カテゴリー:カレーライス

堕楽暮(darakure) 11月【大阪市 松虫】

阿倍野にある表記のカレー店を夜に一人で訪問。知る人ぞ知る「スパイスカレーの天才」と言われる堕天使カッキーさんの新店。ランチタイムはスパイスカレー推しで夜はスパイスを使った様々な酒肴とお酒を楽しむ店となる。昼と夜で暖簾のデザインも変わる。

場所は阪堺電車上町線、松虫駅前徒歩10秒。その隣には老舗てっちり「光」や異色バー「Bar意義なし!」などの名店が立ち並ぶ。
店内は広くていこごちのいい空間。BGMのレコードも耳に優しい。

ガッキー氏は在阪のカレーイベントにも引っ張りだこなので営業日は不定期でインスラグラムをチェックしての訪問をお勧めする。夏にオープンしたばかりだけど現在は全国からスパイスカレーファンが巡礼に訪れるほど。

最初にオリオンビールと但馬地鶏のたたき500円をいただく。ジンの香りづけに使用されるライムに似た香りのするハーブのジュニパーベリーで香り付け。みかんの皮を使った自家製の柚子胡椒が秀逸。

続いてせせりとエビのスパイス炒め700円もパンチのあるクミン等のスパイス感たっぷりの味わい。使用されるせせりもかなり新鮮。あん肝のスパイスコンフィ600円は70℃の低温調理で仕上げるとのこと。口内で溶けてなくなる新たな食感。染み込んだスパイスの香りは大人の味わい。どれも使用している食材のレベルがかなり高い。

このほかにもブランド豚の燻製肉、天然ハマチのスパイス漬け、鯛と牡蠣のスパイス蒸し、スパイス パスタなど。当然カレーもある(この日のカレーは真タラ、鱈白子のカカオココナッツカレー、maeda鶏のキーマ、ヨコワターメリックライスのミックス)

お酒も珍しいものがたくさんあってこの日はメスカルをストレートでいただく。

続いて鯛だし汁×鶏キーマのリゾーニ1000円(リゾーニは米粒のような形をしたパスタ)を所望。柔らかでコクのある魚出汁と鶏の旨み、バターの油分と香りが相まってなんとも言えない複雑で厚みのある美味しさを醸し出す。もちろんスパイスもしっかり効いていてお酒との相性もとてもいい。

最後に奥さんの「小麦のレ」さんがつくるスパイスケーキでフィニッシュ。柿を使用したタタンはまさに大人の味わい。とてもいい甘さが身体を優しく解してくれる。そのほかにもキャラメルシュークリームやマスターシードの入ったバナナブレッドなどもある。ドリンクはウイスキーを深煎りで淹れたコーヒーで割った特製のもの。どこまでも隙がない・・・・

久しぶりに凄い作り手に出会った気がする。。。

フランス産のオレンジワインを追加でいただいて店を出る。営業時間や営業日はインスタグラム等で確認。目から鱗の料理ばかり・・・

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大阪市阿倍野区松虫通1-1-4

大阪市 松虫 その他料理カレーライス

One Curry BAR M’s【大阪市 住之江公園】

住之江区にある表記のカレー店を訪問。ニュートラムの平林駅から徒歩5分。ヤマダ電機の裏の工場や倉庫の立ち並ぶ路地の中にある。

お店の正式名称式名称は
【洞窟と隠れ家にこだわり過ぎて、隠れ過ぎた暇な店 One Curry BAR M's】

近くにコインパーキングあり。11時の開店を狙って入店する。

最初にインターフォンで人数を伝えて入店できるかを確認。「一人です」と伝えると「どうぞ」との返事あり。

何の変哲もない倉庫の扉を開けるといきなり別世界の洞窟登場。
鍾乳洞の中をくぐり抜けるような低い天井の階段を登るとまるで洞窟の一角を切り取ったかのような空間が現れる。店舗のこだわりと作り込みの強烈なエネルギーに敬服する。

