炒め。。手早く作るんだけどとても丁寧な仕上がり。

デザートではない海老とイチゴの炒め。。イチゴの酸味と海老が合うとのこと。創作料理ではなくて中国では一般的な料理だそう。

中国ではこのような名前の料理だそう。

今まで食べた餃子の中で一番美味しいと思う、皮から手作りするモチモチの水餃子登場。。黒酢のみでいただく。。皮の美味しさもさながら餡のジューシーさも比類がない。

屋久島のお土産も頂いてとてもいい夜になりました。

過去のハンダンはこちら

 

大阪市 平野 中華料理

ヒルトン大阪 セントラム【大阪市 梅田/JR大阪】

友人と仕事の打ち合わせを兼ねて表記のホテルのダイニングで会食。一階ロビーで抽選をしていて2000円の割引券が当たり気分良く入店する。

アミューズブーシュはケークサレいわゆる魚介の入った塩気の効いたケーキパンのようなもの。その上にいくらが載せられる。

チョイスできる前菜は北海道産の大きな帆立貝のレアに火入れされたソテーとフレグラのサラダ。バーニャカウダーのソースで供される。

水分少なめのパンとチーズを練りこんだせんべいのようなもの。。

ロブスタービスクのカプチーノ仕立て。。口の中で甲殻類が暴れまわるようなパンチ力とコクのある味わい。

カルフォルニアのコクのあるねっとりしたシャルドネと相性がとてもいい。

追加料理でメニューに好物のフレッシュのブルーロブスターを見つけたのでレモンソースを使って浅めの火入れで焼いていただく。

予想を裏切らない食味に大満足。頭の味噌部分もとても美味しい。

メインはオーストラリア産のブラックアンガスのフィレ肉。あしらえはマッシュポテトとボヘミアンラタテューユ。炭火で焼きこんだ肉が思いの外美味しかった。

デザートは北海道フロマージュブラン。白く焼き込んだメレンゲの中にはベリーとザクロが忍ばされている。。気がつけば2時間半が経過。。サービスのレベルも高くて美味しく楽しくいただきました。

 

セントラム グリル&ワインステーキ / 西梅田駅大阪梅田駅(阪神)北新地駅

夜総合点★★★★ 4.0

大阪市 梅田/JR大阪 フレンチ

懐石 森本 2月

大和八木駅徒歩5分、老朽化したピンクの建物の橿原市役所の真横の路地を入ったところに位置する。瀟洒な一軒家の民家を改装したお店。暖簾をくぐって前栽を抜けて玄関を通って今回はカウンターの客席に案内いただく。

普段お店は温和なお人柄の店主とお母さんの2人で営まれる。料理を始める前。最初にその日使用する一番出汁用の鰹節を目の前で削るところから始まる。

ビールで乾杯をした後、先付けはよく肥えた鱈白子の茶碗蒸し仕立て。フルフルの卵の食感と鱈白子の旨みとコク、ポン酢のタレとのバランスが素晴らしい。。

煮物椀は目の前で作りたてを蒸し上げる天然フグの真薯。ふわふわの食感と透き通るような出汁の旨味に感動する。

最初の日本酒は奈良産の風の森のあらばしりをいただく。

続いての活鮮は大きなサイズの寒平目と脂乗りまくりの鰤、北海道産の雲丹の3種盛り。ボリュウムもあって食べ応え満点。

ここで新潟の無濾過のおりがらみ生酒をいただく。

焼き肴は鰤のカマの塩焼き。口内の脂とパンチのあるこってりした日本酒の旨味が渾然一体となりえも言えぬ味わいに変化する。

酢の物は走りの飯蛸。ポン酢のジュレと柔らかい酢味噌でいただく。。日本酒が進みまくる味わい。

稚鮎の天ぷらは早春のおとづれを感じさせる。。

炊き合わせは鰤の骨で出汁をとってコクをつけた大根。。程よく炊き込まれていてなんとも贅沢な逸品となっている。。。下処理も丁寧なことは食せばわかる。

目の前で大豆と大根の葉っぱを油で炒めて釜炊きのご飯に混ぜて作る大豆ご飯。。同伴者は3杯おかわりしていた。留椀は3種の魚の骨や身を入れて作る。。自分の家で獲れる大根を干して作る自家製のべったら漬けも秀逸。

最後は本蕨を使って目の前で練り上げて出来立てを供するわらび餅・・・こんな贅沢な甘味は滅多にない。。このコースで7500円という超ハイコストパフォーマンス。難波から特急電車に乗ってわざわざ行く価値あり。。昼間のランチコースはさらにお得です。。

過去の森本はこちら

奈良県橿原市八木町1-4-8
0744-22-3082

 

和食 奈良県