検索結果: パンと

邯鄲小吃館 (ハンダンショウチュカン) 出張料理 7月

6月に続いて住之江区のレンタルスペースをお借りして表記の中国東北地方の家庭料理を提供する井口シェフの出張料理を友人約20名で相伴する。過去に住之江区や平野区でお店をされていたけど現在は出張専門で様々な場所で腕を振るわれている。

井口シェフは普通の家庭用のフライパンとカセットコンロを駆使して塩分控えめで化学調味料不使用の優しい料理を手早く作られる。

全ての料理は大きな銀のお盆にダイナミックに盛り込まれる。それを各自で好きなだけ取っていただく趣向。まず最初に冷菜が並べられる。一皿目は瓜の浅漬け、新生姜の中華風甘酢漬け、熟した梅の甘露煮。赤ピーマンなどパプリカの御浸し。冷たいビールとの相性抜群。

続いて乾燥湯葉の冷菜も定番料理。木耳や人参、セロリなどと一緒に豪快に盛り込まれる。

続いて煮物のプレート。揚げの中華風甘煮、丸こんにゃくの煮物、胡瓜の炒め物、海老の旨煮など和のテイストが感じられる内容。

拳くらいのサイズのツブ貝の旨煮も食べ応え満点。肝まで美味しくて貝好には嬉しい一品。

豚腎臓とゴーヤの冷菜も井口シェフのスペシャリティ。

豚の頭の煮込みはインパクト強烈。。笑っている顔が可愛らしい・・・か

プレゼンテーションの後はシェフが食べやすく身をカットしてくれる。ゼラチン質の部分もあってとても美味しい。残った骨はこんな感じ・・・・

温菜を作る間に琵琶演奏者のエンキさんのミニコンサート。7歳から演奏されていて全国を回っているとのこと。

豚肉の炒めを白ネギと豆腐の皮で巻いたもの。。味が深くてかなり美味しいけど、この料理は豆腐の皮が消化しにくくて便秘になる方が多いと聞き及ぶ。

林檎と鶏肉の炒めは初めてていただいた。中国では果物も炒め物の材料になる。過去にはイチゴの炒めもいただいたことがある。

名物のトマトと卵の炒めは最近界隈の中国料理店で見ることがあるけど井口シェフが作ると水っぽくなくて玉子がふわふわに仕上がる。

好物の羊の骨つきバラ肉とクミン炒め。。骨にも味が染み付いていてずっと舐めてしまう。

最後の餃子は皮から手作り。水と小麦と塩だけを使用。この日は鯖の餃子。私は初めていただくけど中国では一般的とのこと。黒酢でいただくと鯖の旨味が口いっぱいに広がる。もっちりとした食感との皮が最高。

シェフの井口さんは日本人なんだけど昔に中国河北省の邯鄲という町に3年間住まれておりそこで学んだ現地の屋台や家庭料理の味を再現される。お店の名前は邯鄲の小さな食堂と言う意味。井口さんの出張料理は10名以上で一人6000円から。大阪近郊ならどちらでも伺うようです。

過去のハンダンはこちら

中華料理

創作中華料理 縁 7月【大阪市 心斎橋/四ツ橋】

東心斎橋にある表記のお気に入り中華料理店を友人と訪問。三休橋通りの飲食店の喧騒の中、かなり寂れたビルの地下に店は位置する。一見での入店はかなり勇気が必要。急な階段を降りて、かなり重たい木の扉を開けるとカウンター10席のみのバーの居抜きな感じの店内で普通の中華料理店とは全く異なる様相となっている。

今年で19年を迎える人気店で予約なしではほぼ入店は不可能。この日も予約架電がひっきりなしとなっていた。メニューは全てアラカルトでグランドメニューと黒板に書かれたシーズナルなもの15種類くらいが黒板に記される。カウンター越しのカーテンの向こう半坪くらいのスペースでシェフが黙々とハイクオリティーな料理を作る。シェフの顔は今まで見たことがない。どの料理も注文してからすぐに提供されることにいつもびっくりする。

客はほとんどがカップルでこの日は近くのクラブのホステスさんたちが複数同伴で来店されていた。

生ビールとともに「フレッシュザーサイの浅漬けごま油和え700円」を所望。この店のマストメニューで酸味のある若い紹興酒との相性も抜群。

「四川水餃子800円」は皮の美味しさはもとより甘めの胡麻味噌だれもよくできている。噛み締めると肉汁が口内に溢れ出る。盛り付けのビジュアルもとても美しい。「海老の特製マヨネーズかけ2200円」は甘くて酸っぱい、さらりとした自家製マヨネーズソースと和えていただく。