店内に入るドアも岩でできていてゴツゴツしていて開け方がわからない。壁も洞窟の中のようなので気をつけないと身体が当たって服や鞄が汚れる。

店内はカウンター4席とテーブル4席。昼のメニューは「バターチキンカレー1,000円(税込)」と「不定期カレー」の2択。迷わずバターチキンカレーを選択する。

続いてカレーの容器を普通の皿か飯ごうかを選ぶことができる。
面白いので「飯ごう」でお願いする。

しばらくして真っ黒な飯ごうが登場。蓋を開けるとバターチキンカレーのルーと竹炭を使って炊いた黒いご飯が姿を表せる。カレーをひとすくいして黒いご飯と一緒にいただく。バターの風味と柔らかく煮込まれたたっぷりの鶏肉がベストマッチ。辛いのが好きな方は辛味パウダーもあり。洞窟と飯盒という取り合わせはかなり面白い。(当然見たことがない)ご飯の上に乗る山芋の酢漬けのトッピングも美味しい。

夜はバーになっていて日本酒の種類もかなり豊富で高級なものもたくさん取り揃えられている。

ランチタイムはソフトドリンクがサービスになっていて瓶のコカコーラを所望する。店長さんもとても優しい。この店はかなりおもろいな・・・・

大阪市住之江区平林南2丁目6−7
06-7507-2335
11:00~23:00
不定休

One Curry BAR M'sバー / 平林駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 住之江公園 カレーライス

堕楽暮(だらくれ)【大阪市 松虫】

その世界では知らぬ人がいない「スパイスカレーの天才」と言われる堕天使カッキーさんが8月22日に自身の店をオープンしたという知らせを友人から聞いて早速ランチタイムに訪問。

ずっと昔は阿倍野で小さなお店をされていたんだけどここ何年かは出張料理や間借り営業ばかりだったので現在は連日ファンが押しかけていると聞き及ぶ。チンチン電車の松虫駅からわずか7mの場所に位置する。隣はてっちりの「光」がある。

外観からは分かりにくいけど「堕天使かっきー」さんと「小麦のレ」さんによるカレーとスパイスを使ったアテやスイーツが楽しめるお店で店内はゆったりした空間で感度の高い内装。BGMはレコードの優しくていい音が流れる。

この日のメニューは3種
・鯛出汁×鶏キーマカレー
・キノコ色々×いりこドロカレー
・ミカンピール香る牛キーマカレー

各900円、2種盛り合わせ1200円、3種盛り合わせ1500円となっている。今回は鯛出汁×鶏キーマカレーとキノコ色々×いりこドロカレーの2種盛りに「あん肝のハーブコンフィ」と「丹波鶏せせりスパイス焼き」のトッピング各300円をつけていただく。

20分ほどして着皿。ワンオペなので時間がかかるのはしょうがない。

黒いご飯は剣先いかとイカ墨とオリーブの炊き込みご飯、カレーの脇には紫蘇のようなマジョラムが香るワカモレと水茄子と柿のミントバニラ油和えが添えられる。この副菜のセンスだけでも敬服。

どう見てもスパイスカレーなんだけど日本人の口に合うようなグルタミン酸やイノシン酸などがしっかりと感じられる旨みたっぷりの厚みがあって深い味わい。途中で全てを掻き回して混ぜ込んでいただくと混然となった色々な味が幾重にも重なって口全体に広がり喉に落ちてからなお、優しいフレーバーが余韻として鼻腔に残る。単純に美味しいなあ・・・と思うカレーである。気がついたら綺麗に完食・・・

営業時間や営業日はインスタグラム等で確認。目から鱗のスパイスカレーです・・・さすがだな。。。

インスタグラムはこちら

大阪市阿倍野区松虫通1-1-4

堕楽暮カレー / 松虫駅東天下茶屋駅昭和町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 松虫 カレーライス