桜富士山【大阪市 住吉大社】

ずっと前に偶然、店の前を通り温めていた表記の店を一人で訪問。結果を言えばずっと前からの探し物を見つけたような喜びをこの店で見つけてしまい4日連続で訪問してしまっている。中毒なのかストーカーなのか変態なのかわからないけどそれだけの価値を私はこのインド料理店に感じてしまったことは事実。

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住吉大社の近くの奥まった路地裏の閑静な住宅街に位置する。最近よく見る古民家を改造したお店なんだけどエントランスが最高にかっこいい。店の外にはいろいろと注意書きが書かれている。格子戸を潜って石畳を渡って玄関までの草花がたくさんあるアプローチも素敵。

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玄関で靴を脱いで6畳の居間に入るんだけどそのすがらに店主のタマちゃんがしっかりと応対していただける。ちゃぶ台が3台置かれた店内はかなり清潔。掃除がこれ以上ないというくらい行き届いているのにビックリ。チリも埃も全くない。縁側から見える前栽も素敵。

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天井にはシャンデリアとネパールの旗が吊るされている。食事はカレーだけではなくスパイスを使ったお番菜もあるのが素敵。選べるお番菜がついた定食のようなセットもある。この日曜日はサッポロビールとお番菜で昼酒を頂いた。

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「店内におけるすべての写真お断り」ということなので今回は店主のブログの写真を許可を得て拝借する。訪問後に店主のブログ「カレー道」を拝見する。この店を始めるまでに東京の有名店で修行して何度もインドやネパールを何度も訪問し、実験店を2年間東京でされて凱旋帰阪。フレンチやイタリアンの世界でよくあるパターンだけどツンとしたところがないばかりか自然体なんだけどスパイスの効いた店主からのおもてなされ感が半端なくて一瞬で胸キュン状態となる。

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以下メニュー

■ カレー
:冷やしカレー 1100円
:ブラックぺッパルチキン 1000円
:どスパイシィ ラムキーマ 1100円.
:鰤マラバーリ 1000円
:サンバルスープカレー 900円
:クルチャ御膳1500円
(好きなカレー・チーズクルチャ・ミニライス・アチャール・ミニドリンク)
:桜富士ミールス 1500円
(チキンor魚カレー・サンバル・ラッサム・パパド・アチャール・ミニドリンク)
:桜富士セット 1500円
(お好きなカレー1ッ・お好きなおばんざい2ッ・パパド・アチャール・ミニドリンク)
■ おばんざい
:砂ずりのコンヒィ 400円
:ひよこ豆のサラダ 500円
:季節野菜のアチャール 400円
:マサラ水茄子 400円
:マサラ鰹たたき 500円
:マサラ煮玉子 200円

これ以外にもいろいろとある・・・

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4日間でいろいろなものを食べたけどすべてのメニューを制覇するにはあと5日くらいかかりそうな感じ。王道のブラックペッパルチキンを初めて食したときにその美味しさに声も出なかった。

ブラックペッパーだけではないパンチの効いた様々なスパイスが脳を刺激し、鶏や野菜の甘みや旨みが口一杯に広がる。オイリーさもなくて食後さらに空腹感が増すような魔法のカレーである。

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スパイスで笑顔を描かれたご飯もジャスミンライスと日本のお米をブレンドしたものでぱさつきもなくしっとりして食べやすい。。

その翌日食べたドライタイプのラムキーマも肉感がしっかりしてはまりまくる美味しさ。美味し過ぎて涙が出そうなくらいだった。普通の家の台所で黙々と料理を作る店主の後ろ姿はガネーシャが降臨したかのようなオーラがある。(ホントに夢を叶えてくれそう・・・)

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又その翌日にいただいた冷やしカレーもどんなものが出てくるかなと思っていたがスパイスのよく効いた魚貝系の透明のスープを冷やしたもので今まで食べたことのないものなんだけどかなり口に合う。辛いんだけどずっとひりひりが残る嫌な感じではないのがびっくり。

