鶴橋

やなぎ

鶴橋で今シーズン初の河豚。環状線沿い西側を北に上がって3分くらいのとこにある昔からあるジモティ御用達のお店。夏の鱧ちりがとても有名。いろんなお店に行くけど使いやすさと気安さコスパを考えたときお勧めの店。

一階はカウンター席8席ほどとテーブル席があり2階は掘りごたつの座敷になっていていつも2階を使わせてもらう。カウンターには泳ぎの河豚が入った水槽。高齢の大将は年季はいりまくり。
今回は鍋、てっさ、ゆびき、雑炊がセットのコース(5000円)に鍋皮と唐揚げを追加。

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ビールで乾杯をしてまずは湯引き登場。量もしっかりとあって火入れ具合もとてもいい。濃いめのポン酢も秀逸で噛めば噛むほどコリコリシコシコして、この店の昭和な感じと相まってとても美味しく感じる。

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厚めに切られたてっさは食べ応えがあっていい。特筆するところもないけどちゃんとした仕事がいい。ヒレ酒もヒレがたっぷり入っていて合計3杯いただいた。。

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唐揚げもしっかり味がついてあって香ばしく揚がっていて骨の周りがとても美味しい。お酒が進みまくる・・・・プリプリの身が最高である。

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鍋の前に皮だけ別注文。個人的には河豚は身よりも皮が好物。。淡白で旨味があって3層になっている一番身に近い皮が大好物。若いとき現場に出て調理していたので河豚皮の処理のめんどくささはよく理解をしている。

ズルズルした「とうとうみ」も鮮度がいいため淡白でクセがなくゼラチンたっぷりで食べ応え満点。ここで冷酒をいただく。先月訪問した生産地の山口県では全く品切れだった獺祭があったので所望する。

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鍋用のフグぶつ切りも大きめで食べ応えあり。食べにくい箇所ほど美味しいししっかり締まった骨周りの肉がプルプルして最高で骨の部分だけお替わりする。

〆は一旦鍋が下げられて作られる雑炊。
こちらは卵ふんわりのサラサラ系。お腹いっぱいごちそうさまでした。。

大阪府大阪市天王寺区舟橋町11-4
TEL:06-6761-6061

やなぎ魚介・海鮮料理 / 鶴橋駅玉造駅(JR)玉造駅(大阪市営)

夜総合点★★★☆☆ 3.5


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吉すし

友人と鶴橋の商店街のはずれにある表記の寿司店で会食。すぐ近くにはよく似た名前の有名な創作グルメ寿司店があるんだけどそこには行かないのが私流。

昔から卸売り市場の魚屋さんが常連という客層。この日も市場の若い魚屋さんが2人でええもんばかり食べまくっていた。お店は基本的に天然物ばかり。ネタケースを見ると普段お目にかかれないかなりいいものが並ぶ。

突き出しは泉佐野で揚がる鳥貝の小さなものの酢みそ和え。旬真っ盛りなのでとっても美味しい。

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ビールのあてに愛知産のたこを頂く。味はとても深いんだけど私には少し固く感じる。昔はこの店2坪くらいの屋台みたいな店だったんだけど10年くらいしたら普通の店舗?になっていてビックリ。

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日本酒もたくさんそろっていて十四代の名品がゴロゴロ冷蔵庫に並ぶ。客が一升ごとキープするらしくて3万前後の日本酒が人気と聞いて驚く。辛くないものをとのリクエストをすると和歌山の平和酒造の紀土(KID)というお酒をすすめていただく。
そんなに高くはない酒だと思うんだけど味、香りともにしっかりと主張する旨口タイプ。切れも良くてすいすいと美味しく頂く。

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握りは最初は細魚から。これは愛知産。味がとっても深い。。

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この時期しか食べる事が出来ない泉州産の生の鳥貝。かなりでっかくて口に入らない。普通に流通する鳥貝はボイルされてローラーで伸ばされたものを良く見かけるけどこのサイズはなかなか目にする事はない。かなりのお値打ち。。

泉佐野、田尻でもこのサイズの鳥貝はなかなか揚がらないだろう。昔、千代松という泉州の料理屋が大きな鳥貝を買い占めて客に提供するので食しに行った記憶がある。この日の仕入れも「このサイズの鳥貝は15個しかなかったよ」というご主人の談。いいものを産地ですべて買い占めているのであろう。。生でも半端なく甘くて生貝特有の香りとクセが貝好きの私にはたまらない。

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鳥貝といえば宮津ブランドが有名なんだけど最近は銀座でも泉州の鳥貝がトップブランドとして使われていると聞き及ぶ。醤油を塗るとぴくぴく動いてとても色気があって艶かしい。

