yonezawa 鶏 nikuten【大阪市 鶴橋】

登山の帰りに鶴橋駅ガード下の銭湯で汗を流してから表記の焼き鳥店を訪問。近鉄鶴橋駅東出口を出て薄暗い商店街の一角に位置する。北新地の高級焼き鳥店「yamato」のセカンドラインかつ仕込み場も兼ねているとのこと。

1階はカウンター席のみ。向かいの離れはビニールシートだけどいいデザイン。今回は2階のテーブル席を4人で貸切にしていただく。着席すると大きな丸い鉄板が置かれてセルフ焼き鳥の用意がされる。

ほとんどのメニューが330円でよくある部の他に、首のリンパ節の脂部分の「のど笛」や砂ずりの上にある胃袋の「ずりくち」、脾臓部分の「めぎも」、鶏の肛門の「みと」、腰の皮の「ぺた」といった希少部位も味わえるのが特徴。

鶏の品種は飛来幸地鶏、大和肉鶏、プレノワール、近江軍鶏等の高級なもので北新地の店で使用されない部位が集められると言っておられた。

今回は色々なもんが入った8種盛り2480円を所望。飲物は、焼酎、チューハイ、梅酒、果実酒、スミノフアイスなんかがだいたい300円くらい。ボトルワインがほぼ2000円。

セルフで焼き込んだ鶏を塩や特性の醤油などにつけていただくという趣向。高タンパク低カロリーでダイエット食にもぴったり。どの部位もかなり新鮮でピカピカ光る。

追加でココロやつくねなども所望。どれもが期待以上の美味しさにびっくり。お店は土日祝は昼間からオープンなので昼飲みにもぴったり。これだけ鶏を色々楽しんで、しっかり酒も飲んで1人3000円の驚き価格。ここも再訪間違いなし。。みんなでワイワイするのにぴったりの良心の塊のようなお店。予約必須です。

大阪市東成区東小橋3−20−22
080-4233-4238

米沢鶏肉店鳥料理 / 鶴橋駅玉造駅(JR)桃谷駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 鶴橋 やきとり

銀シャリ en【大阪府 堺市】

最近、新しくできた堺の表記の大衆食堂を訪問。堺では有名な「ゲコ亭」で働いておられた方が営むお店。私自身、堺の出身なので子供の頃からゲコ亭はよく通っていた記憶がある。当時から飯炊き名人の村嶋のお父さんがメディア等でもよく紹介されていて堺では知らない人がいないほどの有名なお店だった。

当時はお父さんと息子さん2人と奥さんとパートさんでされていて「何をいただいても美味しいなあ」と思った記憶がある。ご子息の弟さんは三国ケ丘高校からマサチューセッツ工科大学を卒業されてお店を手伝いされていた・・・と聞いた記憶がある。当時食事が終わった後で会計担当の弟さんが食した皿を一瞥しただけで(1秒以内)支払い金額を計算されるのが有名だった。

時は流れて2013年に創業50年を迎えられるのを機にお店の権利を「毎度おおきに食堂」のフジオフードに売却されて今に至る。現在は創業店以外に同じ名前でいくつかの店舗を出されている。心斎橋大丸の10階にも店舗はあるんだけど加工品ばかりで創業店とは似て非なる内容となっており昔からのファンからはなんとも残念至極と耳に入る。

どうしても属人性の強い有名個人飲食店が個々の事由で店舗を終了される際に大手企業が名前や看板などを引き継いで、そのお店を運営することはよくある話なんだけど、どういうわけかほとんどがうまくいかない。。堺のおでんの名店「たこ吉」はお好み焼きの「千房」が権利を購入してご主人の名字を店名にして日航ホテルのビルで経営されているがこれも全く異なる店になってしまっている。そのご主人は堺の元の店舗の近くで名前を変えておでん店をされておられるという始末。

