2015年05月

魚一  アポロ店

空港リムジンバスに乗る前にアポロビル地下2階にある表記の寿司割烹店で昼食をとる。今は寂れ感漂うアポロビルが出来た頃からあると思う。1972年開業だからおおよそ40年はこの地で営業されているのであろう。最近はハルカス効果に伴い、テレビ取材もよくあるようで平日昼間も客が殺到する。店前には大きな水槽があり生きたすっぽんや大きなオコゼ、伊勢エビやウツボなどたくさんの魚が泳ぐ。ある意味大衆的で面白い。

お店は天然の魚にこだわりお昼の定食は魚の種類で価格が変わる。夜は予算を言ってメニューを考えてもらうのがいつもの注文の仕方。寿司や鰻もあるし夏はハモ料理、冬は河豚漁類が安く頂ける。この日は「お任せお造り定食」1480円を所望する。この日も店内は満席状態で人気のほどが伺える。

2015-04-18 11.58.55

お造りを除いたものが最初に登場。強烈なインパクトを持つカンパチの頭が丸ごと出てきたのにはワロタ。平目の卵の炊いたんと荒汁とご飯。。これだけで胸が一杯になる・・・かなり豪快だけどこの頭は食べにくいな・・・あと若い女性には難しいと思うが。

2015-04-18 11.59.24

しばらくして刺身が登場。蛸、鯛、甘エビ、カンパチ、ホタテ、サーモン、天然ハマチ、マンボウの肝。このマンボウの肝がこちらのお店の名物で濃厚でかなり美味しい。お酒が欲しくなる逸品。

調理の仕方が荒いのが玉にきずだが個人的には気にならない。神経質な人には厳しいかもしれない。接客もアットホームで気さく。おっちゃんの行く居酒屋そのままて感じか。

天王寺ミオにもお店があるのでそちらの方は少しこざっぱりしてるかな。

大阪市阿倍野区阿倍野 あべのアポロビル地下1階
06-6649-4652
営業時間:11時~22時
定休日:月曜日

<p><a href=”http://tabelog.com/osaka/A2701/A270203/27002845/?tb_id=tabelog_b45fdaae0602a65bc61091f5231d173e4c6af0de”>魚市</a> (<a href=”http://tabelog.com/rstLst/RC010103/”>割烹・小料理</a> / <a href=”http://tabelog.com/osaka/A2701/A270203/R6536/rstLst/”>天王寺駅前駅</a>、<a href=”http://tabelog.com/osaka/A2701/A270203/R6531/rstLst/”>天王寺駅</a>、<a href=”http://tabelog.com/osaka/A2701/A270203/R1707/rstLst/”>大阪阿部野橋駅</a>)
<br />昼総合点<span style=”color: #32CD32;”>★★</span><span style=”color: #A9A9A9;”>☆☆☆</span> 2.5
</p>


カテゴリー 天王寺/阿倍野, 和食 |

邯鄲小吃館 (ハンダンショウチュカン) 5月

後輩君たち7人で浜口町にある中国家庭料理の表記の店を訪問する。店主の井口氏は最近は出張料理等で忙しく4月にテレビの情報番組で紹介されたので予約もままならない状況となっている。

2015-04-28 09.04.55

まずはビールで乾杯して円卓で用意された大量の冷菜を皆で頂く。

全くクセや臭みを感じない牛の心臓の醤油煮込み。食感のいいえのき茸にマスタードソースをぶっかけて海ぶどうを載せたものはあっさりとした仕上がり。砂ずりの酢の物は香味野菜がアクセント。ごま油の香りのいい乾燥湯葉とセロリの和え物はこちらの店の冷菜の定番。豆腐にピータンを載せたものとアンチョビを載せたものは紹興酒にぴったり。低価格だけど甕出しのいいものをご用意されている。瑞々しい胡瓜に甘い味噌をつけたものは口直しにぴったり。

2015-04-27 17.34.50

鯛の刺身の中華風だけど広東料理のそれとはレベルも味も全く異なる。生魚の臭みもなく下処理の妙を感じるお酒がどんどん進む逸品である。これはかなり美味しかった。

2015-04-27 17.35.06

最近必ず出していただく鶏の丸焼きにしたものを醤油で煮込んだもの。八角の香りと中華醤油の香ばしさが食欲をそそる。見た目はピカピカしてツヤツヤして美しい。身は柔らかでいくらでも食する事が出来る。頭もついていて脳みそが御馳走らしい。隣に座る主賓に食べていただく。

2015-04-27 18.31.45

ここからは温菜の始まりで狭い厨房の中で家庭用のガスコンロとテフロンのフライパンで簡単に作られる。最初はスルメイカのクミン炒め。クミンと塩と唐辛子というシンプルな味付け。烏賊が新鮮なのでかなり美味しい

