長居公園ランニングのあとで友人三人と訪問。最近はTVの取材や雑誌ピア焼き肉特集でグランプリを取ったりでいつも満席状態が続く。「もう忙しすぎてかなわんわ」とマダムがこの日ものたまう。
ビールで乾杯してまずは突き出しのスジポン酢。黒毛和牛なので味わいもとてもいい。こういった端肉でも深みがあるのがいい。かなり上質である。
この店長居駅から結構近いんだけどとっても辺鄙な場所にある。しかし最近は私を含めいろんな方のブログやテレビ取材で土日は常に満席状態。私は気の置けない仲のいい友人との焼き肉にいつも使わせてもらう。カウンターでひとり焼き肉も贅沢だけどとてもいい。
店内にはテレビもあって一人でゆっくりと焼き肉大会もオツなものである。焼き肉もおいしいけど奥さんやお母さんもとっても優しいしざっくばらんにお話しされる。ご主人もサービス満点。
最近は名物のロース肉の薄切りを目指して遠方から来られるお客さんも多いらしくこの日も予約の電話が鳴りまくる。。
いつもお願いする超薄切りタン塩。。口に入れるとトロけます。マジで・・・上質の国産のタンの根元。。塩こしょうと胡麻だけの調味。材料は脂で真っ白け。美味しいものはビジュアルも美しい。
ハラミさがりの筋800円を所望。もちろん味付けは塩でいただく。。しっかりめに焼いて食べると肉の味がよくわかる。包丁目がしっかり入っているのが嬉しい。
てっちゃんは脂乗りまくり。。しかしあっさりしているのは上質である証拠。。。脂の甘さが秀逸。美しいカット。上質な甘い脂と酎ハイレモンの組み合わせは最高。
そしてメインイベントのロースの薄切り1300円。。今現在関西で焼き肉を一番食していると言われるヤキニクストの焼き肉の女王こといかりんさんにこちらの店をご紹介したところ彼女自身がこの店の近くに住んでおられて幼少の頃にお父さんにに連れられよく来たお店と言っておられた。その彼女もこの薄切りロース肉のファンで雑紙ピアの焼き肉グランプリにこの商品を紹介されておられた。
大きくサシが入りまくりのロース肉を丁寧に一枚一枚手切りをして甘くて辛くて深い味のモミダレでも見込んで店主が客の前まで来て焦げないように焼いてくれる。
パッと身は屑肉の寄せ集め。しかし実は最高級の肉を惜しげもなくモミダレで揉みまくっておもむろに鉄板で焼いてくれる。焼けたニンニクと醤油の香りが半端なく食欲をそそる。半焼けくらいの状態で火を切っておもむろにレモンを搾って完成。
焼きたての肉は脂がほとばしる肉の甘みとタレに絡んだガーリックの旨味が絡み付き、醤油の辛みや肉の焦げの香り、焼き上げた直後にふりかけたレモンの酸味やヤンニンジャンの辛みなどが複雑に絡まって最高の深い味を作り上げる。
店主のお母さんが作られるナムルは普通なんだけどその普通がかなりレヴェルが高い。ビールのアテとしても素晴らしい出来であるが私はいつも白ご飯の上にこの薄切りロースを乗せて周りをこのナムルで飾り、ナムルとお肉でビビンバを造る。
この自分で作る特製ビビンバは当初【のりちゃんビビンバ】としていましたが2012年11月1日より羽曳野市役所の内本氏に生ビール一杯でネーミングライツさせてもらった。ピアに載っていなかったのが残念であるがこのビビンバは【ウチモトビビンバ】という名前として永遠にこの店に登録されている。
酎ハイかハイボールで食すのが私流なんだけどそれくらい濃くて深い味。。見た目以上に旨い事は保証します。史上最強の〆のビビンバは夜歯を磨かずにいれば翌朝まで余韻を楽しむ事が出来る。わかんなかったら奥さんに聞いてください。食べ方メニュー構成などちゃんと選んでくれます。
■大阪市住吉区長居1-12-4
■電話:06-6692-6171
■営業時間:17:00~23:00
■定休日:火・第1・3月曜日