割烹つくしん坊【大阪市 我孫子】

住吉区苅田にある表記の店で昼食をいただく。いろいろな方からお勧めいただく「泳ぎ鰻の蒲焼き」がシグニチャーメニュー。地下鉄の駅から約7分くらいで立地はよくない。お店はカウンタ−と小上がり座敷席。ランチタイムに力を入れているらしく鰻以外の定食もたくさんある。

2016-10-14-14-39-29

当然注文はうなぎ丼セット(2500円)ランチタイム時間は無料で小鉢とみそ汁がつく。注文するとご主人が水槽の中で泳いでいるウナギを網ですくい取る。まな板の上でいきなり捌き出す。店主は高齢であるがかなり仕事が手早い。そのまま焼き台に乗せられて焼き上げられる。金串は打たずに干物を焼くように皮目から焼き上げてタレを刷毛で何回も塗りこんで地焼きで焼き上げる。

2016-10-13-12-24-04

ものの10分もしない間に綺麗に焼き上げられた丼が供される。

鰻の身はしっかりと締まっており、捌き立てならではのふっくらした仕上がりは神々しささえも感じる。鰻が丸々1匹入っているのでボリュームも満点。肝を身に付けて捌いているので肝も一緒に味わえる。惜しむらくは焼き台の火力がそう強くないために小骨が焼き切れておらず口の中にどうしても残ってしまう。

ランチタイムで少しでも早く提供しなければならないためにある意味仕方がないことかも知れないが・・・
しかしながら昨今の鰻料理の高騰を考えれば価格も良心的。
次回は夜にお酒と一緒に楽しみに来ようと思いました。。

大阪府大阪市住吉区苅田7丁目5番地5
06-6699-2234

大阪市 我孫子

フレンチ食堂 エスカルゴ【大阪市 我孫子】

あびこで打ち合わせのあと表記の店を訪問。地下鉄あびこから商店街を通って路地を入った大変視認性の悪い立地にある。下町のあびこで30年以上営まれていてエスカルゴを主力としたカジュアルフレンチのお店。店内はフランスの田舎の食堂のイメージ。

メニューはプリフィクスのコース料理とアラカルトの2種類があってこの日は3500円のコースと別にエスカルゴを別に2ダース注文する。

アラカルトの前菜。以下メニューより抜粋
オードヴル盛り合わせ ¥2,000
エスカルゴのオーヴン焼き,各種  ¥1,200
(ブルゴーニュ風、キノコ風味、ブルーチーズ風味、キノコ風味、カレー風味)
エスカルゴと茸のクリーム煮 ¥1,300
松阪産エスカルゴのオーヴン焼き ¥2,200
田舎風お肉のパテ ¥1,200
キノコのヴルーテ 又は、本日のスープ ¥800
サーモンのマリネとレンズ豆のサラダ ¥1,200
鹿すね肉のラヴィオリ、黒オリ-ヴ風味 ¥1.400
フランス産チーズと生ハム ¥1,200
鴨のコンフィのサラダ ¥1,400
タラのクリームコロッケ  ¥1,200
豚足のラヴィゴットとポークリエット ¥1,200
自家製塩ダラのブランダードのグラタン ¥1,400
(コース料理のオードヴルは、盛り合わせか、エスカルゴ料理をお選びくださいとのこと)

メイン料理は
本日のお魚料理(お尋ねください) ¥1,800
牛肉のカイノミのステーキ(赤身の軟らかいお肉です) ¥1,800
豚足のオーヴン焼き、サントムヌー風 又は、カレー風味 ¥1,500
北海道産牛ホホ肉の赤ワイン煮 ¥2,300
仔牛肩肉のポトフ、ブルーチーズ風味 ¥1,800
マグレ鴨のオーヴン焼き ¥1,800
仔羊のタンとソーセージのカスレ(白インゲン豆の煮こみ)¥1,800
仔羊ロース肉のオーヴン焼き ¥2,300

2016-10-03-19-18-09

所望した前菜盛り合わせはきめ細かな田舎風パテとキッシュ、鰯のマリネ、雲丹のムースに生ハム。どれも塩気が効いたパンチのある味加減。

2016-10-03-19-20-59

お酒はDELAMOTTEのシャンパーニュが7500円という下町価格だったので所望する。サロンの姉妹メゾンで同じシャルドネを使用する。レストランひらまつでよく頂く機会がある。酒販店の定価でも5000円くらいだからかなりのサービス価格設定。
フレッシュでかつエレガントで複雑みのあるしっかりとした味わいはスパークリングにはないふくらみを感じる。このお酒で普段の食事が3倍おいしくなる。

2016-10-03-18-57-13

家庭用タコ焼き器のような陶板の器に入って登場したブルゴーニュ風のもの。色はパセリの緑色で香りはパンチのあるニンニクとバターとオリーブオイル。日常ではなかなかエスカルゴを食べる機会がないのでとてもありがたい。嫌な臭みや癖は全くない。