4日目がトマトでクリーミーな海老カレー。甘くて滑らかで魚介の味も効いていてこれも一気に平らげてしまう。チーズをナンで包んだクルチャも追加注文。ワインが欲しくなる・・・

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隣の客が食していたハマチのカレーも横目で見ておいしそうだった。・・・アルコールもホッピーやオリジナルの旭ポン酢サワー(思っていたよりも美味しいのにビックリ)や本気のレモンサワーなどこだわりのものばかり。

お番菜もスパイスの効いた煮卵は10個くらい食べたいと思ったし、砂ずりのコンフィは低温調理やガストロパックなんかくそくらえと思うような柔らかさと美味しさ。ひよこ豆のサラダを一つずつつまみながらビールを飲むとこの時間がいつまでも続くような錯覚に陥る。

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アッチャルもキャベツの浅漬けや茄子やズッキーニなどいろいろ。そのまま食せばお酒のあてにカレーに混ぜれば味に変化。。客に喜んでもらおうという想いがすべての料理から出まくっていて食べて美味しく見て楽しい。まさに「泣けるカレー」である。

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お店からの注文や禁止事項がいろいろと多いみたいだけどすべてのお客さんに美味しくカレーを食べてもらおうという配慮からくるものなので面倒と思ったりお店の趣旨が理解出来ない客は立ち入らない方が賢明。

食後にいただいたホットチャイはクローブが程よく効いてカレーの後にぴったり。こだわりの珈琲もひっくり返るくらいの美味しさで話を聞くと豆は新潟から取り寄せておられるようである。

このブログに掲載しようか私の秘密のお店にしようとかなり悩んだが店主のタマちゃんから許可をいただき写真もブログからお借りしていいということでここにアップする。当然、食べログには不掲載。こちらはカレー界のシンギュラリティーを起こす名店であり、来年ぐらいミシュラン3つ星獲らないかな・・・とか思いながら店を出る。

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大阪市 住吉大社 カレーライス

川勝【大阪市 住吉】 【大阪市 住吉公園】 【大阪市 住吉大社】

住吉大社北側の一方通行の閑静な住宅街にある老舗鰻店。創業昭和28年なので60年をゆうに超える歴史がある。
普段からいろいろな鰻を食べ歩くがコスパ含めて一番好きかも知れない地元のお店。お店が小さいので満席で待つこともたびたび。昭和の空気満載の客席は4人掛けのテーブル席が2つのみ(カウンタ−もあるようだが座ったことはない・・・)お店はご主人と女将さんのお二人で営む。

此方の店では特上うな重2500円がマスト。丸々1匹分の鰻が入ってこの価格はあり得ないまず。他店では3500円は下らない内容。材料は三重産の小振りのものを使用。それを背開きにして一度蒸し上げてから焼く江戸焼きに仕上げる。

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丁寧に焼き込まれた鰻はタレが甘くないのでよくあるくどさを感じない。醤油が前に出た感のあるタレだけど静岡や東京、福岡で食べるような辛さの角はなくてご飯とのバランスのいい、品のある大阪風の塩梅となっている。

全体的にあっさりしているけど旨みも濃厚でエネルーギーがチャージされる感じがする。蒸し具合いもばっちりで口溶け感がとてもいい。

いつ来店しても大満足。鰻をたくさん食べたい時にこの店は重宝する。食感が軽いので1匹食べても膨満感がない。小さくカットされた鰻を卵とじにした「うな玉丼800円」もお薦めです。土用丑の日は当然大混雑です。。。

