カテゴリー:イタリアン

イルポーベロディアボロ 4月【大阪市 大国町】

4月に訪問した忘備録です。。

木津市場横にある魚だけを使用する最もお気に入りのイタリアンレストラン。今まで数え切れないくらい訪問した。羽田シェフの独創性と芸術性と味の良さにひかれて全く飽きることがない。

羽田シェフはミシュラン一つ星の北イタリア、リミニ州の同名本店から暖簾分けを許された方で異なる食材の相性を科学的に考察し(和食では出会いという)、和のテイストを多く用いながら調味料やハーブを触媒としながら木津市場で仕入れる新鮮な食材を自在に操りながら緻密に論理性を確立しながらつくられる。シェフは最近は辻調理師学校の講師もされていると聞き及ぶ。

最初の一皿は低温調理された鯖の上に新玉ねぎと熊本の晩白柚というザボンのような柑橘を合わせたもの。アクセントとしての角切りの貝が添えられていてコリコリとした食感もいい。貝の出汁とオリーブオイルが添えられる。白い食器はすべて暖かみのあるイタリア製の「ヴィルジニア カーサ」。

乾燥させたフルーツトマトを鰯の出汁で戻して裏ごした鯛の白子のペーストを被せたもの。ハーブの香りの出汁のソースと一緒にいただく。

微塵にカットされたアオリイカと豆のサラダ。色々な種類と形状の豆の盛り合わせ。その中には火入れした烏賊下足と胡瓜が忍ばされる。キャベツの出汁でとったスープと一緒にいただく。

火入れしたアスパラガスに胡麻ペーストと濃厚なチーズの泡ソースを載せたもの。

微塵にカットした旬の桜鱒と薄くスライスして揚げた筍を合わせて山わさびをトッピング。ソースは魚出汁。

この日ペアリングしていただいたワイン色々。ほとんどイタリアの白ワインなんだけどそれぞれの味の異なりと料理とのマリアージュが楽しくて思わず「ほう〜」と声が出てしまう。

春らしい盛り付けの泉州産の赤足海老を使ったエビフライはブリオッシュの衣を使用。赤蕪、赤大根、苺、黒にんにくのソースとバラの香りのミルクの泡が添えられる。

鯛を桜の葉で包んで蒸したもの。ソースは魚介のソースと赤飯をクイジナートして出汁で伸ばして作ったものの2種類。結婚式の引き出物の鯛赤飯を再構築したもの。

メインディッシュが大きな鍋にヒバが敷き詰められて登場。。。杉の香りがなんとも言えない。

ヒバと一緒にワイン蒸しにした夏の高級魚のアコウとが後から皿に盛り付けられるという趣向。あしらえはレタスを丸めたもの

みじん切りにしたイカのラグーソースと手打ちの玉子麺でフィニッシュ。

大阪レモンのグラニテで口がさっぱり。

スペシャリティーのバナナチョコ

香り高いコーヒーと一緒にりんごとアプリコットのケーキ。。

この日の昼間は大阪から能勢まで車で移動してからの4時間のお一人様ショート登山。帰りは能勢温泉で汗を流して帰阪する。。

過去のディアヴォロはこちら

大阪市浪速区敷津東2-2-1-317 なんば木津まち横丁「○(エン)」内
TEL:06-4395-5150
営業時間:18:00~23:00
定休日:水曜日

 

大阪市 大国町 イタリアン

ANTICO【大阪市 塚西】 【大阪市 姫松】

帝塚山の最近出来た高地トレーニングのジムの帰り表記のイタリアンレストランを訪問。
場所は南港通り沿いの帝塚山駅近辺の坂を上がりきったあたり。辺鄙な場所だけどご婦人グループの会食で賑わっている。

前菜とパスタとドリンクのついたランチセット1300円を所望する。

前菜はアボガドと生ハムのサラダ、スルメイカのソテー、ラタテューユの乗ったキッシュ、野菜の煮込みなど。。どれもしっかりした味わいで満足。

パスタは茄子とモッツァレラのトマトパスタ。。ソースもしっかりと乳化されていて深みのある味わいがとてもいい。手打ちの平麺もオススメとのこと。。ご馳走様でした・・

大阪市住吉区帝塚山西1-1-24 パレセゾン帝塚山 1F
06-6675-4446

アンティコイタリアン / 帝塚山駅東玉出駅塚西駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 塚西大阪市 姫松 イタリアン

ジュンジーノ【大阪市 西天満】

11月に西天満にオープンした関西イタリアンの重鎮、八島シェフの新店舗。 未だ食べログにも掲載なし。数年前に淀屋橋のリストランテが閉店されてから早数年、以前のお店はリストランテな雰囲気でしたが、今度はオープンキッチンのカウンター席メイン。 コース12000円とアラカルトどちらもオーダー可。

座付は手作りの極細グリッシーニ。アルコールはペアリングでお願いする。最初はスプマンテ。。

前菜の一皿目はたこ焼き機で焼いたオマール海老を詰めたクレスペッレ(クレープのようなもの)。九条ねぎのソースでいただく。とてもユニークなスタイル。

2皿目は柔らかく戻した鮑のスライスと、真鯛のタルタルと茄子のピュレのミルフィーユ仕立て。上にキャビアが添えられる。紅芯大根の彩りもいい。

和牛テールの煮込みとポレンタ(トウモロコシの粉で作ったパンのようなもの)のオーブン焼き。 セロリアック(根セロリ)とフォアグラ添え。手前の黒いものは大きなマッシュルームのソテー。

イタリアピエモンテ州の名物の卵黄を使った手打ちパスタのタィアリン。手作りとのこと・・・

そのパスタを使った淡路三年フグのソースとルッコラとトリュフを添えたもの。

魚料理は真鯛のズワイガニ風味。バジリコと雲丹のペースト添え。ソースも美味しくてパンですくって全ていただいた。

魚料理にはコクのあるシャルドネを合わせる。

トスカーナ州でよく使われる幅広のパスタのパッパルデッレ。。

そのパスタはウサギとアンティチョークのソースで調理される。

メインディッシュは鴨、羊、鹿からチョイス。今回は子羊のソテーを所望する。

この料理にはしっかりとした膨らみのあるシラー種のワインを合わせる。

ドルチェ盛り合わせ。。。

プティフールとエスプレッソ。カトラリーはクリストフルやジノリやエルメスの器もふんだんに使用。 気楽なカウンタースタイルだけどライブ感もあってゆっくりと美味しいイタリアンがいただけるお店です。

北区西天満4-12-12
06-6365-8008

ジュンジーノイタリアン / 大江橋駅東梅田駅北新地駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 西天満 イタリアン