前回訪問から1週間あけずに表記の店でお一人様ディナー。ランニングのあとなのでスタミナをつけようとカウンターに座って裏メニューの厚切りステーキを所望。。生ものや他の焼き肉に見向きもせずこの日は朝からこれを食そうとずっと考えていた。
この店の名物(焼き肉ピアグランプリ受賞)の黒毛和牛の薄切りのサーロインに使うお肉を手切りで食べたいサイズに切ってステーキとして焼いていただくのが私流。
生ビールをいただきながら「もっと分厚く!」とか言ってたら結局330グラムのステーキとなる。端っこの脂の部分や筋の部分はカットしてくれるのがとっても嬉しい。この日のお肉は宮崎産。。サシの美しさは決して嘘をつかない。
これをこの店秘伝のタレにしばらく漬け込むんだけど表面に筋を入れたりフォークで肉に穴をあけてしみ込ませやすくする事で甘くて辛くてコクのあるタレと肉の脂がしっかりとなじむ。。
しばらく漬け込んだらおもむろに焼き上げる。。醤油が焦げてしまうので強火ではなくて静かに焼き上げる。。。焼き上げるまでの香りだけでご飯一膳食べる事が出来そう。
この店名物のナムルを所望。。。サービスで青菜(チシャ)を出してくれる。
ニンニクのオリーブオイル煮も出来上がる。
ご飯は当然大飯。。。
「これくらいの焼き具合でどうですか」と店主がのたまい、「それで結構です」と言うとレモン半分を絞りまくって出来上がり。。
肉の厚み約2.5センチ。。大きな口を開けて頬張る。。ムシャムシャという表現がぴったり。肉の脂と複雑な深みあるタレが渾然一体となり肉の甘みがタレの力でいっそう際立つ。塩だけで食す事もこの店では可であるが私の好みはこのヤンニンジャンやコチジャンがしっかり入ったタレで揉み込んだもの。他の店では決して食せない贅沢なステーキである。
最初は肉だけかぶりついてしっかりと肉の滋味とタレのマリアージュとその余韻を楽しむ。。しっかりと記憶に残るよう目をつぶりながら食す。その次は柔らかくなったニンニクのオリーブオイル煮と共にいただく。。全身に力がみなぎるのがわかる。。
その次はチシャの葉っぱで包んでいただく。脂分が抑えられて食べやすくなる。ナムルをつまんで口直し。。。酎ハイレモンは必須。。口の中がサッパリして又スタートに戻る。。満腹中枢神経がやられてしまっていくらでも口に入る。。ご飯は最高のサイドメニューである。。生きててよかったと実感する瞬間である。。
気になる価格はこの店と同じくらいの肉を鉄板焼き屋で食べたら200グラムで9800円(南海グリル中店)。。もっとも安い店で6000円くらいであろうか、ホテルだと前菜がついて14000円が相場かな。この店は200グラムで3500円から4000円くらいといっていた。脂や筋をちゃんと取ってくれるのでかなりお得な価格設定です。「価格COM焼き肉バージョン」があればコストパフォーマンス日本一は間違いない。
私はこの日はお腹がへりまくってたので300グラムオーバーを食したが(それでも余裕で完食なり)普通に食べればご飯とビールとナムルで5000円で充分。数人で来て400グラムくらいをシェアするのがおすすめ。。
もちろんメニューには載っていません。。名前は【ぺろぺろステーキ】です。ぜひお試しください。。他のお客さんに聞こえないように店主に小さい声で行ってくださいね。最初に口に入れると何とも言えない声をあげてしまう事保証します。。
このステーキは自分へのご褒美にぴったり。。やる気も出るし元気も出る。。早起きも出来そうな超焼き肉。。。
■大阪市住吉区長居1-12-4
■電話:06-6692-6171
■営業時間:17:00~23:00
■定休日:火・第1・3月曜日