お好み焼き

ふおーす 6月【大阪市 住吉公園】

仕事帰りに一人で住吉公園近くのヘビーユースする表記のお好み焼き店を訪問。人生お好み焼き一筋と言うオーナーのつくるお好み焼きは細やかなこだわりとスーパーテクニックで今や知る人ぞ知る店となり遠方からも多くのお客さんが訪れる。キャベツの切り立てにこだわったり生地を一日寝かせたりとお好み焼きのおいしさを徹底的に追及した情熱溢れる仕事ぶりはかなりカッコいいい。

ビールを頂きながらメニューにないスペシャルバージョンをお願いする。日本中で変わり種のお好み焼きをたまに頂くことがある。大牟田では「ダゴ」という35㎝四方の四角いお好み焼きを見たときは驚いたし豊中でリンゴの入ったものも食べてことがある。横浜ではパクチー入りとかパスタが乗っかったものも見たことある・・・そんなことはどっちでもいい。。

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一見普通のお好み焼きのようだが大振りにカットされたタコと刺身用の活帆立貝をてんこ盛りに入れてその上に豚バラをぐるぐる巻にしてのせる。そしてその上に更に豚キムチをのせて出来上がり。記事はふわふわでキャベツの甘味と豚肉の脂の甘味が調和して豚キムチが味を引き締める。僕の好きな食材ばかりで上質で贅沢なオーダーメードお好み焼き。名前はまだない。価格は1400円。価格以上の価値は間違いなくあります。普通のお好み焼きでも値段は他店の7掛けくらい。とってもリーズナブルで使いやすいよ。店の隣にコインパーキングもあります。

大阪市住之江区浜口西1-13-7

*本日からバンコク行ってきます

大阪市 住吉公園 お好み焼き

七つの壁【大阪市 我孫子】

30年前、バブル経済真っ最中のなか大学生の私は飲食店のアルバイトで稼いだお金を握りしめて高級住宅街の帝塚山にあるジャズを聞きながらお酒を飲む「ペントハウス」という店に夜な夜な通っていた。お金持ちの大人が集まる社交場で「カティーサーク」と言うウイスキーを背伸びして飲み大人の階段を歩き始めようとしていた。

バブルがはじけその時のお店のオーナーがあびこ交差点にお好み焼き屋さんを出された。今年でかれこれ25年くらいになるのではないかと思う。

一般的に飲食店が10年続くというのはかなりまれなことで昔は飲食店の寿命7年とよく言われていた。しかしながら今はライフスタイルの変化の早さから3年と言われる。
今も開業1年で6割の飲食店が閉店する。10年となると生存率は5%とよく言われる。20年の場合は0.3%で30年ともなると0.02%らしい。つまり5千件で1件しか30年続かないという事である。

その継続性の事由を分析するとクリンネスが最も密接に関係するといわれる。簡単に言えばお店が綺麗かどうかと言う事。こちらのお店も内装は古いけどピカピカに磨かれていて厨房も、フードも食器もグラスもピカピカ。こういった当たり前の事が一番難しい。

一方でグランフロントにある見るからに飲食プロデューサーが手がけたであろう格好のいい演出いっぱいのお店はオープンキッチンの中はぐちゃぐちゃでカウンタ−は手垢がついていて全体的に埃っぽい。
飲食店は店主を始めそこで働く人の心とスタンスがクリンネスに表れる。

そしてその目に見えない意識がお客様に伝わるという事は同業者としていつも肌感覚で感じている事である。
しかしそんな事はどっちでもよくシニアの友人数人とその店を数十年ぶりに訪問する。

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まずはビールと一緒に烏賊の塩焼き。多分冷凍の赤烏賊であろうか柔らかくて普通に美味しい。価格を考えると充分である。

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とん平焼きはこちらでは柔らかく煮込まれた豚肉が入っている。これもビールにドンピシャでかなり美味しい。店主との懐かしい昔話も味のうち。

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豚キムチも豚バラをカリカリに焼き上げているためにかなり美味しく頂ける。長年にわたりより美味しくなるような小さな改善を積み重ねておられると聞く。

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お好み焼きは客席の鉄板でスタッフが焼き上げてくれるスタイル。家族連れ等で幼児連れの場合は厨房で焼いてくれる。
メニューは名物の豚玉を始め「やまと焼き」「万国博焼き」などの変り種も数種。

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お酒のアテの葱焼きはポン酢で頂くとあっさりしてとても美味しい。見た目は普通の感じなんだけど生地も出汁がしっかり効いていてとても美味しい。

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スジコンもとてもいい仕事をする。いつもながら仲間とワイワイ言いながら食べるお好み焼きはとっても美味しい。

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そしてよくテレビでも紹介される「究極の豚玉 820円」はブタバラ付きロースと肩ロースを生地の上にぐるぐる巻にしたもの。ビジュアルのインパクトが素晴しい。

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豚の脂の甘みが噛み締めるとクチの中で染み出して外のバラ肉部分はカリッと香ばしくて中は肩ロースのジューシー旨味が同時に味わえる。

しっかりとした食材へのこだわりと美味しいものをつくるという探究心と日々の改善が25年の永きに渡る飲食店永続の理由と実感した夏の日の夜でした。

大阪市住吉区苅田7-12-19
電話: 06-6697-8540
定休日: 無休

七つの壁お好み焼き / あびこ駅我孫子町駅杉本町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 我孫子 お好み焼き

百十本店 4月【大阪市 長居】

ランニングの練習のあとへビーユースするお好み焼き屋さんを遅掛けの訪問。なんばこめじるしとグランフロントの店は超有名。。その数店舗ある繁盛店の総本山がこちら。

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最初にビールを頂き、アテに海老を焼いていただく。丁寧な仕事でニンニクチップと一緒に頂くととても元気が出る。

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しっかり焼き込んだこんにゃくもとてもいい。

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とん平焼きはパリパリに火入れされたバラ肉が入る。すべてどこのお好み焼き屋にあるものばかりだけど普通のものが普通以上に美味しい。。

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明太子餅チーズ1180円を所望する。コクのある出汁が特徴で鶏ガラをベースに玉ねぎ、セロリ、赤ワインがバランスよく入っている。月島のジャンクなもんじゃとは全くモノが違う。鰹と昆布ではここまでの後を引くようなコクが出ない。ビールと頂くと時間を忘れる気がする。

一見無愛想に見える女性店主はもんじゃは若い店員に任すがお好み焼きは思いがあって自分で必ず焼かれる。豚玉がお薦めでふわふわしているだけじゃなくて特有の嫌な食後感がなく後口が驚くくらいいい。キャベツの産地や状態、特に切り立て感にこだわる。注文が入るたびに冷蔵庫から出してカットする。彼女は鉄板の前に向かうと集中するのでほとんど話しはしない。黙々と焼き上げる姿は神々しさを感じる。

最近この70才を過ぎた女性店主の顔を見るのが楽しみでこの店に行っているような気がするな・・・・

大阪府大阪市住吉区長居3丁目3-25
06-6696-7189
12:00~15:00 17:00~23:00

百十 本店お好み焼き / 長居駅鶴ケ丘駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 長居 お好み焼き