Luv Wine ラブワイン 大正店【大阪市 大正】

大正にある表記のワインバーを訪問。2年前の7月にオープン。JR大正駅を北に30m行ったところの1階に焼き鳥屋が入るビルの2階に位置する。天満に本店があり現在の天満界隈の賑わいを作った中心的老舗店。こちら以外にも裏天王寺やスタッフ独立店で難波にも店舗がある。

高価なワインからお手頃なワインまで幅広く品揃えしていて、特に高級ワインが比較的お手頃価格でいただける稀有なお店。ボトル価格も「定価+1,000円」なので安心していただける。

ビル横の真っ赤な階段を上がり店に入ると立ち飲みスペースがある。そこからさらに階段を上がるとロフト風のカウンター席があり別にソファー席など立体的な作りになっていて色々な使い方ができるお店。

チャームの前菜盛り合わせは厚揚げの煮浸しにピリ辛豚そぼろ乗せたもの、夏野菜のラタトゥユ、マッシュルームのフリット。これがなんと300円。

こちらのお店の名物のプリンの容器に入った「ふわふわ小海老のムース」は持ち帰り用もあるくらいの人気商品なんだけど、この日は新作のフォワグラムース680円を所望する。一口いただいてその美味しさにびっくり。。滑らかで喉にストンと落ちるような軽さを持つフォワグラの滋味のバランスはかなりの精緻な技術が必要と推察する。多分だけどワインのお供では私の中のナンバーワンと言い切れるくらいの商品。

続いて「鶏せせりと白ネギのアヒージョ780円」。世の中に色々なアヒージョがあるけどこのシンプルかつオリジナリティのある食材の取り合わせを考える令和の天才料理人と呼ばれる今岡オーナー兼シェフのセンスに脱帽。添えられるのはトタリテさんのバケット280円。

続いて鱈の炭焼きフレッシュトマトと大葉のソース780円。火入れは当然のことながら完璧。これはフレンチレストランのレベルと完成度。。。どの料理もフェイスがとてもいい。

最後にスペイン産栗豚の炭焼きグリーンマスタードソース680円。美味しすぎて言葉が出ない・・・・ビジュアル含めてワインバルで出すような料理ではない・・・値段もちょっと安すぎるだろ・・・

大阪市大正区三軒家東1-4-13
18:00~24:00

大阪市 大正 バル

天よし

京都の木屋町にある表記の老舗天ぷら店を訪問。祇園四条駅、京都河原町駅から徒歩2分くらい、有名な超高級寿司割烹蘭の横で60年くらい前から営業されている。(100年という方もいるが真相は不明)私も数年に1度くらい訪問する。高齢の穏和なご主人と奥さんで切り盛り。この日は16時の開店直後に一人で予約。店内は白木のカウンター12席。油の前の席を案内いただき寡黙なご主人と世間話をしながら食事をいただく。お店は京都らしくメニューやお品書きなどは一切なしで値段も不明。常連率高し。。

隣には30才くらいのカップル。離れたところに先生と呼ばれる70才くらいの夫婦が並ぶ。最初に冷たいビールと香ばしいインゲン豆の胡麻和え(これがかなりのおいしさ)が提供される。

続いてご主人がおもむろにまな板の上にピチピチと跳ねる大量の車海老を並べて頭をとって皮を剥きまくる。一通り剥きまくったら衣をつけて揚げまくる。

とりあえず一人あたり5尾を一気に揚げられて供される。熱々のうちに塩をつけていただく。衣はひたすら薄くカリッとホクホクで揚げられる。小ぶりの海老は包丁でまっすぐに伸ばしていないので食感がとてもいい。揚げ油はさっぱりとした軽い口当たりのコーン油で一度揚げたら全て捨てて入れ替えるため供するのにとても時間がかかる。

続いて「鱚食べはりますか〜」と聞かれて薄衣で揚げられた旬の鱚は小ぶりで上品サイズだけどとても上質。

冷酒を所望すると久しぶりに見る「賀茂鶴」登場。アルコール添加で余韻が深くて、ねっとりとした飲み口に昭和の懐かしさを感じる。天ぷらを段取りして揚げるまでかなりの時間を要するのでカウンター下で文庫本を読んで残った海老の尻尾とともにお酒をチビチビといただく。(これがまた美味しい・・・・・)

