カテゴリー:イタリアン

ピッツエリア モリタ *谷六の有名ピッツェリア【大阪市 谷町六丁目】

松屋町駅と谷町6丁目駅の間くらいにある表記のピッツアテリアを友人と訪問。谷町6丁目駅2番出口から徒歩2分。長堀通りから少し入った路地にひっそりと位置する。谷町6丁目界隈はピッツアの店が4件くらいあるけどここが一番のお気に入り。

お店は青く縁取った扉とオリーブの鉢植えが目印。細長い店内は手前にテーブル席が数卓あり全体で15席くらい。厨房には真四角の鉄のピザ窯が鎮座する。ご夫婦2人で切り盛り。

こちらのお店のご主人はイタリアのエミリア=ロマーニャ州のラヴェンナというところの店で修業され、2001年にベネト州のパドヴァで毎年開催されるピッツァコンテストで外国人として初めて優勝した方とのこと。その時のユニフォームが店の壁に飾られる。

まずは前菜盛り合わせ3500円。かなりのボリュームでヤリイカのフリットや自家製のロースハム、生ハムと水牛のチーズ、とうもろこしのムースのようなものウオゼの南蛮漬けなどがしっかりと盛り付けられる。重ためのスプマンテと一緒にいただく。

続いてのピッツアはマダムにおすすめをハーフハーフでお任せする。9月限定の「オッティモ」はモッツアレラ、茄子のソース、ピーマン、ミンチ、ドライトマト、バジルソースで構成されたもの。

もう半分はトマトソース、モッツアレラ、トレビス、パンチェッタ、ゴルゴンゾーラの入った店主の名前をつけた「TAKESHI(イタリアでは自作ピザに自分の名前をつけるらしい)」をいただく。

しばらくして着皿。ナイフとフォークを使っていただくスタイル。よくある王道ナポリピザに比べて生地は薄めでモチモチした食感。耳部分が焦げてなくて分厚くないのもいい。

「TAKESHI」はトマトソースの酸味は穏やかなんだけどパンチェッタのパンチとチーズの味が後からやってくる。チコリの一種のトレビスの食感とほろ苦さがとてもいい。オッティも味わいはかなり繊細で様々な食材の味の重なりと香りが調和し、よく考えておられるなと感心する。

残ったピザは持ち帰りしました。ごちそうさまでした。。

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大阪市中央区谷町6丁目10-1
06-6777-1783

 

大阪市 谷町六丁目 イタリアン

インザグリーンガーデンズ西宮 *西宮ガーデンのピザ店

兵庫県立芸術文化センターでのコンサートの前に西宮ガーデン4階にある表記のイタリアンレストランを訪問。京都北山に本店があるとのこと。西宮ガーデンの中庭が見えるガラス張りのお店はとてもいい開放感のあるロケーション。土日は常に超満席になる地元の人気店。

冷たいスパークリングワインと共に極黒牛のローストビーフクレソンのサラダ1330円をいただく。生のマッシュルームもたまに食べると美味しく感じる。

万願寺唐辛子の窯焼きと唐墨1450円、炙り穴子の冷製カッペリーニ・大葉のジェノベーゼ1450円、生ハムと水茄子、マスカルポーネのサラダ1100円などどれも十分満足できるクオリティー。

入り口付近のカウンターにはピザ窯がおかれていて年配のスタッフさんが薪を焚べながらピザを焼きまくる。

マルゲリータブッファラ1980円を注文、水牛のモッツアレラを使用したもので薪火で焼いているので耳の部分も香ばしくてカリカリに焼けていて美味しい。サクッと食べてコンサートに行きました。

兵庫県西宮市高松町14-2 阪急西宮ガーデンズ4F
11時00分 ~ 23時00分

イタリアン 兵庫県

ダルーポ322 *初めていただく仔山羊のコース

友人に誘っていただき西宮の表記の老舗イタリアンを訪問。その時期の美味しいジビエを提供する店として関西圏では有名なお店。阪神西宮駅から西に徒歩5分の場所に位置する隠れ家のような庭のある一軒家。オープンして15年くらいになると言っておられた。

お店はキッチンの見えるカウンター席とテーブル席の合計10席でこじんまりした感じ。ご夫婦で切り盛りされていて入店した際にはシェフが仔山羊をすでに炭火で焼き始めておられた。

グラスシャンパンとともに前菜が提供される。ピカピカ光る関の真鯖の刺身。カットした後もアニキサス等の虫が身に入っていないかライトで何度もチェックされていた。ソースは青トマトをミキサーしたものをベースに調味されたもの。さっぱりしていてとても美味しい。

パンは自家製酵母のサワードウで食感はパリパリで小麦の味がしっかり感じられるもの。ここ最近いただいたパンで一番美味しいと思った。

毛蟹の身がたっぷり入ったカッペリーニ。トマトのソルベがてんこ盛りに乗せられる。夏らしいすっきりさっぱりした後味。

海鰻炭焼きは開かずにぶつ切りにされた状態で長時間炭火で火入れされる。日本料理では「蒲の穂焼き」というよく似た調理法があり、今でも東京日本橋の鰻店で提供されていると聞いたことがある。ソースはトマトとアクセントにバイマックル(タイ料理でよく使われる昆布みかんの葉)が使われる。

カウンター席から見ているとパチパチと音を立てて鰻の脂が炭に落ちて、そこで立ち上った煙と炎に炙られながら火入れされる。よくある養殖鰻と違って厚めの皮の中に身と脂と旨みと芳醇な香りが閉じ込められる。すっきりした味わいでくどさや重たさもなくて鰻の滋味だけが口に残る。

とうもろこしとアンズ茸(ジロール)のリゾット。とうもろこしがとても甘くて旬ならではの味わい。白ワインが進みまくる。

次に出てくるパスタは手で捻り込んで作ったもので一見うどんのよう。

山羊肉とマジョラム。オレガノのような繊細で甘い香りを纏いながら麺はシコシコ食感。ロゼワインと一緒にいただきました。

2時間半かけて炭火で焼いた仔山羊登場。焼きたてを塊のままでプレゼンテーション(写真は2人前)北海道産の月齢7ヶ月くらいのものを使用していると言っておられた。

銘々に盛り込まれて供される。この日は肋部分ともも肉の2種類。仔山羊は初めていただくんだけど脂分はほとんどなくて肉はかなり噛み応えがあり、濃くて深い味わいがある。噛めば噛むほど旨味が出るのでやめられなくなる。ラム肉と似て非なるものであることがわかった。

最後にももの骨の周りの肉を手づかみでいただく。赤ワインと一緒にいただくと多幸感に襲われる。

小さな山羊串もあとから供される。赤身部分と脂を交互に混ぜ込んでいてとても美味しい。

最後にコンソメ仕立ての山羊汁。塩分濃度は限りなく低く、山羊の旨みのみを引き出した完璧な出来栄えのコンソメスープに感動。想像しがちな癖や匂いは全くない。マリアナ海溝のような深遠な世界に引き込まれる。

山羊のチーズを使ったジェラートとパイナップルの冷たいスープ。焼いたいちじくの葉の香りも一緒に添えられる。

小さなお菓子とエスプレッソでフィニッシュ。

お酒もたくさんいただきました。また近いうちに食べたいと思いました。。いい体験をさせていただきました。秋からは鹿肉が始まるそうです。

兵庫県西宮市産所町3-22
0798-22-9744
18:00〜24:00
定休日:毎週月曜日・第1日曜日

イタリアン 神戸市