大阪府

岬 丘の上食堂

加太に鯛釣りに行った帰りに淡輪に立ち寄り標記の店で遅掛けランチ。
大阪の中で一番新しい道の駅「みさき」の中にあるセルフサービスの丼と麺料理のお店。

産直市場も併設されており近辺で獲れた魚や野菜果物も販売

しらす丼800円を所望。「地元で獲れたものを釜揚げしています・・・」とのことだが特にどうって事はない・・・
鯛釣りが釣価ゼロだったので落胆の中のランチでした。。。

大阪府泉南郡岬町淡輪5654-3 道の駅みさき内
072-494-0777
【営業時間】9:00~18:00

和食 大阪府

カタシモワイナリー

休みの日に友人に誘われて標記のワイナリーを訪問。関西ではこちらのワイナリーを始め、いくつかの地域に根ざしたワイナリーが存在する。それぞれが個性を生かしながら独自のワイン作りをされていると聞き及ぶ。

大阪でワインの醸造所は、柏原市にこちらと1件、羽曳野市に3件、大阪の島之内にフジマル醸造所の合計6件ある。

10時半に現地集合。国の指定文化財となっている昔の貯蔵庫を使ったテイスティングルームに案内いただき、社長自ら西日本一の歴史を持つカタシモワインの歴史やぶどうの栽培方など興味深い解説を聞かせて頂く。昔から日本人の味覚に合う上質のワインを作る事を目的に切磋琢磨されているとのこと。

説明を聞いたあとは熟成樽や発酵機、瓶詰したワインの熟成庫など工場内を見学させて頂く。工場内にはワイン作りの歴史を物語る明治から大正にかけて使用していた醸造器具が展示される

その後、ワイナリー界隈を散策。葡萄栽培で蓄財して立てられた「ぶどう御殿」や難波宮の元になったお寺、原料の水を汲む井戸など案内いただき、あぜ道を通って大阪平野を一望出来る、ぶどう畑に到着。街中はタイムスリップしたかのようななんともいえない風情がある。

この時期はぶどうの収穫はほとんど終了しているんだけど様々なイベント用にと少し残してくれていた。紅葉しかけた畑を散策しながらマスカットやベリーA、甲州ぶどうをつまみ食いする。市販されているぶどうよりも味が濃くて甘いのにビックリ。

ぶどうの枝の太さで甘さが異なること、老木はそれはそれで違った味わいのワインになる事。ぶどうは房の上の方が甘いという事などさまざまなことを社長からお教えいただく。

非日常的な時間を楽しんだあとは本社併設の古民家でのランチ。この日は界隈でナンバーワンフレンチと言われるアントワーヌの太田シェフの出張料理。

前菜は小振りのモンサンミッセル産のムール貝はかなり味が濃い。名古屋河豚のフリットと地鶏と豚バラのリエット。これにはキャンベルワークと言う赤のスパークリング

オードブルは紋甲烏賊と野菜のタルタル。下の方には生の甲烏賊、上部分は耳とゲソ部分を火入れしたものの2層となっていてボッタルガがかかる。ソースは南瓜とビーツと菊菜の三種類。温野菜のおいしさも秀逸。
これにはソービニオンブランの酵母菌を使用したデラウエアのヌーボ、タンクで熟成したシャルドネを合わせる。

魚料理は帆立貝柱のムースに赤足海老が入ったもの、上にはずわい蟹が乗せられて甲殻類のブイヤベース仕立てのスープと一緒に楽しむ。これには原材料がぶどうのダイヤモンドと呼ばれる樽発酵の合名山のシャルドネを合わせる。また同じブランドのメルローとも相性抜群であった。

この日頂いたワインは数ある中で社長自らセレクトいただいたもの。

肉料理は牛フィレ肉のポワレでマッシュルームと粒マスタードのソースがお見事。これにはタンニンが効いた3つのアッセンブリのワインを合わせた複雑系ハイブリッドのワインを合わせる。色も濃くて果実味がしっかり感じられるもの。これが日本製のワインとは言われなくては絶対に判らない。

焦がしたキャラメルがしっかり効いた卵たっぷりのクラシカルな焼きプリンにはアルコール度数35°のグラッパが登場

来る11月19日にはワイン祭りがあって畑の中や古民家でワインと料理を堪能出来ると聞いております。ワインとフード以外の参加は無料。

天王寺迄帰ってさらにハルカスのサンクレーゼでワインを飲んだとさ。。もはやアル中状態なり。

大阪府柏原市太平寺2−9−14
072-971-6334

大阪府

丿貫 (ヘチカン)【大阪府 東大阪市】

布施に仕事で寄ったついでに表記の店を訪問。商店街の外れにある煮干しラーメンで界隈では有名なお店。店内はカウンター席6席、4人掛けテーブル席2卓。ランチタイム終わり掛けだったので客は私一人だけ。この日のメニューは看板商品の「純煮干しそば780円」「煮干し清湯そば780円」鯛の中骨とアラを炊き上げて取ったスープを使用した「鮮魚白湯そば850円」「煮干しあえそば680円」の4種のみ。

この他にもノコギリガザミを使用した「マッドクラブそば」や「いかそば」「えびそば」も定期的に提供していると聞き及ぶ。この日は店主お薦めの純煮干しそばを所望する。動物性タンパク質を使わないラーメンを探求しているとの事。煮干しにこだわりがあり日替わりで煮干しを組み合わせていると言っていた。この日は秋刀魚とこのしろとのこと。

5分くらいで着丼する。滅多に見ない食欲をそそらない灰色スープにレアチャーシュが特徴的。トッピングはみじん切りのタマネギと貝割れ大根。

スープを頂くと独特のコクと苦味。豚骨のようなギトギトした脂は感じない。店主は秋刀魚を入れると苦味と脂がよく出ると言っておられた。魚粉を使うラーメンはたまに頂くがここまで煮干しが前面に出たものは珍しい。

細めの麺は低加水のぱつぱつ切れるしっかりしたタイプ。こういった強いスープにはよくあう。塩分控えめで化学は不使用だと思う。

レアチャーシュは大判でボリュームたっぷり。味付けは薄めでローストビーフみたいな食感。タマネギと貝割れ大根が口をさっぱりさせる。このラーメンはスープが特徴的なので好き嫌いはありそうだけど個人的には嫌いではない。

私の注文を作り終わったあと若い店主は2人分の賄いラーメンを作られる。極細麺を粉落とし状態で湯がいて新作ラーメンを研究。麺の状態が思っていたよりも良くなかったらしくすべてを廃棄されていた。ラーメンに対するこだわりと探究心はかなり強いようである。賄いは毎日ラーメン食べてるって言ってました。私に関西の美味しいラーメン屋を教えてくれとずっと言っておられた・・・・敬服いたしました。。

東大阪市足代南1-3-12
営業時間:11:30~14:30 / 18:30~23:00
火曜日定休

大阪府 東大阪市 麺料理ラーメン