この日は特別に「鱧もあるよ〜」とのことなので所望する。熱々でホクホクの身は大根おろしをたっぷり入れた濃いめの天つゆとの相性抜群。

ここで海老のお代わりをする。この店ならではで満足いくまで海老の天ぷらをいただくことができる。隣のカップルはさつま芋とミニ玉ねぎ、蓮根の天ぷらを食べていたが私は海老に専念するために野菜はパスする。一気に2皿目も食べて3皿目を所望。海老の天ぷらは注文があって皮をむくのでまたしばらく文庫本を読む。

口直しの南高梅を使った蜂蜜漬け梅干しが途中で供される。

海老と三つ葉のかき揚げも車海老が5匹くらい使用される。ご飯に乗せて天丼にされる方もいる。

最後は残ったお酒と海老の脚の唐揚げをいただく。しばらく海老を見るのが嫌になるくらい食べまくった。。帰りは奥さんが外まで出て丁寧にお見送りいただく。近くのサンボアバーでハイボールをいただいて帰阪する。好みは分かれるかと思うけど僕は大好きなお店。海老の追加なければ料理8000円くらい。。

京都市中京区鍋屋町213

天よし天ぷら / 祇園四条駅京都河原町駅三条駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

天ぷら 京都市

MICRADO 7月【大阪市 北加賀屋】 【大阪市 住吉大社】

住之江にある表記のレストランを仕事帰りに一人で訪問。最近一人で毎月訪問しているお気に入りのお店。大阪メトロ北加賀屋駅、南海本線住吉大社駅、阪堺線住吉鳥居前駅から徒歩10分の辺鄙な場所に位置する。コインパーキングは周りにたくさんある。

間口の狭いファザードはカフェのような印象。カウンター5席とテーブル席6席のみの小さなお店だけどオーナーシェフのミクさんが小さな厨房で手際よく作るオリジナリティー溢れる高品質で真摯な料理に予約がひっきりなしに入る人気店となっている。この日記を見て訪問された読者さんも大満足のメールを以前いただいたこともある。

この日、最初にいただいた前菜盛り合わせはガラスの器に入ったエンドウ豆のムース、鶏レバームース、中東料理のひよこ豆のフヌス、泉州産水茄子と南柑のマリネ、バターと牛乳、生クリームをたっぷり使ったマッシュポテトに春菊のソースと釜揚げしらすをのせたもの、茗荷とコールラビとビーツのピクルス。どれも生産者を含めた食材のこだわりとオリジナリティーにあふれた手をかけた仕事をしたものばかり。美味しすぎて白ワインが止まらなくなる。。

この日のワインはすっきりタイプの白をチョイス。地元のばんどう酒店の直輸入したものをセレクションしてもらっていると聞き及ぶ

礼文産の雲丹がたっぷりのせられたカッペリーニ。ソースは玉ねぎを焼いて裏ごしてクーリーにしたもの。とてもシルキーで雑味がなく塩胡椒だけの味付けなのにとてもコクがある。雲丹の上にはスイートアリスタムが飾られる。

メインは熊本の艶ポークを使ったカツレツ。ビジュアルだけで圧倒される逸品。火入れが完璧で滑らかできめ細かな肉質とカリッと揚がった細かいパン粉の相性がとてもいい。レモンを使ったオリジナルソースは肉の旨味をより際立たせている。ポークカツとレモンソースの組み合わせは初めてで目から鱗状態。

ワインが少し残ったので自家製バスク風チーズケーキを所望。なんども糖度を調節して砂糖の種類を変えて完成したレシピとのこと。何をいただいてもお手頃価格で美味しくてありそうでなかったお店。ランチもやってるけどディナータイムの早い時間の訪問がお勧めです。

過去のMICRADはこちら

大阪市住之江区中加賀屋4-2-3
日曜休み
090-3736-0286

大阪市 北加賀屋大阪市 住吉大社 フレンチその他料理レストラン