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隣の客が愛知産の巻貝の焼き物を注文したので私も同じものを頂く。砂浜にあいた穴を見つけて塩をふって捕まえるマテ貝はたまに頂くんだけどそれよりも太くて食べ応えがある。貝特有の香りと甘味がお酒にドンピシャ。これも初めて頂く逸品。

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泉州産のヒイカ。小さいんだけどとても上品な甘味と歯ごたえがある。4月が旬で今しか味わえない。足が早いので生食は珍しい。よく似たものを回転寿司で見かけるが似て非なるものである。

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真っ白に炊かれた泉佐野の穴子は旨味満載。柔らかいふわふわの穴子を珍重する風潮の中でこの旨味と滋味を持つ炊き方と食材の目利きに驚く。

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本ミルガイがあったので所望する。いわゆる黒ミル貝。流通量が全く異なるので価格が白ミル貝より数段高いので扱う店はまれ。この辺りで会計が心配になってきたが酔いもあって気にしないようにする。白ミル貝でもかなり高いのにな。。。

当然黒ミルの方が断然甘みが強くて味が良い。多分ブランドの愛知の三河湾産。豊かな旨味が滑らかでシコシコして4月だけの稀少贅沢品。

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産地でしか普通は食さない肝を一緒に出してくれる。生で頂きたかったけど火入れした本ミルの甘味は筆舌につくしがたい贅沢なものがある。水管の掃除など下処理もめんどくさいのにこの店のご主人は注文ごとに水洗いをされる。美味しいといえばどうだと言う顔をされるのもわかりやすい。

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泉州でとれる25センチ級の赤足海老のボイル。旨未満載で味噌が甘甘。海老好き星人の私は一発でノックダウン。

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この店名物は淡路産の地雲丹。まだ時期が早いので味はまだ乗っていないけどミョウバンを使用していない大量のウニが、胡瓜巻き6貫の上に載せられて出てくるのに驚く。

隣の客は胡瓜巻と別に雲丹一舟を丸ごと出してもらって自分で乗っけて食べていた。苦味も生臭さも全くなくて磯の香りとが後口に残る。舌の上で甘く溶けてお酒が進みまくる。

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飴色の鯛は旨味が半端でない。ご主人に聞くと関空の禁漁区のところで穫られたものだから鯛が肥えまくっていると言う事らしい。かなりヤバいね・・・でもうまし。こんな店なかなかないな。。。

大阪市生野区鶴橋2-5-23

吉すし寿司 / 鶴橋駅桃谷駅玉造駅(JR)

夜総合点★★★☆☆ 3.5


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つけだれちゃんこ 泰一

人から紹介され初めていく鶴橋駅のそばのちゃんこ鍋店。 ご主人が韓国の方らしくスタッフも韓国の方ばかり。でも愛想はいい。 omise.JPG 鍋の前にお造りを注文。1人前1200円とのことだが内容は素晴らしい。。。 ちゃんこ鍋屋なめたらあかんでと主張する作りはバリバリ新しいヒラメと剣いか 生うにに脂バリバリのサバのきずし。マグロの赤身と中トロ。。儲けほとんどないやん状態 盛り付けも素晴らしい。このご主人顔はいかついがかなりできると見た。 tukuriyasuiti.JPG 出てきた鍋は豚バラを中心に海老や野菜のてんこもり。人数分注文したら余ってしまうこと 間違いなし。この店のちゃんこの特徴はつけだれがあること。 出汁は鶏がらで味は付いていないが煮えばなをこの特製だれ(正体不明だがカツオの香りがする醤油系のたれであることは確か。柑橘の香りもする。これに思いっきり大根おろしが入っている) に付けていただくのだがかなりさっぱりする。。こんなちゃんこ鍋もあるのかと目から鱗状態。 nabe.JPG 特製つくねも新しいことすぐわかるふわふわのぷりぷりとした食感が最高・・・・ 炊き込んでも固くならないのは不思議。。。 なんとこのちゃんこ鍋が1人前1580円。このコストパフォーマンスは素晴らしすぎるぜ・・ 締めの雑炊もまずいわけがない。。安くて美味くてあったまる。。かなりい店だや tukuneyasuiti.JPG つけだれちゃんこ 泰一 〒537-0024 大阪府大阪市東成区東小橋3-14-8 tel06-6977-8311 営業時間 17時~23時 定休日 水曜日

泰一ちゃんこ鍋 / 鶴橋駅玉造駅(JR)玉造駅(大阪市営)


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