トミーPART2

中国語会話のレッスンに行く前に表記の店で一人ランチ。場所は堺東のはずれで阪神高速沿い。食べログ等の洋食部門ではかなり評判の高いと聞き及ぶ。定期的に無性に食べたくなる強烈なボリュームと食材の良さと調理や仕込みのの丁寧さはいつもなるほどと思うポイントばかり。

昼間はガテン系のお客で満員。最近はブログなどでよく紹介されるので遠方から若いお客さんがよく来ると店のご主人が言っていた。コストパフォーマンスも素とても晴らしく、ほとんどの商品が1000円以下で提供されておられる。この時期の私の狙いはもちろんカキフライ。普通の洋食を普通以上に美味しく作られるこちらのお店のカキフライはまさに絶品である。

メニューはこんな感じ。単品もあるけど数種類あるセットメニューがいろいろと食べることが出来てお得。カレーやオムライスに魚フライ、トンテキ、ミンチカツ、ヘレかつなどを組み合わせるようになっている。

お店は60代のおっちゃん2人で運営。聞けば顔は似ていないがご兄弟。「兄さん久しぶりやな~」「おまっとーさん」と同じフレーズをすべての客に言っている。

「おまっとーさん」という言葉は昔よく吉本新喜劇の食堂のシーンで見た記憶がある。まさに昭和オーラ全開。この地で30年以上このスタイルでされておられると言っておられた。とにかく手前のご主人がよくしゃべる。これは〇〇のフライで〇〇のソースで、カレーは4日かけて作るから・・・・とか12月29日のモモコのテレビに出るとか・・・・しかしながら嫌みが全くないのが人としての年期を感じさせる。。

オムライスとカキフライがセットになった通称オムカキ1000円はこんな感じ。

一口では絶対に食べられない超巨大なカキフライが3つ。旨味たっぷりの牡蠣のエキスがほとばしる。注文ごとに塩水に浸かったカキ水洗いして水分をとって塩こしょうをして粉をつけて卵にくぐらせてパン粉をつける・・・・これをひたすら丁寧に繰り返す。。。不味いカキフライになるわけがない。。

大きさの秘密は一つの牡蠣フライの中に3個の牡蠣が入っていてカキを反対向けて抱き合わせて手の中で包みこむように固めて揚げると言っておられた。揚げ油はラードでかなりいい香りがする。もちろん軽い感じで胸焼けもなし。

とてもジューシーなカキフライは自家製のタルタルとの相性も抜群。食べ飽きないようにソースは2種類。その横にご飯三杯分くらいある巨大オムライスが鎮座。オムライスはフワフワで卵の火入れも完璧。ケチャップライスの味の加減やごろごろ入る上質な豚肉も素晴らしく、一品としてのクオリティーがかなり高い。

一つの皿の上に酸味のある自家製ケチャップソースと青のりが入った自家製タルタルとマイルドな味の深いカレーソースが混在。しかしながらすべて絶妙なハーモニーがある。カレーは「昨日4日分仕込んだからどんどん注文して・・・・」と聞いてもいないのに話をしだす親父。

とにかくすべてが凄いボリュームで食べ残したら持ち帰りも出来るようになっている。ある部分格闘をしているような感じ。。親父を見ながらカキとオムライスを交互に頂く。どちらも美味しすぎなんだけど半分位から満腹中枢が働きだす。

キャベツの横にあるこれも自家製のポテトサラダはリンゴ酢を使用していて酸味があり絶好の口直し。かなり柔らかくて口溶け感が素晴らしい。ドレッシングやソースなどすべて自家製なのが立派。

お店は外観も昭和の喫茶店のよう。。表で待つ人の為にどこから持ってきたかわからんベンチや椅子が店前に並ぶ。

車で訪問する人は 近くのコインパーキングに停めるべし。場所はお店で聞いてちょ。帰るときにはご兄弟2人ともに目を見ながらもうええやろと思うくらい「ありがとう」「おおきに!」を何度も言われる。来てくれてありがとうという気持ちがしっかりと伝わる。これだけで又来ようと思う。

個人的にはトンテキとカレーが並外れて美味しいと思う。しかしながら一番美味しいのは2人のご兄弟の人柄なり。

いつの間にか店に似つかわしくないHPが出来ていた。誰が作ったのだろうか。

詳しくはこちら

堺市堺区南庄町1-1-4

072-229-9452
営業時間 : 11:30~15:30、17:00~22:00


カテゴリー 堺市, 洋食 |

おくとや 12月

北新地の蛸料理専門店「たこ茶屋」さんの姉妹店。たこ茶屋さんはずっと昔にお初天神の新御堂筋沿いのところにあり当時からよくメディアに取り上げられていた。そのご主人は見た目もタコみたいで毎日タコを触っているとこんな顔になるのかと当時感心した記憶がある。