2015-04-27 19.02.40

豚肉を甘辛に炒めたものを豆腐の皮で包んで頂く料理。ここまで来たらお酒が進んでしょうがない。。見た目よりもあっさりしているのに驚く。

写真はないがトマトの砂糖掛けで口を冷ます。

2015-04-28 09.05.47

黒胡椒が効いた豆乳煮込みは甘い蜂蜜が塗られたバケットにつけて食す。中国の家庭料理では普通に作るものらしい。まさに目からうろこである。

2015-04-28 09.06.15

〆は名物の羊肉の水餃子。この日はプレーンのもの+中華風トマト煮込みのものも作っていただいた。もちろん皮から手作りされる。中国では水餃子は皮を食べる料理で団子のような食感がとても楽しい。プレーンのものは黒酢でいただく。この店の羊肉餃子になれてしまうと他の店の餃子は全く別の食べ物のように感じる。もっちりとした食感と、噛めば口の中にあふれだす肉汁はクセになる。

これらのコースがで6名以上で一人3000円。強烈なコスパに皆驚きまくり。この日も滞在時間4時間。焼き飯とか日本風のメニューはないので子供には難しいかな・・・

大阪市住之江区浜口西2-11-18
06-6678-3078
営業時間 13:00-23:00
定休日 木


カテゴリー 住吉, 住吉公園, 中華料理 |

ボストン ②

ボストンマラソン前日はアルコールを控えて炭水化物をとりに中華街にある香港少食を訪問。

2015-04-19 19.06.06

ボストン交響楽団を指揮した小沢征爾さんもこの店のワンタンめんをこよなく愛したという事らしい。小食は「おやつ、スナック」という意味だけど90種以上のメニューを取り揃える大衆中華料理店。さすがに中国人が多い。英語よりましな中国語を使ってワンタンメンを所望する。

2015-04-19 19.15.19

出てきたものはかなりのボリューム。カットしていないプリプリの海老の入った大きなワンタンが約10個ぐらい。麺は固くて細麺でこれは好みの問題。スープは鶏の出汁で薄めだけど胃に優しい。周りを見渡すとどのメニューもボリューム満点。これもやっと完食出来るサイズ。これで7ドルはとても良心的なり。

2015-04-19 11.58.29

レースの前日はエキスポ開催の近くのフードコートで日本人ランナーが集まっての昼食会に参加。ベテランの方やアメリカ在住の方ばかりでいろんな事を教えていただいた。そのフードコートで頂いたのがロブスターの身をパンで挟んだ豪華なロブスターロール。かなりの量のボイルドロブスターが入っており食べ応え満点。チャウダーと一緒にいただけば晩ご飯にもなる感じ。

2015-04-19 11.58.38

お店の方お薦めのレモネードもクエン酸摂取のために頂く。全部で20ドルだけどかなり美味しかった。

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以下JAL機内食。最近は機内に調理師がいるのであろうかかなりレベルが高いのに驚く。

2015-04-22 14.44.24

前菜はフリーンアスパラのフランと茄子とリコッタチーズのムースの上にスモークサーモンの乗ったもの。これは手がかかっているようだが凡庸。

2015-04-22 14.56.22

前菜として九つのマスに仕切られたお膳が登場。左上から鶏肉のカピタン漬け(南蛮漬け),鶏と焼き貝柱、若布、セロリの酢味噌掛け、マッシュルームとホワイトアスパラの白和え、新筍などの春野菜の炊きあわせはかなり秀逸。雲丹・イクラ・黒豆の乗った豆腐もかなり上質であった。鮪のゴマ醤油焼きは中はレアで刺身状態。クリームチーズとサーモンの薄皮巻変わり味噌添えもチーズと味噌の相性が抜群。豚バラの味噌煮もいいしサーモンで葱を巻いて焼いたものもワインに合う。これだけで大満足だけどあくまで前菜と言うのに驚く。アングロサクソン仕様なのであろう。

2015-04-22 15.12.06

主菜は鯛の田舎煮に牛蒡の餡をかけたもの。これは奇をてらい過ぎであまり美味しくなかった。あとは炊きたてのご飯とみそ汁と香の物。気圧調整する炊飯釜を使用しているのであろうかご飯だけは美味しかった。

2015-04-23 01.09.53

あと軽食で好きなものを好きなときに食すことができるが虫養いに焼きホタテとウニとイクラの丼を所望する。ごま油の効いた醤油ダレがパンチあり過ぎて微妙な感じ。これもアングロサクソンやアジア系にはいいのであろう。

しかしここ数年でJALの機内食のクオリティーが格段と向上した事は紛れもないもない事実である。ほぼ地上の料理と遜色ないものが出てくる事に驚くボストンの空。


カテゴリー 海外, レストラン |