毎回注文する「牡蠣の豆豉炒め2700円」はピカピカ光る大きな牡蠣が食べ応え満点。豆豉ソースも深みがあってとても美味しい。野菜も油通しされていて手抜き一切なし。花巻パンと一緒にいただくのがオススメ。

こちらのお店のスペシャリティの「河豚白子入り麻婆豆腐3300円」は麻拉の辛さを白子のマイルドな味と深い旨味が和らげてくれる。「紋甲イカの沙茶醬炒め1900円」サーチャージャンは、魚介パウダーをベースにニンニク、ゴマ、香辛料、植物油を加えて煮込んだ調味料で台湾料理店等でよく提供される。当然、イカや海老との相性は抜群。最後は焼き豚とレタスの炒飯1600円をいただく。15年の紹興酒と一緒に美味しい中華料理をいただきました。

過去の縁はこちら

大阪市中央区東心斎橋1-18-2山本ビル B1F
06-6281-0373
定休日 日曜・祝日

大阪市 心斎橋/四ツ橋 中華料理

大西亭 6月【大阪市 野田/玉川】

1995年創業の表記の元祖ガッツリ系本格フレンチビストロを友人と訪問。「バリュー&ボリューム」の新時代を拓いた有名な店で上品かつ力強い料理の数々にいつも圧倒される。店は阪神電車の野田駅から徒歩5分の住宅街にある奥まった古い長屋の1件をリノベーションしたもの。

店内は厨房の見えるカウンターと4人掛けのテーブル席が一つ。調理からサービスまで全て大西シェフのワンオペ。食事は6500円のコースのみで主菜の種類によって料金が変わる。支払いは現金のみなので注意が必要。

店のファザードはとてもおしゃれでいい雰囲気を醸し出している。

アミューズはレーズンパンとカマンベールチーズとサラミワインの品そろえはブルゴーニュを始めかなり多く値付けはかなり良心的。前菜は普通盛りか大盛り(+1000円)かを選んでそれと数種類のメインディッシュを選ぶプリフィクスのスタイル。

前菜はシャンパンとともにしっかりと酸味を効かせたニシンの塩漬けが皿の中央に鎮座。ふわふわ食感でいい脂ののった北海道産7キロサイズのキングサーモンのパートフリックは食べ応え満点。その他にスプーンに盛り込まれたかぼちゃムースとフォワグラはとても濃厚。付け合わせのラタツゥーユ、野菜サラダ、クスクスもとても美味しい。この一皿をいただいただけでお腹いっぱいになる。

パケットの提供スタイルも豪速球。パリパリ、もちもち食感でとても美味しい。
ロイヤルホテル出身の大西シェフはコンベクションオーブンは一切使わずフライパンだけで火入れはいまだに手の感触と串を差し込んで唇に当てる方法のみで測っておられるのに敬服する。一品ずつ仕上げるので提供時間はかかるけどワインをゆっくり飲みながら待てば問題なし。

主菜は丹波黒鶏とオマール海老のパートブリックを所望する。ほぐしたオマールを鶏肉と一緒に春巻の皮のようなもので巻き込んで焼いたもの。下に敷かれているのは玉子と粒マスタードとオリーブオイルと香味野菜で作ったソース。かなり美味しく大口でむしゃむしゃいただく。でもスーパーボリュームなのでたいらげるのにかなり苦労をした。

友人は滋賀木下牛(近江牛)のフィレステーキ(+5000円)を所望。半分しかたべれなかったので残りは持ち帰り。

食後酒はマールブランデーを所望。たくさん種類はあるんだけど、どれも1600円という良心価格。

チーズ盛り合わせは手前の山羊が酸味が微かにありとても美味しい。

デザートはスパーフードのパッションフルーツにバニラアイスを添えたもの。最後までボリューム満点。今回もお腹がはちきれそうになりながら店を出る。。定期的に訪問したいお店です。

過去の大西亭はこちら

大阪市福島区鷺洲1-9-18
06-6451-0740
定休日・月曜、第3日曜
営業時間・12:00~13:30、18:00~21:00

大阪市 野田/玉川 フレンチ