北新地のビルに移転されたたこ茶屋さんは今も敷居が高くお値段もけっこうする。その店の食材を使ってカジュアルラインにしたバル業態のお店が表記のお店で夏にオープンしてから満席状態が続き現在は拡張移転を現在思案中と聞き及ぶ。ワインはもちろんのこと、こだわりの日本酒もたくさん取り揃え、価格はとってもリーズナブルとなっている。

2階席は小上がりになっていて貸し切りにぴったり。この日は友人とカウンターでビジネスやプライベートの相談を聞く。ビールで乾杯をしてまずは牡蠣の昆布焼き800円。プリプリの牡蠣を昆布の上で焼く。。ただこれだけなんだけど昆布の旨味が牡蠣に移ってかなり美味しい。

やっぱり料理は素材やねと実感出来る逸品。。

食べ終わると牡蠣のスープを吸った昆布をカットして出してくれる。これが又旨い。。

これと日本酒だけでもしばらく過ごせるかなって感じ。こういった料理はあまりおいし過ぎるとお客が回転しないのでお店としてデメリットもある。しかしながらこの店の店主はさらなる展開を考えておられるために明石まで出向き漁師から直接昼網の魚を仕入れてリーズナブルに提供されている。

日本酒も普通は1200円から1800円はするような銘酒をすべて780円で提供。生ビールやワインはすべて580円。新地のこの手のお店としてはかなり安い。

川津海老(大阪ではトビアラ)の天ぷら380円は味噌も甘くて白ワインにぴったり。こういうのは普通に美味しい。パリパリした食感がとてもいい。

この日のメインはタコのアヒージョ780円。ぐつぐつ煮えるタコはかなり柔らかい。バケットにニンニクオイルをつけて食した後に冷えたシャルドネを流し込む。至福である・・・・口直しにアンチョビキャベツ480円を頂く。。口直しにぴったり。。ニンニク料理を食した後は翌日家族から非難の声が上がる。しかしながらこの店の料理はお酒がドンドンすすむ君。

このほかにも一押しの水槽で泳ぐタコの一匹丸ごと料理1780円(2~3人前)は必ず注文。丸ごと炭火焼でもいいし半分お造り、白ワインで焼いたり好きな調理法を選べてかなりお得。

特にお造りは韓国の手長蛸と違ってそこそこのサイズがあってコリコリして柔らかくて味が濃い。。これが日本一の明石のタコと実感出来る。個人的な好みは足はお造りで頭(胴びん)は白ワイン焼き。。

サバのブルケスッタ580円やタコのクリームコロッケ680円などメニィーも豊富。この時期ならではのおでんもワインと合わせるととってもイケル。もちろんおでんも活けダコを食すべし。

銅板で焼かれる名物オクト焼きは、ただのたこ焼きではなくトマト入り。奇をてらっているのではなくタコは一度素揚げして味を閉じ込め外はカリカリで中はフワフワ。。クオリティーだけで言えば日本一おいしいたこ焼きである。これはピノとあわせるとドンピシャ。

「この店はすべてのものが美味しい」と一緒に同伴する(ホステスさんじゃないよ)人によく言われます。カジュアルに高級食材が楽しめる新地でも希少なお店。特に女性はこんな店が大好きだと思う。席数が限られているので予約がおすすめ。遅くまでやっているので〆の一杯にもいいかもしれない。

詳しくはこちら

曾根崎新地1-9-13 6348-2507


カテゴリー 梅田/JR大阪, バル |

さん天

日曜日に長居公園で朝に30キロ走った後いつも行くお蕎麦やさんに立ち寄るが満席の為に泣く泣く表記のお店にいく。『和食さと』が始めた天ぷらの低価格業態。ブログや界隈の意見はぼろくそであるがビジネス的にこの店がどのように進化していくのかが楽しみで定期的に訪問する。

日曜日の1時だが今日は満席。。しかし店員も10人くらいいて人時生産性はかなり悪そう。券売機は最新式でこれを見るだけで勉強になる。割と回転が速いので待たずにすぐ入れるし分業して作っているので比較的提供時間も早い。

普段は380円のデフォの天丼をいただくのだがこの日は30キロ走った自分にご褒美でこの店で最も高いグランドスラム天丼680円と生ビールを所望する。

海老は美味しいというレベルではないが不味くはない。価格を考えるとありかなと思う。冷凍のキスもあまり気にはならない。森林どりと表記されていた鶏はかなりジューシーで想像以上に柔らかで美味しかった。地鶏ではないが国産のよう。ビールのつまみにぴったり。半熟玉子の天ぷらはつぶしてご飯にまぶして食すといい感じ。レンコンとオクラは冷凍。。。でも気にはならない。

年配のお客さんも結構多く場所が悪い割にはいろんなところから食べにきているのだなと思った。

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さん天 長吉長原店天丼・天重 / 長原駅出戸駅


カテゴリー 長原/出戸, どんぶり |