2010年08月

南蛮亭 本店

歌舞伎座の裏はうまくて安い店が立ち並びしょっちゅう侵入する。この場所はやけに焼鳥屋が多く高島屋の前に鎮座するデパ地下にも多く入っている「正起屋」や大手チェーン店など20メートルごとに焼鳥店が並ぶ銀座通りである。その中で私が昔からミナミで焼き鳥はここと決めているのが「南蛮亭」。 裏口の入りぐちが焼場になっていてカウンターが煙たいけどリアル感があっておすすめ。 平日でもオープンと同時に満席になる超繁盛店。 肥後橋にあるカレーライスのある南蛮亭も有名だけどこちらもいぶし銀の渋さで正統派のオーセンティックな焼き鳥を堪能できる。 tatakinanban.JPG 生ビールと鶏のたたきをまず注文。鶏のたたきはしっかりとした歯ごたえのモモ肉。レモンを絞ってネギと 揚げニンニクや玉ねぎのスライスを一緒に挟んでいただく。。。 nanban.JPG 定番のねぎまはジューシーでミディアムな焼き加減が素晴らしい。甘辛いたれもとてもいい。焼場の兄さんは大量の注文を同じ串ごと(約15本くらい)をまとめて順番に焼いていく。焦げたところはハサミで切り取る。炭を調整しながら焼き過ぎないように器用に火入れをしておられる。見るからに新しい鶏肉とこの焼き姿を見て出てくる焼き鳥はまずいわけがない。。。 reba-nanban.JPG お店の兄ちゃんお勧めのココロ(心臓)をいただくと全くクセや臭みのないことに驚く。。コリコリのぷりぷりのしゃきしゃきでビールにぴったりである。レバーはタレを付けるたびに串から外れてタレの壺に飛び込む。。。これはレバーが新鮮なしるし。。これもミディアムレアに焼きこんで甘さ引き立つ逸品である。 tebananban.JPG つくねは見た感じ堅そうだけどふわふわの仕上がり。手羽先も炭火ならではの表面パリパリ中身ジュワ~の仕上がり。またこの手羽先が超でかで食べ応え満点。 renkonnanban.JPG 蓮根の肉詰め400円は蓮根の間に詰めているんじゃなくてまんまつくねが上に乗った感じ。。 皮110円の塩焼きもカリカリして最高。 yakibananban.JPG 焼場の兄ちゃん一心不乱に延々と休憩取らずおんなじ種類のものを繰り返しオーダーが通るたびに焼きまくり。この集中力と体力はすごい。。 segimonanban.JPG セギモも少し苦みがあってビールにぴったり。 sankakunanban.JPG サンカク130円も超でかで脂がじゅ~と染み出して最高。。ぼんじりというふうに言うところもあるよう。 jaganan.JPG メークインを炭火でしっかり焼きこむとホクホクの出来あがり。バターを付けるとかなり上質のじゃがバターとなる。周りは私の様なおっさんばかり。お店は散らかっていて広くはないが大阪の焼鳥屋という感じでコスパも最高。。。バス乗り場のすぐ横なので時間をつぶすのにもぴったりね。 大阪市中央区難波4-5-7 06-6631-6178 17:00~24:00、土日祝17:00~24:00 無休


カテゴリー 難波, 串料理 |

味の洋食 とん助

いつもよく行くニューとん助じゃなくてそこから東に車で5分くらい走ったあびこ道の駅の手前にある洋食店。この二つの店がどんな関係かはうかがいしれないがこちらの店も昼時はいつもいっぱいで大人気店。もろ頑固そうな親父が一品づつ丁寧に作られていて海老フライとヘレカツの盛り合わせとかトンカツとオムレツとの盛り合わせなどいろんなものが少しづつ食することが出来るのはうれしい。 tonsuketamago.JPG この店オリジナルのとんヘレの卵とじ。。。 分厚いヘレカツは超柔らか。。。豚肉そのものもええ味。カラッと揚がったヘレカツとふんわりと卵の衣をまとってやさしいウマウマの出汁の誰もが大好きな鉄板の組み合わせ。まさにランチメニューの逸品である。。ご飯の上に乗せていただけばラードの香りも香ばしく高級なカツ丼の出来上がり。。 親父顔は怖いがお客にはすごく優しいよ。。。 大阪市住之江区安立4-3-3 06-6678-5675 11:30~14:00・17:00~20:30


カテゴリー 我孫子, 住之江, 洋食 |

王様のスプーン

西天満にあるスパイスの魔法使いと呼ばれる美人女性店主が営むカレー店。。 周りはイタリアンやカフェ、和食にビストロなど多くの繁盛店がひしめき合う激戦区。その中で飛びぬけて傑出した真面目な優しいカレーを日々作り続けるこの店は私も大ファンである。。 スタンダードなカレーも超うまいし新作のトマト味のカレーも優しくて大好き。。 せやけどこの時期忘れてならんのが名物の「冷やしカレー」ちちんぷいぷいやその他のニュース番組でいつも引っ張りだこ。。。 hiyasikare-.JPG このカレーなんと900円。夏季限定で1日20食限定です。 さすがの私も冷たいカレーライスは初めて。冷たいカレーうどんはよくいただくが・・・ 冷たいサラサラのご飯に上にのっかってるチキンを炊いたスープを入れてそこにスペシャルなこの店のカレールーを冷やして入れて最後にコンソメのジュレ(煮こごり)を入れて完成。ジュレの食感が気持ちいい。。あっさりとサラサラ口に入っていく、まさに冷たい雑炊かお茶漬けの様。。。あとからじんわりとカレーの味が戻ってきてとても楽しい。。 辛さもちょうどよくてさっぱりしながらコクがあって食べ飽きない工夫がよく出来ている。一見きわものに見られがちだけどかなり研究し尽くしてつくられた逸品である。。 ぱっと見と味とが全然違うのも面白い。。。 posuta.jpg 店のファザードには丁寧に大きな写真も添えられている。。 チキンコンソメを液体と固体に分けたのが実にすばらしい。。。キンキンに冷えたスープがスパイシーなルート口の中で混ざってそれをコンソメジュレが辛さを和らげる。。。連立2次方程式の様な料理である。 まさにひと夏の体験。。。。。 夜はチョイ飲みバーもやっているよ。。。カレーコロッケとワイン最高よ! 王様のスプーン 大阪市北区西天満5-11-4 tel. 06-6362-8028 詳しくはこちら


カテゴリー 梅田/JR大阪, 西天満, 南森町, カレーライス |