カテゴリー:イタリアン

Il Povero Diavolo (イルポーヴェロディアボロ)*大阪のイタリアン名店が東京に移転

大阪木津市場内で長年営業されていた表記の人気イタリアンが本年11月に満を持して東京に移転。独自の世界観を持つ和のテイストの入った料理は唯一無二のもので大阪の店がなくなってとても寂しく思っていた。オープンして1ヶ月が経過されたと聞いたので早速予約をして日帰りで訪問する。東京駅から電車で15分くらいの水天宮前という駅から徒歩8分くらいの場所に位置する。

ファザードは全く目立たなくてそこにお店があるとはわからない。以前の店と同様カウンター席が8つのみ。現在はシェフのワンオペなので夜1回転のみ。店名の由来は羽田シェフの修行先のミシュラン一つ星の北イタリア、リミニ州の同名本店から暖簾分けを許されたもの。こちらの場所を選んだのも食材の仕入れをする豊洲市場に近いためとのこと。毎朝、自転車を駆って上質な魚介類を目利きしながら選ばれる。その選ばれた食材を羽田シェフならではの独創性と芸術性を持って論理的に組み立てる能力にいつも脱帽する。

こちらの店で使用するカトラリーはステンレスを廃し、真鍮製のものを作家さんに作ってもらったとの事。ステンレスのスプーンやフォークでは料理の味が微妙に変化してしまうと言っておられた。

最初の一品は温かい冬瓜と蜆とケッパーのスープ。オリーブオイルが少し入る。蜆のコク深い味が秀逸。

三重県産の幻の魚と言われるオオニベを自家製のビールに浸して揚げたもの。身はしっとりして脂感もあってかなり美味しい・・・・

イトヒキアジの焼き鳥風。おろしたホースラディッシュと山葵菜が添えられる。炭火を駆使して表面はパリパリで中はレアに火入れされたもの。白ワインが進みまくる。

続いて小ぶりの剣先烏賊を塩をあててさっと炭火で炙ったもの。調味料はイカ墨とコリアンダー。素材が新鮮なので何をいただいても美味しい。。イタリアンではないような錯覚に陥る。

江戸前穴子を鶏出汁と青いレモンを使って炊き上げたもの。穴子の下はオータムポエム(アスパラ菜)と落花生。穴子は小ぶりだけど身厚のもので、このような穴子料理は今までいただいたことがない。。

羽田シェフと色々な会話をしながら目の前で作られる料理を見ながら食事ができるのがとても嬉しい。友人の家で食事をしているよう。

北海道産の大きなボタンエビを表面だけ薪火で炙り、刺身状態になったものに乾燥させた海老味噌パウダーをかけたもの。。シンプルだけどちゃんとイタリアンになっている。

黒キャベツとサッシー(ジャガイモ)、トレビス、小蕪、ナスタチウムのサラダ、 オータムポエムの茎をジューサーにかけたものがソースに使われる。

ズワイガニの出汁で炊いた大麦を敷いた蟹身に干しエビのXO醬を乗せたもの。卒倒しそうになるくらい美味しい。このような蟹料理も初めての体験。

次々と料理が繰り出される。。手際の良さは相変わらず・・・

幻の高級魚のイシナギの檜葉蒸し。クエやハタのような魚で最大200キロくらいのものがあるらしい。羽田シェフのスペシャリティの一つ

縮みほうれん草があしらわれる。魚は檜葉の枝に刺して供される・・・・

こちらのお店では肉料理も供される。薪と備長炭で時間をかけて火入れした宮崎牛のもも肉。赤身肉なのでスルスルと食べることができる。炭火、薪火、フライパンのみで全ての火入れをされる。当然コンベクションなどは使用しない。

パスタはエイと雲丹とボラのカラスミと鮪の乾燥パウダーにマイヤーレモンとカボスを加えたソースであっさりしながらも複雑な味。パスタひとつにもシェフの矜持が示される。

ドルチェは大阪時代と同じ・・・懐かしい・・・

チョコレートの中からとろとろの栗のクリームが流れる・・・・・

今回ワインはペアリングで10種類いただきました。最初のビールは大阪の醸造所で作ったオリジナル。アルコール度数6.5のしっかりとした飲み口。

会計はワインペアリング込みで37000円。魚介類中心の料理だけど、どのお皿も唯一無二で羽田ワールド全開。とてもいい時間を過ごすことができ大満足。余韻に浸りながら新幹線で帰阪。定期的に伺おうと思います。

大阪での記事はこちら

インスタはこちら

東京都中央区日本橋箱崎町14-7
03-4361-4724

イタリアン 関東地区

晃市 11月 *大正区の創作多国籍料理【大阪市 大正】

前月の訪問に引き続き大正区の表記のお店を5人で訪問。大正駅から徒歩20分、バスの利用が便利(駅から5分くらい)。こちらはイタリアンをベースにした無国籍料理の隠れ屋のような店で創業38年となる大正区を代表する老舗レストラン。35年前くらいによく通った記憶がある。