2016-10-03-18-57-23

ポルチーニの香りが漂う茸ソースもとても美味しかった。そのほかのソースのものは次回の楽しみにしておきたい。特にブルーチーズのソースのものをカベルネと一緒にいただきたいと思った。ソースは残さずバケットと一緒にいただいた。当然シャンパーニュとの相性もいい。

2016-10-03-19-40-21

メイン料理は帆立のムースを所望。ブルーブランのソースでよく頂くがポルト酒を使った甘めのソースも相性がいい。

2016-10-03-19-43-52

メインの鳩は鴨のジュを活かしたソースで口当たりもとても優しい。柔らかで芳醇でコクのある肉質が口によく合う。塩分もしっかり感じることが出来てグラスのカベルネソービニオンと一緒にいただく。ボリュームも充分。。      2016-10-03-20-10-01

デザートは不要というと好きなブルーチーズとウオッシュタイプのものを出していただいた。最後までしっかりと楽しめました。。アメリカから帰っていつもは寿司か焼肉なんだけどこれはこれで安心感のある食事でした。

大阪府大阪市住吉区苅田7-7-5
06-6697-7723
営業時間:11:30

エスカルゴビストロ / あびこ駅我孫子町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.0

大阪市 我孫子 フレンチ

彩櫻【大阪市 我孫子】

あびこで友人と会食。地下鉄あびこから徒歩3分、商店街から路地に入った悪立地にポツンと位置する。入り口に日本酒の一升瓶を飾っているけどこれはどこにでも良くあるファザード。店内に入るとカウンタ−席が6席くらいと奥にテーブル席がいくつかある。いわゆる居酒屋な内装。まずはいつものように瓶ビールで乾杯する。

2016-09-15-19-22-30

突き出しは烏賊げその一番柔らかい部分と自家製の厚揚げ豆腐に金胡麻をたっぷりふりかけたもの、真ん中にお薦めの日本酒という珍しいもの。この日は秋田の純米酒。簡単なものだけど玄人好み。

2016-09-15-19-37-52

まずはお造り5種盛り1500円を所望する。キンキンに冷えた皿に盛り付けられ重くて素敵なお皿はキンキン冷え冷えていた。これだけでこちらは出来る店だと確信。縞鯵、高知産のクエ、コリコリの活鯖、秋刀魚、軽く炙られた北寄貝など。どれもが新鮮極まりなくジュースたっぷりの露地物の酢橘と本山葵でいただくとお酒が進みまくる。

2016-09-15-22-15-37

お酒はこだわりの純米酒が揃う。量は一合と半合(90ml)。楽天で25000円くらいする十四代の中取り無濾過も1合1300円くらい。こちらのお店では而今などのプレミアムなお酒も普通に提供される

長野の酒千蔵野の女性杜氏がつくるkawanakajima-Fuwarinはボトル内発酵の生酒。日本酒ではなくシャンパンのような口当たりで下の上で酵母が弾けまくる。甘いお酒が続いたので旨辛を所望したら宮城の阿部勘をチョイスいただく。焼き魚にドンピシャなり。

続いて720mlで4000円以上する秋田の新政の限定品「日本酒古典技法大全 元禄仕込み純米」は古典的な技法や、日本酒史上に存在した手法を用いたお酒で添加物一切不使用で生酛仕込みの佳品。日本酒好きにはたまらないラインアップ。この時点で酒で溺れてタクシーで帰宅することを決断。

2016-09-15-19-50-06

脂ののりまくった巨大な天然縞鯵のカマ焼きは480円という破格の値付け。純米酒と最高のマリアージュ。

2016-09-15-20-01-47

蓮根のはさみ揚げ680円は鶏と海老の叩いたもの。料理はこちらのご主人が一人で作っておられるんだけどすべてがワンランク上の仕上がり。

2016-09-15-20-06-17

北海道の紫雲丹は大きくて食べ応え満点。剣先烏賊の造りを追加注文して一緒に食べると相性抜群。どの料理も丁寧に作られていてかなり美味しい。

2016-09-15-20-32-24

普段は辛口のお酒はあまりいただかないんだけど芳醇で旨味があるものがたくさんあるということなので所望する。この秋田のお酒は辛口なんだけど飲みごたえもあって旨味もしっかり。このようにどんなリクエストにも応えてくれる懐の深さに脱帽。

2016-09-15-20-43-29

蛸酢は明石産を使用。一番柔らかいサイズ。ジュースがたっぷりの露地物酢橘と3杯酢を絡みやすいように吉野葛でとろみを付けた吉野酢でいただく。これは居酒屋の仕事の領域ではないハイレベルな商品。

他に煮魚とかも食べたかったんだけどお酒がおいし過ぎて飲み過ぎて腹パン状態

2016-09-15-21-01-12

〆は煮あなごを細巻きにしていただく。ここはなかなかの穴場店でした。日本酒好きな方は桃源郷です。

大阪市住吉区苅田7-10-15
06-6696-5318
営業時間: 17:00~24:00

彩櫻居酒屋 / あびこ駅我孫子町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 我孫子 和食