2013年04月

うれう 4月

私が最もヘビーユースする玉出にあるうどん屋さん。。どんなお店かは過去履歴から見ていただくとありがたい。最近はアボガドうどんやジャージャー麺などTVの取材も受け遠方からのお客さんも多いと聞き及ぶ。

ご主人はパッと見た感じは取っ付きにくそうだがうどんにかける情熱やおいしいうどんをお客様に食べてもらいたいという気持ち、もっとうどんがおいしくなるにはどうしたらいいのか・・・というのを年柄年中考えられている。

きなこのうどんや湯がきたての麺で作る焼うどんなど創作意欲も強烈でそのどれもが思いつきでではなく食材の相性や出会いを考え科学的なアプローチを持って考えられるので何を食しても不味いわけがない。僕はそんな店主の人柄が大好きでいつもいつも通ってしまう。。最近は近くのコインパーキングがいつも一杯で少しご無沙汰。

「今の時期のおすすめは」とたずねると「ピーマン」と答えられる。。。意味がよくわからんかったけど「それじゃあピーマン」をオーダーする。店主曰く「僕は自分の店の商品でアボガドうどんの次に美味しいと思うのがピーマンなんです」と更にわからん会話が続く。。。

そうしてしばらくして出てきたものがこちら・・・

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正式名称は「ぬるいうどん」シリーズの「ピーマンと豚肉の炒めに玉子焼きを添えただけのシンプルだけど美味しいUDON780円」ピーマン、玉ねぎ、豚肉を中華鍋で炒めてフワフワの玉子焼きを添えてその上にちくわの天ぷら。。

ぬるいうどんシリーズはこのほかにもナポリタンの味のする「小エビの甘酢UDON750円」、豚バラ肉の天ぷらの入った「豚の甘酢UDON750円」、野菜炒めと唐揚げと目玉焼きがのっかった「ソースUDON790円」、最後に残った汁が最高に美味しい「豚と玉子とキムチのうどん800円」、桑田圭佑が最高に旨いと言ったキノコとフライドポテトの入った「焦がしバターのぶっかけうどん880円」など。

店主曰く『暑いから冷たいうどんを食べたり、寒いから熱いうどんを食べたりするのではなく人肌というか優しい温かさのうどん、ぬるいうどんはどうですか』とメニューにメッセージ。

「ゆで卵とうどんは合わない」と言う店主。私も全く同意見。。。フワフワの玉子焼きと豚肉の炒めを13回くらいぐちゃぐちゃにかき回してとの指示。。その通りにしていただくと目からうろこの美味しさ。。。

ピーマンのシャキシャキした感じと軽い苦みが大人な味。すべての味が混在しながらもいいハーモニーを奏でる。豚肉の炒めも軽い味付けでうどん出汁の邪魔をしない。まさに春らしいレジェーロな飛び跳ねるような味わいである。

この店何を食しても美味しいよ!!丁寧に作るから時間のあるときに行ってね。。

06-7504-8104
大阪市西成区玉出中2-13‐23
定休日火曜
駐車場は近くのコーンパーキング

うれううどん / 塚西駅玉出駅東玉出駅


カテゴリー 玉出, 塚西, 麺料理 |

白い家

帝塚山にある表記のカフェでティーブレイク。このお気に入りの店は帝塚山のマンションの一階にあるんだけど通りから一段下がった所にあるので知る人しか知らない。駅からも遠くて周りにコインパーキングもない。

実はこのお店は私が高校生の頃(30年前)によく学校帰りに通っていたお店で昔は現在の場所から歩いて5分の姫松駅前のビストロエピスさんが入っている場所でずっと営業されておられた。当時から店の中はジャズが流れてイケメン店主とその奥さんが作る美味しい自家焙煎のコーヒーと自家製ケーキで多くの地元のお客さんでにぎわっていた記憶がある。

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ご主人は白髪になっているがスタイルは昔のまま、奥様も相変わらずマダム然としていて素敵オーラ満載。若い当時は親からもらった少ないお小遣いからこの店の酸味の効いたコーヒーとフワフワの真っ白なチーズケーキやプリンを食べながら友達とくだらん話をしながらも青春を謳歌していた記憶がある。お店はずっと昔の1967年にオープンされたと聞く。実に46年も続く老舗カフェ。。。凄過ぎる。。。加川良さんの唄で「白い家」というのがあってその唄のモデルのお店。バリバリのフォークソング。。。

