地元の友人を急遽誘って天王寺の表記の寿司店を訪問。戦後の闇市が発祥の阪和商店街と言うかなりレトロな場所に位置するんだけど最近は新しい串焼きの店が増えたりしてどの店も活況を呈している。当然こちらの店も満席で10分くらい焼き鳥屋の兄ちゃんとしゃべりながら時間をつぶす。
店内はカウンター席が7名、入り口に円卓が2組。カウンター後ろにも2名程座れるテーブル席。
今年の1月にオープンと言っておられフレンチと寿司BARで修行を積まれたご主人と若い男性2人の3名で切り盛りする。ビールで乾杯をして好きな物を好きなだけ注文。メニューを見ると寿司以外に天ぷらや旬の野菜のオリーブオイル焼きなどお酒の肴が多い。それを狭いカウンタ−横で調理するのでかなりムシムシする。
明石のタコがあったので軽く焼いてもらってポン酢で食す。予想よりも美味しいので嬉しい。周りの店は古いお店と最近出来たお店が混在して古い店はディープな昭和の雰囲気が色濃く残っている。
茶碗蒸し600円は凡庸。
賀茂茄子の煮揚げはいい線いってるんだけど出汁が弱い。茄子の肉質もいいだけに残念。この辺りは調理人の年季不足。客も若い方ばかり。刺身盛りあわせ7種1280円とオススメ握り ¥880-(5貫) が定番の注文の仕方らしい。雰囲気から言って気軽なお店なので若い方が自分で行くお寿司屋さんとしてはいいと思う。
寿司は小振りで食べやすい。エンガワが乗った平目、剣先烏賊、脂たっぷりで皮目を炙ったのどぐろ、梅肉をのせたタイラギ貝。どれもが秀逸。
好物の海老は冷凍だけど安いからいい。穴子はふわふわ450円。旬の秋刀魚は脂たっぷり。富山の白海老も美味しい。総じてレベルは高いと思うが店内の清潔感が不足。若い方には気にならないかも知れないが・・・
精を付けるために鰻の白焼きを所望。尾っぽの部分ばかりでこれはこれで美味しい。2種類の塩と本ワサビともにいただく。
鰻と一緒に十四代の雄町を所望1400円。ででんと出てきてなみなみとコップに入れてくれるが8尺くらいであろうか。フルーティなー吟醸香が感じられとても美味しい。3500円くらいの定価だと思うが楽天等のネットでは一升25000円位で販売されている。。
支払いは2人で12000円くらい。雰囲気と店を考えるとあまりコスパはよくないかな・・・お造りと握りのお任せを頂いて追加の握りを注文するという方法が王道だと理解。
大阪市天王寺区堀越町14−4
電話:06−6777−5305
営業時間:16:30~23:00
定休日:日曜日、祝日