店内はカウンター8席と6人掛けテーブル1卓。本年65歳になるご主人ともう一人の男性で切り盛り。黒板には本日のこだわりメニューが90種類くらいずらりと並ぶ。メニューのほとんどは洋食だけど木津市場で仕入れる新鮮で高品質の刺身も数種類ある。ほとんどの客が好みを伝えて店主にお任せするという。

最初にビールと松葉蟹のジュレ1200円をいただく。蟹の身と味噌がたっぷり入ったグラスに酸味の効いたジュレがたっぷりかかる。見た目よりも食べ応えあり。

カブのスープはとても濃厚で食材もこのスープ用の品種があると言っていた。シャインマスカットとモッツアレラ1500円はさっぱりとした透き通った味わい。

名物たこのニンニクオイル焼き1200円は一見アヒージョのようなんだけど和風の味わい。オイルの中にポートワインと蜂蜜を煮詰めた秘伝のタレが入る。残ったオイルを持ち帰りにして自宅でピラフ等の味付けに使う客が多いと聞き及ぶ。このベースのタレは創業以来ずっと継ぎ足して使っていると言っておられた。

その甘塩っぱいタレを使った「たらの白子の香味焼き1200円(写真撮り忘れ)」もかなり美味しい。

この日のメインは天然河豚と松茸の土鍋蒸し。自家製のまろやかなポン酢でいただく。仕入れてから3日間熟成させた河豚は3キロオーバーのものでこの大きさしか使わないと言っておられた。

メニューにはない「賄いピラフ」はシラスや蟹の身など全部で35種類の具材が入っているらしい。ドリアやパスタ、リゾットもあるけど店主の一押しらしい。味も個性的でおすすめの逸品。

南部鉄の鉄瓶で入れたお茶は鉄分のせいで真っ黒。。店主のキャラも濃くて最後まで楽しく食事を楽しむことができました。予約必須です・・・

前回の記事はこちら

大阪市大正区泉尾3-3-1
06-6553-3337
営業時間 17:00-24:00
定休日 水曜

大阪市 大正 イタリアンフレンチ その他

晃市 *大正の老舗洋風レストラン【大阪市 大正】

大正にある表記のレストランを久しぶりに訪問。創業38年の大正区を代表する繁盛多国籍レストラン。35年前くらいによく通った記憶がある。大正駅から徒歩20分でバスの利用が便利。

店内はカウンター8席、8人掛けテーブル1卓。本年65歳になるご主人ともう一人の男性で切り盛り。懐かしい昔話を色々しながら料理を出していただく。

開店当初から仕入れは木津市場と鶴橋の市場でいいものだけを購入。食材と味へのこだわりは当時から強烈なこだわりの記憶がある。当然のことながら客筋もよく遠方からタクシーで来る客ばかり。

黒板には本日のこだわりメニューが90種類くらいずらりと並ぶ。選んでられないのでほとんどの客が店主にお任せするという。

こちらのお店の特徴は洋食だけど新鮮な刺身があること。この日も塩釜産の本鮪、てっさ、すさみの鰹、サゴシ、締鯵、伝助穴子などが揃えられる。

最初はビールと渡り蟹のジュレ1000円(写真忘れ)をいただく。

続いて名残の桃とモッツアレラ1500円。シンプルな料理だけどとても美味しい。オリーブオイルは創業時から最高のものを取り寄せて使用しているとのこと。

名物の蛸のニンニクオイル焼き1200円。35年前からアヒージョという料理が一般的でなかった時から提供されていた料理。オリーブオイルの醤油だれのようなものが入ったオリジナルソース。甘くて辛くてコクがある。微かな酸味はバルサミコではなくワインビネガーの香り。残ったオイルは持ち帰って焼き飯などに使われる客が多いらしい。

メキシカンサラダ2000円には焼き込んだ牛バラ肉が添えられる。本来は羊肉らしい。昔から料理を提供しながらもガッツリ話しかけてくる個性の強いオーナーに懐かしさを感じる。。

たらの白子の香味焼き1500円は火入れした白子にポートワインと蜂蜜をオリーブオイルであわせたソースでいただく。このソースは開業以来継ぎ足して作っているので独特の深みがある。38年間途切れたことがないと言っておられた。

そのほかの38年間継ぎ足しのソースを味見させてくれる。どれも真っ黒で年季が入りまくっている。

北海道産の牡蠣のフライ900円。。細かいパン粉が特徴・・・・

伝助穴子と松茸の土鍋蒸し2000円はポン酢でいただく。大きな土鍋で豪快に提供。

豚の生姜焼き1800円も安定の美味しさ。豚肉は厚切りだけどひたすら柔らかい・・・・

締めは渡り蟹のリゾットを所望。これでもかというぐらい蟹の身が入る。オーナーおすすめのまかないピラフは具材が32種類とのこと・・・・次回の楽しみにする。

コーヒではなく鉄球を入れて鉄分を出したお茶でフィニッシュ。これは初めていただいた。。

過去の晃市はこちら

大阪市大正区泉尾3-3-1
06-6553-3337
営業時間 17:00-24:00
定休日 水曜

大阪市 大正 イタリアンバルフレンチ