2012年06月

たこ竹

寿司ロボットの展示会をマイドーム大阪で見てその帰りに松屋町の表記の店に行く。たまに食べたくなるこの店のちらしと箱寿司なんだけどこの日は職人さんが出前中とのこと。せっかくなのでお茶をいただきながら待つ。

以前に比べて店内はすっきりと整理されていたのに驚く。テーブルが3つと機能しないカウンター席。昔は新聞が山積みで出前用の容器がそこらへんに散らかりまくっていた。

この店創業は天保2年かららしく吉野寿司と同様、生粋の関西寿司のお店なんだけど昼間は握りの定食もあった。現在は6代目のご主人が昔と変わらない製法と厳選された素材で伝統の大阪寿司の味と技を守っておられる。

箱寿司1400円を所望する。しばらくして出来上がる。。

 

見た目も麗しい箱寿司で一つの寿司の中に鱧のすり身を使って焼いた厚焼き卵、丁寧に焼かれた穴子(無茶旨でした)、昆布で締められた鯛、こだわりの瀬戸内の赤足エビ。。ご飯に中には甘い椎茸が挟まれていて食味も芸術的である。

別注の赤出しもとても美味しい。。寿司を作っているご主人は多分先代のご子息ではなく雇われている方であろう。

しかしながら一生懸命に寿司を作って時には出前もし、仕入れも行かれると聞く。顔は具志堅用高そっくり。。スーパーマリオにも似ている

1831年から綿々と続くこの店は大阪の宝である。。ホワイトナイトが現れてなんとかこの店の火を消さずに存続し続けてほしいと心から願う。

持ち帰りがおすすめ。。。

大阪市中央区松屋町住吉3-8
電話:06-6762-1848
営業時間:11時~19時30分(木曜日はお休み、第2木金は連休)

たこ竹寿司 / 松屋町駅谷町六丁目駅長堀橋駅


カテゴリー 谷町六丁目, 寿司 |

イルマーニ

毎週金曜日は長居公園で仲間とランニングの練習会。最近は気候も良くなって20人くらい集まる。。私と同世代くらいの女性もたくさんいらっしゃる。皆さん健脚であるとともによくしゃべる。走りながらここまでよくしゃべることが出来るなと思うくらい良くしゃべる。

ワイワイがやがやしながら走るのは私も嫌いではないが体力が必要なことも事実。。走力別に皆で一緒に走るのでクラブ活動みたいでとても楽しいのだけど話をする体力を温存しないと行けないのでいい心肺能力の訓練になる。

話しかけられると応えないと行けないと思い必死で走りながら私もしゃべる。。これは実にいいトレーニングである。。心肺機能と脳幹が鍛えられそうである。話の内容もいろいろで「誰かが誰かに似てる」とか「ミトコンドリアがどうした」とか出場するマラソン大会の話とか・・・ああこの人たちは純粋に話をするのが好きなのねと理解する。

音楽を奏でて相手に何かを伝えるとか、感心してもらうとか、目立つとかそんな低次元の話でなく自分で「ああ気持ちいい」という感じなのだろう。。あと生活に刺激が足りないので脳が緊張や興奮を求めているのかもしれない。。

「さぎちゃん(私のこと)はランニングのウエアの下に下着(パンツ)はいてるの」と聞かれる。。女性の皆さんの興味が多種多様であることに感心する。。「パンツの線が写っていないので履いてないのかと思った」と続く。。ああ時代が変わったのねと感じ入る。。

そんなことはどっちでもよく和気あいあいと練習をして銭湯で汗を流しいつも行く西田辺路地裏の表記の店に突撃。当然いつもいただくワインセット2000円。この日は男4人で伺ったので料理が8品チョイス。お酒は銭湯で生ビール、この店でスパークリングとチリ産の白と赤のワインを所望する。

鶏肉の野菜ロールは火入れの温度に工夫しているのであろう。しっとりしてとっても美味しい。洋風のだし巻きも野菜たっぷりで体に良さそう。烏賊のトマト煮もワタと一緒に煮込んでいるのでバケットに一緒にいただくといい酒の肴になる。オリーブオイルに塩こしょうをたっぷり入れてワインとともにいただくとボリュームたっぷり。

サーモンマリネを大根で包んだ物はすっきりした味。自家製の田舎風テリーヌもとっても食べやすい。奥に隠れているのが切り立ての生ハム。。

野菜のトマト煮込みは温かい料理。。。夏野菜がとても美味しく感じる年齢になったと感じる。この店はご主人一人でされているので混雑してきたら少し時間はかかる。

豚バラ肉の蜂蜜煮込みは赤ワインにぴったり。。。いつも10時頃に入店して1時間過ごす。こんな時間帯でもお客はいっぱい。。みんないい店をよく知っておられる。。イルマーニってジョルジョアルマーニからとって名付けたのかな。。とつい考える夏の日の朝。

阿倍野区西田辺町1丁目1-6. 06-6608- 2488.

18:00~23:30.

定休日, 日曜日・祝日.


カテゴリー 西田辺, イタリアン, バル |

奈良の里山料理 ほうらんや 6月

奈良県橿原の万葉ホール内にある私どもが経営する地産地消レストランが6月下旬に夏のメニューに変わるということで試作品をいくつか試食する。

ハンバーグはチーズフォンデュのソースが追加。。どうして夏場にチーズフォンデュか理解できないがハンバーグが以前より改善されており肉汁がしっかりあってふんわりしたハンバーグ生地とドミソースとチーズの相性が秀逸である。

この他の夏の新作は地元のトマトのスライスした物をグリルしてハンバーグに乗せたもの。。。

分厚くカットされたカツ丼も温泉卵がいいアクセントになって食べ応えあり。。見ただけで美味しそうと言うモノを作れという指示のもと担当調理長が必死で作った物である。写真はカツ200グラムのボリュームバージョン。1100円なんだけどほとんど利益なし。

ディナータイムは地元産のヤマトポークバラ肉のしゃぶしゃぶ食べ放題1800円や生ビール198円などお得な献立が満載。。。この店は場所はへんぴなんだけど今や客数もドンドン増えてランチタイムは少しお待ち頂くこと恐縮である。

自家製のシュークリームもカスタードに地元の大和撫子玉子を使用し仕上げにきな粉をかけた逸品。。これが税込み150円。。。一定量しか作らないので売り切れ必至。。

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