加川良「白い家」はこちら

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入り口には焙煎機が置いてあってレジ横には美味しそうなケーキが並ぶ。店内には大きな時計があってたぶん昔から過変わっていないんだろうと思う。。昔から時間の合っていない掛け時計が一杯並んでいて店の隅っこに大きなチェロが鎮座。これも昔と同じで嬉しくなる。

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大きなスピーカーから流れる音楽を聴きながら手巻き時計に囲まれて素敵な時間を過ごすことが出来る。ご夫婦の趣味生の高さに敬服。ただのレトロじゃなくてお一人様がとても似合う空気感がある。ケーキ・プリンは今もすべて奥さまの手作り。一番人気のパンプキンケーキは早い時間になくなってしまうことが多いと聞く。テイクアウトの紙袋がとても可愛くてハイセンス。。脱帽なり。。

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注文はもちろんレアチーズケーキとホットコーヒーで650円。

レアチーズがとってもまぶしいぐらい真っ白で崩すのがもったいないぐらいのキレイにカットされた扇形。46年間ずっとこの形。クリームの部分がとっても柔らかくてフワフワ。無添加で卵を使っていないとメニューに書いてある。だからこの柔らかさと白さなのねと納得する。チーズの酸味がかすかに感じるマイルドな甘さも昔とおんなじ。

昔はちょっとええ感じの高級なケーキと思って食していたが今となっては素朴で懐かしい味わい。。この店のチーズケーキは私の若い頃の苦い思い出や青春時代の欠落感を呼び起こす希少なご馳走。。あの頃は自分をもっと認めてもらいたいという「渇愛」に苛まれていたなあと今になって思う49の春。

TEL 06-6653-9493
大阪市阿倍野区帝塚山1-23-14 帝塚山セントポーリア

白い家カフェ / 塚西駅帝塚山駅東玉出駅


カテゴリー 塚西, 帝塚山, カフェ |

石焼鍋いっしん 4月

週末ランニング塾の帰りに友人と表記の店で反省会。上質なモツを和風の出汁(信州長野の特選赤ミソ・白ミソ秘伝の味を加えた特製味噌と、牛骨を24時間以上炊き出した旨みたっぷりのダシに魚介系の魚粉を加えた濃厚あっさり出汁)でいただくお気に入りのお店。

モツはすべて国産なのが素晴らしい。それぞれのモツを丁寧に下処理。。。特にハチノスやセンマイは臭みも癖も全くない。。メニューは白モツ3種の盛合せ(小腸、赤セン、ハチノス) 750円と赤モツ3種の盛合せ(ツラミ、ハート、センマイ) 800円の2コース。。これにいろんなホルモンや肉を追加でトッピングする。

この日は白モツと赤モツの組み合わせにシマ腸、トッポギなど店主にお任せのトッピングをお願いする。キム兄にそっくりの店主はあまりしゃべらずとっつきは悪いが仕事は真摯で美味しいものを作ろうとする情熱が凄いものを持っている。

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キャベツじゃなくて白菜なのがポイント。新鮮なモツととってもよく合う。小腸はプルプルで限りなく甘い。。。アカセンも固くなくてとても味が深い。。すべてのモツがいつもながらかなり新しい。。出汁にホルモンの旨味が加わってそれが野菜に移って美味しすぎて酎ハイがすすみまくる。。。

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この日のスペシャルメニューがグレンスの焼き肉。フランス料理では脾臓(肝グレンス)をいうが今日のはツラミの横のリンパの部分。どちらにしてもホルモンの中でもとても希少で市場にもあまり出回っていないと聞き及ぶ。じっくり焼くと旨味たっぷりで肉を食しているなあと言う気分になる部位である。噛めば噛むほど味がある。。

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途中でパスタマシーンで作るという自家製麺を投入。もともちとした平麺でこの麺だけでもお店ができるくらいの佳品である。

最後の〆は残った出汁にご飯を入れて作るパエリア風の焼き飯。野菜ととモツのエキスがたっぷり。。この店で頂くお酒は辛口日本酒のソーダー割りにライムを入れたもの。。口の中がとてもさっぱりする。難点は飲み過ぎてしまう事。食べまくって飲みまくってお腹がはち切れそうになる。

会計は一人3000円弱。。。財布にも優しいいいお店なり。。

大阪市阿倍野区西田辺町2-6-3

06-6696-1112

石焼鍋いっしんもつ鍋 / 鶴ケ丘駅西田辺駅長居駅


カテゴリー 鶴ヶ丘, 長居, 西田辺, , 焼肉 |