2023年08月

肉 峯がみ

北アルプス登山から帰ってきて早速、日本橋にある会員制の焼肉店を訪問。住所・電話は未公開。ビルの5階に位置する。カウンター8席と店の奥に個室のテーブル席あり。食道園で約30年修行された店主が満を持して最近オープン。メニューは焼き肉のコース3種類としゃぶしゃぶのコースなど。

今回は特選焼き肉コース15000円を所望する。焼肉はこのほかに10000円、12000円のコースあり。

最初に味噌をつけていただくスティック野菜、ナムル盛り合わせ、タンの煮込み、白菜とエリンギのキムチなどが供される。

最初にユッケ登場。ユニークな器と盛り込みも面白い。旨みの強いもも肉を使用していて食道園とよく似た甘めのタレが特徴。

サービスと接遇はご主人の奥さんが担当。箸置きにも小さな仕掛けあり。ところどころ目を引くような小物やサインを探すのも楽しい。

焼き物のスタートは塩タンから。続けて2皿提供されるがどちらかがオーストラリア牛でどちらかが和牛のタンでブラインドの食べ比べ。酢橘を絞って頂く趣向。双方とも美味しかったが和牛の味の異なりはしっかり感じることができてなんとか面目躍如。

続いてタンの根元。。塩胡椒で味付けされているのでそのまま頂く。包丁で細かく筋を切っているのでとても食べやすい。肉の旨みがしっかりわかる部位。

続いて薄切りサーロイン。脂たっぷりでさっと炙って鬼おろしの入ったポン酢でさっぱりといただく。焼き肉の美味しさで言えば最高峰の逸品。

華網スタイルにカットしたツラミ。食道園の華網カルビは昔から有名。ツラミ肉独特の硬さは全く感じない。和牛を使用しているため脂感もあってとても美味しい。しっかり目に焼いて白ネギを包んでいただくと口の中で甘い肉汁が溢れまくる。

口直しの生ピーマンの肉詰。ちょっとした酒肴もとても美味しい。

白くなるまで揉んで洗い込んでスプーンで黒い部分を削ぎ取った生センマイ。和牛なので旨みがとても強い、赤色ソースも突き抜けた美味しさ。

続いてタレ焼き用のはらみ登場。こちらもオーストラリアと和牛のブラインド食べ比べ。タレ焼きだけど肉の食感と旨みの異なりを楽しめて楽しい。こちらも希少な和牛のサガリ部分ということが的中。もみだれと相性のいい酸味のあるつけだれはひたすら軽くて肉の味を一切邪魔しない。はらみのお供のご飯は宮崎県都城産でご主人の奥さんの実家で作る減農薬有機肥料栽培の米とのこと。美味しすぎて食べ過ぎてしまうのが難点。

カウンターの冷蔵庫には部位ごとに分けられた肉の塊が入っていて、焼く前にご主人から肉の説明とプレゼンテーションが行われる。

続いてのタレ焼きは赤身だけどサシのある木の葉型の「ミスジ」とさっぱりとして甘い「トンビ」という部位。どちらも脂も強くなくてさっぱりと美味しくいただける

続いて足の付け根の部分の赤身肉のカメノコ。肉質は柔らかくて繊細な味わい。

ホルモン3種はアカセン、テッチャン、上ミノ。どれも新鮮で美味しくいただけた。

お腹いっぱいなので冷麺は少なめで所望する。スープの突き抜けたおいしさにびっくり。自宅でできるセットをお土産でもいただいた。どの肉も黒毛和牛の最高品質のものを使用。サシの入り方も脂のおいしさも他店に比べてワンランク上の味わい。

さっぱりとした巨峰のグラニテでフィニッシュ。

五味子(オミジャ)茶という中国茶は体調によって感じる味が異なり、体の悪い箇所がわかるというものらしい(私は酸っぱく感じたのでストレスが溜まっているとのこと)

お店のHPはこちら

こちらのお店を訪問されたい方はご紹介させていただきますね。
→ shatyo@nori-net.jp


カテゴリー 日本橋, 焼肉 |

しゃぶ亭 かっぱ横丁店

梅田で一人で肉を食べたい時によく利用する表記の店を訪問。現在キタとミナミに2店舗ずつあるとのこと。

店内は25のカウンター席が厨房を囲むように配席される。席毎に1人サイズの底の深い銅鍋が1つずつ用意されている。メニューは牛肉と豚肉のどちらかのしゃぶしゃぶをチョイス(ミックスも可)。肉のランクによって価格は変わる。注文ごとに冷蔵庫から凍った肉の塊を取り出してスライサーで超薄切りにカットする。今回は上牛豚しゃぶジャンボコース¥3,089(税込¥3,397)を所望する

しばらくして着皿。かなり薄くカットしているのであっという間に火が通る。脂身もしつこくなくて柔らかで円やかな食感。濃厚で甘味と酸味を感じる胡麻だれにつけていただく。野菜はポン酢を使用。卓上にあるネギ、ニンニク、一味を投入するとさらに味がしっかりする。

最後に極太の〆のうどんが出されてフィニッシュ。 太いけど柔らかでもちもちしてとても美味しい。一人でも気兼ねなくお腹いっぱいしゃぶしゃぶをいただけるいいお店です。

大阪市北区芝田町1-7-2
06-6373-0739
11:00~23:00 (22:00 L.O) (ランチ16:00まで)


カテゴリー 梅田/JR大阪, |

洋食 三久食堂

このブログをいつも見ていただいている読者様から連絡をいただいた西成のおすすめ洋食店を訪問する。環状線の芦原駅から近く、なにわ筋沿いに位置する。店の裏手にコインパーキングあり。

暖簾のかかった店のファザードはかなり昭和感あり。店内は壁に向かってカウンター4席と4名テーブルが3つ。かなり高齢の奥さんが接客担当で自ら柔らかい店の空気を作られている。厨房では40代の男性と女性で切り盛り。

11時過ぎに訪問したが店は満席。店の前や壁にもメニューが掲示されていたけど詳しい内容がわからないので周りの客の食べているものを観察する。

ポークチャップ900円
Aランチ    850円
Bランチ   700円
海老フライ  750円
ハンバーグ  450円
ビフカツ   450円
ミンチカツ  450円
ハムエッグ  450円
オムレツ   450円
ハムサラダ  450円
野菜サラダ  450円
うどん    200円
目玉焼き   200円

Aランチ850円はとんかつにミニ海老フライとハンバーグの豪華3点盛り。今回はハンバーグ500円とメニュー外なんだけどほとんどの客が注文している「黄そば200円」を所望する。

しばらくして着皿。ハンバーグは小さいけどきちんと手作りされていてかなり美味しい。醤油の入ったデミグラスソースもいい。玉ねぎや肉の旨みもしっかり感じることができる。固めに焼いた目玉焼きの下にはパスタが隠れている。

名物の「黄そば」は中華麵のような縮れタイプではないストレート麺。スープは濃いめで甘く、うどんの昆布出汁のような感じ。七味唐辛子をしっかりかけていただく。海苔が溶けてさらに旨味を醸し出す。

何度も水を入れてくれるホールの奥さんの懸命なホスピタリティには涙腺が緩む。食事のおいしさや安さもだけど、客へのちょっとした声がけに心が入るいいお店です。ありがとう(涙)

大阪市浪速区塩草2丁目4-19
10:00〜14:00
06-6561-3959

*いいお店の情報お待ちしています
→ shatyo@nori-net.jp


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