店の横に格安のコインパーキングあり。

大阪市住吉区住吉2-4-14
定休日:土曜日

大阪市 住吉大阪市 住吉公園大阪市 住吉大社

懐石料理徳 住之江本店【大阪市 住吉】 【大阪市 住吉公園】 【大阪市 住吉大社】 【大阪市 北加賀屋】

ビジネスでお世話になっている得意先様を私どものお店にお招きしての会食。今回はお茶室にダイニングテーブルを置いて日本酒とワインを楽しみながら季節の献立を楽しむ。

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ビールで乾杯して最初の先付けは穴子を炊いたものをペースト状にして豆乳と一緒に固めた穴子豆腐。その上に山の芋を掛けて穴子の白焼きを天盛りにしたもの。その上に出汁をゼリー状にしたものがかかる。植物性の大豆の甘味と煮穴子の旨みが旨くかみ合っていてかなり美味しい。

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活鮮として旬の鱚を細作りにしたもの。鮮度がよく、軽く昆布で〆ているので独特の癖も感じない。青森産の天然平目もこの時期のものとしてはいい脂がある。ガラスの器には明石の蛸の湯引き。丁寧に包丁されているのでとても柔らかい。真ん中に海藤花(蛸の卵)が入る。上に乗せられた梅肉も酸味を押さえて調味しているので舌あたりが柔らかい。器は信楽の作家もの。

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煮物椀は脂ののった鱧をすりつぶして山芋と卵白を足してすり身を作りそれを活鱧に巻き付けた糝薯。添えは小メロン(メロンの摘芽したもの)、最高級の秋田産の新蓴菜、卵黄を素麺に見立てて作ったもの。吸い口は青柚子。

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八寸は白芋茎のずんだ(枝豆ペースト)添え、天然鮎を蓼酢で焼きあげたもの、玉蜀黍糝薯は食材がかなり上質で甘かった。ホオズキに見立てた卵黄の味噌漬け、笹で巻いたクリームチーズの味噌漬け。鯛の身を木の葉の形に抜いて風干しにして揚げた鯛煎餅、松前揚げ、天の川と星に見立てた長芋羹とオクラなど。どれもかなり手のかかったものばかりでかなり美味しかった。

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大きなテーブルの上にラベルのない天野酒のプレミアム版を含めた日本酒をずらりと並べて料理と合わせながら飲み比べをして楽しむ。ワインもタイプの異なるものを飲み比べ。

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私どものお店の名物の但馬牛で作るローストビーフ。モモ肉を使っているのでとてもあっさりしているが小サシ(脂分)も入っているのと低温で調理しているためにぱさつき感は全くない。醤油ベースの野菜をしっかり使ったタレに漬け込んでいるので下味もあり和のローストビーフと言うか蒸し焼きでお年寄りにも大人気の逸品。

あしらえの野菜は出汁で炊き込んだ冬瓜、フルーツトマト、グリーンアスパラ、金時芋、マンゴー、アイスプラントなど。野菜は蓼酢の入った味噌でいただき肉は和のソースでいただく。

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掛け軸は「古今松に色無し」を掛ける。若いときに茶道を習っていたので4代前の家元が書かれたもの。意味は松は季節によって緑の色を変えたりせず、いつも平等であるという意味と聞き及ぶ。

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合肴として揚げ煮にした賀茂茄子の中に調味した天草産の天然車エビ、大振りにカットされた蒸し鮑、徳島産の雲丹、白玉団子が入る。あしらえは陸ひじき。ひんやりと涼味溢れる逸品。どれを食しても美味しかった。

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酢肴は明石産の太刀魚を芯にして胡瓜を薄くスライスしたものを巻き付けたもの。黄身酢と土佐酢でいただく。あしらえは下仁田こんにゃくと真菰茸、蓮芋など。器は織部。

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ご飯は伊賀の作家の特注の釜で炊き上げる。この頃になるとべろべろでかなり危なくなる。

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デセールはクラウンメロンと巨峰とマスカットと名物の自家製最中。焼きたてなのでパリパリしてとても美味しい。

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そのまま飲みに行こうと思っていたが思いのほか酔っぱらってしまい自宅に22時くらいに戻ると娘が彼氏を連れて皆で会食中。酔っぱらいのくだを彼氏に聞かせまくったら娘にかなり嫌がられた・・・一人で残ったワインをいただいたとさ。

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