ナパバレーのワイナリー巡りの帰りに標記の店を訪問。”Yountville(ヨントヴィル)”という所に位置するニューアメリカン風フレンチレストランで現在全米一予約の取れないレストランと言われ、2003年と2004年には世界のトップ50レストランランキングの世界No.1を獲得。また2006年にミシュランガイド”サンフランシスコ・ワインカントリー”版が出版されて以来、ずっと連続して3つ星を取り続けている唯一の超有名店。
世界中からグルメ、セレブ、各界の要人が集まり、とにかく一生に一度は行ってみたいレストランとも言われる。
アメリカには、「フレンチランドリーの予約を取る方法」というサイトまで存在するらしい。今回は正規の方法で2ヶ月前の午前3時にネットにて申込み。サーバーがダウンする中でなんとか奇跡的に4名の席を確保。
石造りの店の外観は立派なレストランという感じではなく田舎の2階建てのアパートのような感じ。以前はフランスの夫婦がフランスのスチームランドリー店を経営しており、 改装してレストランとしてオープンしたことから、そのまま名前をThe French Laundryにしたらしい。
洗濯バサミをモチーフにしたフレンチランドリーのロゴやナフキン留めはそのことを物語る。今ではこの建物はアメリカ合衆国の指定する歴史登録財に指定されているらしい。
お店の中もこじんまりとしていて、超高級レストランという感じではなく、和やかな感じ。堅苦しいムードもなくスタッフもカタコトの日本語を使って気さくに話しかけてくれる。
コースは日替わりで2種類。9種のChef’s tasting menuとベジタリアン向け9種のTasting of Vegetablesのいずれか。どちらもプリフィックスコースとなっており値段は同じ310ドル。選択する品によっては30−100ドルの追加料金がかかる。
アミューズが2皿登場。
先っぽに烏賊のタルタルが乗った一口サイズのもの。。。。
クッキーのような生地に挟まれたもので中は判らなかった・・・ワイナリー巡りでワインを飲み過ぎて意識朦朧・・・・
アイランドクリークのオイスターとキャビアを真珠に見立てたタピオカが入ったサバイヨンソースで仕立てたものでこちらのお店のシグニチャーメニュー。とてもクリーミーでキャビアの塩っけとの相性は抜群。これは年中提供されるらしい。
プラス60ドルでキャビアとマグロのタルタルの料理に変更出来る。
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2皿目は人参と豆の料理で豆を潰して煎餅状にしたものが秀逸。
これもプラス30ドルで鴨のフォワグラ料理に変更。クリーミーで甘くて何とも言えない美味しさ・・・
地中海のターボットという魚の表面をぱりっと焼き上げて低温火入れしたもの。。。あしらえはじゃが芋のガレットとピューレ。
パンは近くに同レストランが経営するパン店のもの。美味しすぎるけど食べ過ぎたらお腹いっぱいになるのが悩ましい。
レアに火入れされたプリプリのオマール。繊維が強くてナイフでカットしにくい・・・
ココアでラミネートしたパンと自家製バター・・・驚くほど美味しいと友人は言っていたがワインをさらに飲み過ぎて意識朦朧。
ウルフ牧場という所で獲れた羊の肉のソテー。ヘーゼルナッツやサワーチェリーのソースとともに頂く。
仔牛を低温調理したものでキャラメリゼしたレンズ豆のソースもビックリするくらい美味しい。仔牛の身はしっとりしてビロードのような舌触り。
プラス100ドルで和牛に変更。。これは普通に美味しい・・・
マンゴーのソルベが出てきて・・・
大きな桃のプレゼンテーション・・・・
その桃を甘く炊き上げたものなど・・・
チョコレートとハーブティー。。。その他にクッキーも登場でデセールだけでコース料理となりそう。ここまでで約3時間半。。。
帰りに調理場を案内いただき見学させて頂く。。
料理の内容は評判に違わぬ名店らしい完成度で大満足。特に気に入ったのは1皿目のキャビアとオイスターのサバイヨンソースと2皿目のフォアグラのテリーヌ。
今回の食事はワインとTAXを含めると一人あたり700ドルの内容。又来年来る事が出来るように仕事頑張ります。