オオサカ堂 10月【大阪市 東天下茶屋】 【大阪市 松虫】

阿倍野にある表記の店を久しぶりに訪問。阿倍野筋松虫交差点南30m、電車では上町線の東天下茶屋駅、または松虫駅から徒歩3分の場所に位置する。ミーツ最新号に見開き2ページで掲載され今現在若い客で大賑わい。YouTube番組にも出演予定とも聞きおよぶ。

2018年11月の開業で店名の通り大阪愛に溢れた店でオールジャンルのメニューの全てが大阪産の食材を使ったもの。このこだわりが半端ではなくドリンクから調味料に至るまで徹底しているところが素晴らしい。

毎日仕入れで変わるメニューは「大阪もん鮮魚」「大阪もん野菜」「大阪ウメビーフ」「犬鳴ポーク」「河内鴨(松原)」「なにわワインたまご(富田林)」ととことん大阪の食材にこだわったメニューが250円から600円という相場の半額くらいのお手頃価格で提供される。一人2000円あれば大満足。。

お店はベレー帽を被った店主が一人で営む。ワンオペだけど提供はとてもスムーズ。調理仕事も綺麗でとても丁寧。食器のこだわりも合わせて盛り付けの美しさは突出したもので居酒屋のレベルを超えている。

白を基調とした綺麗な店内はBGM含めとても格好いい。アットホームな雰囲気でいこごちもとてもいい。

マストメニューの泉州産お造り盛り合わせ880円は当然全て天然物を使用。梅肉を載せた名残鱧、鯛の昆布しめ、スッキリした味わいの天然カンパチ、尾鰭の黄色いチヌのような魚の「キビレ」、ハリイカなど。。

泉州産のタコぶつ切り650円も味が深くてかなり美味しい。。お酒も大阪産にこだわるアサヒ樽生ビール(通称:マルエフ):380円 ・大阪名物の甘酢生姜を入れたガリチュー:350円、大阪で造られている唯一の米焼酎『國乃長』など。日本酒も大門酒造の「静香」、秋鹿酒造の「摂州能勢」、西條合資の「天野酒」などの地酒のほか、カタシモの「ひやしあめ」、能勢酒造の「ノセミネラルソーダ」「能勢ジンジャーエール」、大川食品工業の「大阪サイダー」なども勢ぞろい。

さまざまなメニューで使用されている醤油は、元禄2年(1689年)創業、堺の『糀屋雨風(あめかぜ)』の「泉州うまくち醤油」という旨味の強いもの。

その雨風醤油を使って煮込んだ大阪梅ビーフのスジ肉580円。。一緒に富田林産の胡瓜を自家製塩麹に漬け込んだ漬物200円でさっぱり口直し。

なにわ伝統野菜の勝間南京で作ったポタージュ320円も絶品。。この他にも食べたいメニューが勢ぞろい。泉州産の魚をたっぷり入れて出汁を使って仕上げるスパイスカレーも最近新登場。ネットではまだ情報が少ないけど大阪の宝のような店です。

過去のオオサカ堂はこちら

大阪市阿倍野区阿倍野元町4-9
tel:0677108002
営業時間 17:00~23:00(LO22:30)
定休日 水曜

大阪市 東天下茶屋大阪市 松虫 居酒屋

かなえ寿司【大阪市 大国町】

大国町駅、今宮戎駅から徒歩5分。大阪木津卸売市場の敷地内の目立たない東端にある表記の超老舗寿司店を訪問。明治33年創業で120年以上営業されている。私も40年くらい前からこちらでお寿司をいただいてる。お店はかなり古びていて現在は高齢の3代目とご子息の4代目の2人で切り盛りしている。客の常連率はかなり高い。

平日の早朝4時ごろから2時くらいまでの営業。(来月から夜の営業も計画中とのこと)カウンター10席とテーブル席が2つ。ネタは全て市場で仕入れ。ランチタイムのメニューはおまかせ8貫で1000円・1500円・2000円・2500円の4種類。価格はネタの異なり。1500円が一番お得とのこと。

いつものようにマグロ抜きで2500円の盛り合わせをご飯少なめにしていただく。

寿司はつかむようにふんわり柔らかく握る「つかみ寿司」という独特の握り方で有名。シャリは甘めで柔らかい。これも昔から変わっていない。。
醤油は小皿に入れるのではなく、壷に入った「わさび醤油」を直接ネタにハケで塗っていただく。かなり新鮮でよく肥えたカワハギは肝を添えて。香りもいい肉厚の赤貝、シマアジ、皮目を炙った秋刀魚が一皿に盛り込まれる。

2皿目は包丁目を入れた小振りの鮑丸ごと、赤潮が原因で価格高騰中の北海道の雲丹、帆立貝柱、煮詰めを塗った身厚の鰻と続く。

追加で大阪湾の鰯をいただいてフィニッシュ。いつもカジュアルに美味しくいただけるいい店です。。

過去のかなえ寿司はこちら

大阪市浪速区敷津東2-2-8 木津卸売市場内
06-6649-1308

 

 

大阪市 大国町 寿司

大西亭 10月【大阪市 野田/玉川】

1995年創業の表記の元祖ガッツリ系本格フレンチビストロを友人と訪問。阪神電車の野田駅から徒歩5分の場所に位置する。住宅街の古い長屋の1件をリノベーション。周りは全て民家。

店内は厨房の見えるカウンターと4人掛けのテーブル席が一つ。調理からサービスまで全て大西シェフのワンオペで切り盛り。食事は5000円のコースのみ。
前菜は普通盛りか大盛りか、それと数種類のメインディッシュを選ぶ方式。

ワインの品そろえはブルゴーニュを始めかなり多い。値付けはかなり優しい。。

アミューズは牛肉のリエットとドライトマト。。甘くて酸っぱくて香ばしくてかなり美味しい。

しばらくして前菜登場。。大きな鰻の蒲焼や広島産の牡蠣のシャンパン蒸し、明石蛸など。塩味と酸味が効いたクスクスも食べ応えあり。そのほか黒いちじくとチーズ、ラタトゥイユなど。。

ワインは軽めのブルゴーニュを所望する。。

メインは鯛を春巻きの皮で包んで焼いたものをチョイス。バターと白ワインの濃厚なパンチのあるルールブランソースと大きな鯛の身の組み合わせは鉄板の相性。まさにビストロ料理の真骨頂。

食後はワインが残っていたのでチーズを所望する。

ロイヤルホテル出身の大西シェフはコンベクションオーブンはともかくタイマーも使わずに火入れは手の感触のみで測っておられるのには敬服する。一品ずつ作るので提供時間はかかるけどワインを飲みながら待てば問題なし。

お腹がはちきれそうになりながら店を出る。。定期的に訪問したいいいお店です。

過去の大西亭はこちら

大阪市福島区鷺洲1-9-18
06-6451-0740
定休日・月曜、第3日曜
営業時間・12:00~13:30、18:00~21:00

 

大阪市 野田/玉川 フレンチ