邯鄲小吃館 (ハンダンショウチュカン) 5月

後輩君たち7人で浜口町にある中国家庭料理の表記の店を訪問する。店主の井口氏は最近は出張料理等で忙しく4月にテレビの情報番組で紹介されたので予約もままならない状況となっている。

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まずはビールで乾杯して円卓で用意された大量の冷菜を皆で頂く。

全くクセや臭みを感じない牛の心臓の醤油煮込み。食感のいいえのき茸にマスタードソースをぶっかけて海ぶどうを載せたものはあっさりとした仕上がり。砂ずりの酢の物は香味野菜がアクセント。ごま油の香りのいい乾燥湯葉とセロリの和え物はこちらの店の冷菜の定番。豆腐にピータンを載せたものとアンチョビを載せたものは紹興酒にぴったり。低価格だけど甕出しのいいものをご用意されている。瑞々しい胡瓜に甘い味噌をつけたものは口直しにぴったり。

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鯛の刺身の中華風だけど広東料理のそれとはレベルも味も全く異なる。生魚の臭みもなく下処理の妙を感じるお酒がどんどん進む逸品である。これはかなり美味しかった。

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最近必ず出していただく鶏の丸焼きにしたものを醤油で煮込んだもの。八角の香りと中華醤油の香ばしさが食欲をそそる。見た目はピカピカしてツヤツヤして美しい。身は柔らかでいくらでも食する事が出来る。頭もついていて脳みそが御馳走らしい。隣に座る主賓に食べていただく。

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ここからは温菜の始まりで狭い厨房の中で家庭用のガスコンロとテフロンのフライパンで簡単に作られる。最初はスルメイカのクミン炒め。クミンと塩と唐辛子というシンプルな味付け。烏賊が新鮮なのでかなり美味しい

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豚肉を甘辛に炒めたものを豆腐の皮で包んで頂く料理。ここまで来たらお酒が進んでしょうがない。。見た目よりもあっさりしているのに驚く。

写真はないがトマトの砂糖掛けで口を冷ます。

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黒胡椒が効いた豆乳煮込みは甘い蜂蜜が塗られたバケットにつけて食す。中国の家庭料理では普通に作るものらしい。まさに目からうろこである。

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〆は名物の羊肉の水餃子。この日はプレーンのもの+中華風トマト煮込みのものも作っていただいた。もちろん皮から手作りされる。中国では水餃子は皮を食べる料理で団子のような食感がとても楽しい。プレーンのものは黒酢でいただく。この店の羊肉餃子になれてしまうと他の店の餃子は全く別の食べ物のように感じる。もっちりとした食感と、噛めば口の中にあふれだす肉汁はクセになる。

これらのコースがで6名以上で一人3000円。強烈なコスパに皆驚きまくり。この日も滞在時間4時間。焼き飯とか日本風のメニューはないので子供には難しいかな・・・

大阪市住之江区浜口西2-11-18
06-6678-3078
営業時間 13:00-23:00
定休日 木


カテゴリー 住吉, 住吉公園, 中華料理 |