友人と表記の店で食事会。外国帰りだったのでずっと寿司を食したい願望があり地元で最近いいものを出してくれる表記の店を訪問する。最初に生ビールで乾杯をする。突き出しは自家製の剣先烏賊のゲソを使った塩辛(写真なし)これがかなりクオリティー高かった。
新酒もたくさん入荷していたので辛くないお酒を所望すると福島県の飛露喜の純米
無濾過生原酒を出していただいた。そのお酒とともにお造り盛りあわせ。
長崎産の脂乗りまくりの鯖、3日熟成させて旨みありまくりの石鯛、クエのお腹の部分、平目の目葱巻、中トロ。。どれも厳選されたネタばかりでとても美味しい。ご主人はほとんどのネタは鶴橋の市場から、鮪やコハダは築地から取り寄せていると言っておられた。
寿司の前にアテをいろいろ。3時間蒸した鮑は旨みもたっぷり。泉州のワタリガニも肉が甘くて栗の香りもして穂紫蘇の辛みがアクセントになり日本酒との相性もバッチリ。湯でたての白子は新鮮でむっちりしてとても甘い。炭火で焼かれた今が旬の太刀魚はタレが辛い。素材は抜群なのに少し残念。
この辺りで握っていただく。徳島産の甘鯛の昆布締めは熟成感と旨みが強烈。煮ハマグリはもう少しレアだともっと美味しいんだけど許容範囲内。カワハギは肝と紅葉おろしで食す。塩で水分を抜いた金目鯛は旨みが凝縮。真ツブ貝はしっかりと包丁目を入れて食べやすい工夫。クエのお腹の部分をさっと炙ったものはコクと独特の脂の旨みが口一杯に広がる。最近は近畿大学で洋食に成功したと言う話も聞いたことがある。
合間に出るセコ蟹の身と卵の入った茶碗蒸し。出汁が辛くて残念。完全なる塩分過多。ご主人は寿司に専念しているのでこういった仕事を若い弟子にさせているため忙しいときはどうしてもチェックが出来ない・・・旬の食材なのにとても残念。。
ミディアムに締めたコハダの一枚漬け。個人的にはこれくらいの〆具合が美味しいと思う。熟成感もありコハダの握りとしてはかなりレベルが高い。軽く炙った北寄貝も甘くて美味しい。煮穴子は限りなく柔らかく炊かれていてしかも全く煮くずれていない。最後に好物の海老を所望。水槽に泳ぐ大きなものをレアに湯がいてさっと握ってくれた。当然身は甘々で味噌がアクセントになってするりと喉を通ってしまう。
会計は一人15000円。どれもがかなりいいものばかりで大満足。価格は北新地の約半額くらい。。若いご主人は研究熱心なのでまだまだ進化しそうな感じです。
阿倍野の王子町にある店は駅からかなり遠くかなり辺鄙な住宅街の路地裏に佇む。
「王子サーブ」発祥の王子卓球センターも近くて福原愛ちゃん、石川佳純ちゃんも何度も来たことがあるらしい。
この日は隣の席に金井克子さんが座っていました。一青窈がカバーした「他人の関係」が上戸彩の出てたドラマの主題歌になって最近再ブレイクしたと聞いた。
40年前に流行したこの曲は「パッパッパパッパ~ パッパッパパッパ~♪」と男性スキャットのイントロと交通整理の警察官のような代わった振り付けが特徴で彼女は鼻にかかったような声で淡々と歌っていたのを記憶している。
どういうわけか歌詞も諳んじていて一曲すべて歌えた自分の記憶力に驚いた。少し調べたらシングル42枚出してるらしい・・年齢は今年70歳らしいが全くそうは見えなかった。。
*逢う時にはいつでも 他人の二人 ゆうべは ゆうべ そして今夜は今夜 くすぐるような指で ほくろの数も 一から数え直して そうよ はじめての顔でおたがいに 又も燃えるの 愛した後 おたがい 他人の二人 あなたは あなた・・・
前回の松寿司はこちら
大阪市阿倍野区王子町3-13-7
06-6622-5723
11:30〜13:30
17:00〜22:00
月休(祝・営業)