地元住之江の有名とんかつ店も同じような話があって店名とレシピとノウハウを受け渡したけどその会社の運営と作る商品(料理)に対して忸怩たるところがあり契約を解除したと聞いたことがある。。双方悪意はないのであろうが個人店の持つ空気感や非効率さが生み出す店の良さは企業化した飲食店では模倣できないものとなると推察される。

こちらのお店も同様の思いで開店されたとおっしゃってた。創業家は関わってないけど一緒にお店を作ってきた方々が一念奮起で開業され2013年以前のゲコ亭の空気感をみごとに再現されておられる。

店内に入ると昔のようにアルミの四角のお盆がありそれを持って好きなおかずを選ぶ。カレイの煮付けや茄子と干しエビの炊いたんやマグロの作りも大人気。おでんも美味しそう。全ていただきたくなるようなシズル感あり。だし巻き玉子は注文ごとに作られる。テーブル席と小上がり座敷で基本は相席。この日も客がひっきりなしに入店。

この日は好物の海老フライとポテトサラダと分厚い銀鮭の焼き物とご飯と豚汁を所望。写真を見ただけで上質な昼ごはんであることはわかる。会計は1300円で内容を考えると激安・・・ご飯の美味しさは言わずもがな・・・・

電車の駅からはかなり遠いし、コインパーキングも周りにはないけど訪問する価値はあり。。なぜか嬉しくてスキップしながら駐車場まで帰りました。。

堺市堺区戎之町東3-1-9
11:00~14:00

銀シャリ en食堂 / 大小路駅花田口駅妙国寺前駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪府 堺市 和食その他料理

エクローチェ 「伊賀牛を食す会」【大阪市 谷町六丁目】

昭和8年創業の住吉の老舗精肉店の「うしや」が開催する「伊賀牛を食す会」に参加。この日の会場と料理は天神橋筋6丁目にある表記のイタリアンレストラン。総勢14名の参加者で最初に使用される牛肉の紹介と料理献立、ペアリングワインの説明。。

この日の参加費はワイン6種類のペアリング含めて15000円。

最初の一皿はマンガリッツアポーク豚トロのアフミカート(燻製にしたハム)焼肉でよく見かける豚トロは首の根っこ部分で脂がいっぱいだけど思いの外あっさりした味わい。

続いて伊賀牛のカルパッチョ。部位は赤身ではなく「さんかく」と言う、いわゆるバラ部分。軽く火入れされていてねっとりとした脂がとても甘い。この料理に合わせたイタリアのソアーヴェクラッシッコラロッカが濃くてとても好みの白ワイン。

続いてあっさりとした艶ポークバラ肉と冬野菜のミネストラ(ミネストローネ)は茶色のパサテッリ(パスタ)が入る。トマト味のイメージだったけど色々あるのね。野菜は黒キャベツやほうれん草など。

続いて伊賀牛のスネのペポーゾ(煮込み)ポレンタ(トウモロコシを砕いて練ったもの)添え。。しっかりと食べ応えのあるものだけど見た目よりあっさりして食べやすい。

次に出てくる赤牛のイチボ肉のプレゼンテーション。

赤牛イチボのロースト、オニオンアーモンドソース。肉自身がヘーゼルナッツのような香りがする気がした。とても柔らかで赤身だけど細かなサシが入ってかなり美味しい。

このメインはヴィエッティ ランゲネビオーロ バルバッコマグナムと合わせる。

パスタは伊賀牛ミンチで作ったボロネーゼソース、モチモチ食感の手打ちのタリアテッレを使用。

デセールはいちごのアフォードにピスタチオのジェラート。。お腹いっぱいで大満足。。ごちそうさまでした。この肉の会は定期的に開催されます。参加希望の読者様はshatyo@nori-net.jp まで連絡ください。開催情報お知らせさせていただきます。

うしやのHPはこちら

大阪市北区浮田1-4-21

 

大阪市 谷町六丁目 イタリアン