地域

懐石料理 徳 住之江本店

私どもの料亭部門にてお客様を招いて会食会。初夏の献立を日本酒と共に楽しむ趣向。

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先付けは剣イカを使った烏賊そうめん。見えにくいけど下に敷いているのが長芋を薄く包丁して昆布でしめたもの。裏にはもずくが隠れている。これを素麺出汁で頂く。涼しげな座付

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煮物椀は清汁仕立て。ふわふわのしん薯鵜と玉子豆腐、椎茸と鶴菜に新ジュンサイと青柚子。スタンダードな素材の取り合わせなんだが奇をてらわないところに価値があると個人的には思う。鰹出汁はかなり濃いめ。。少し暑苦しいかもしれない・・

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ここで私どもの店と蔵元にしか置いていない特別仕立て(蔵元氷温貯蔵熟成酒)の天野酒3種類の飲み比べ。量産出来ない事とええ値段なのでほぼ原価奉仕。少しだけ紹介すると

本醸造濾過生原酒「珠のつゆ」

アルコール分19度の濃厚な味わいを低温でじっくり熟成したもの。どんな料理にも合う感じ。真ん中は

大吟醸無濾過生原酒「笹のつゆ」

アルコール分19度で無濾過。一切のフィルターを通していない正真正銘の搾りたて生。香りと共に無濾過独特ののど越しが特徴。かなり余韻が残るのでこれを好む人が一番多い。左は

純米大吟醸無濾過生原酒「粋のつゆ」

純米大吟醸の生酒なので旨味が特に多い。人によっては甘すぎという人もいてるけど日本酒度は辛口なのでいくらでも飲める。。 濃い味の肴にぴったり。
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氷の上でキンキンに冷やされたお造りは旬の鱸の糸作りあしらいは防風、水前寺のり、莫大海、本ワサビ。日本酒と相性ぴったり。。

 

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少しピンぼけだが甘鯛の飯蒸しの上に上質の北海道産の雲丹を乗せたもの。針ワサビと共にいただく。相伴した女性がこれが本日のピカイチと言っておられた。

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そして酒肴盛りいろいろ。出来合い珍味は一切なし。グラスに入ったのはダツイモを薄葛で煮たもの。シャキシャキした歯触りと白い容姿が夏らしい。浮かんでいるのは枝豆。

その横はアスパラガスを活け鱧で巻いて生醤油で焼き上げたもの。。不味いわけがない。真ん中がゴボウの芯を抜いてすり身を詰めて蒸し上げたもの。その前がれんこんの田舎煮。その横が国産穴子をフワフワに炊き上げて同じ柔らかさに玉子の黄身を調味したものをあわせたもの。これは絶品の出来であった。その前が旬のイチジクの玉子味噌掛け。左が新生姜を甘く炊き上げた鼈甲生姜。

これだけで参加された方お酒がどばどば進む。。会話も弾みまくりなり。

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メインディッシュで黒毛和牛の冷しゃぶ。いい肉なんだけど脂がきついのと量が多いために少し辛い感あり。胡麻クリームのかかった夏野菜もいい仕事がしてあった。特にジャガイモを裏ごして火入れして寒天で固めたものはかなり美味しかった。

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〆は釜炊きご飯。魚沼産のコシヒカリ。炊きあがり感も抜群。吸い物は冬瓜に海老餡。。

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デザートは季節野菜にアングレードソースをかけたもの。特にどうってないが普通に美味しい。これで7000円。結構お得だと思うんだけどな・・・

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共平亭

東梅田にあるボートピアの向かいにあるずっと昔からある皿うどんで有名な店。近くに大東洋もあるコアな場所。少し奥まったところにあるが暖簾と赤い看板が目印。まさに知る人ぞ知る店。

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4人がけのテーブルが8卓。店はたぶん家族経営で年配のオバサンがたぶん店主。ほとんどの客が皿うどんを食す。酢をかけたり長崎の本場さながらウスターソースをかけたり食し方は人それぞれ。この店の主人が大阪で皿うどんやチャンポンを広めた伝道師のような方らしい。店内に張り出された新聞記事に書いてあった。

戦後の長崎で中国人オーナーの中華料理屋で単身修行をして大阪に来たらしい。戦後の貧しかった頃に開業したために今でも量は半端ないくらい多いのが特徴。創業は60年近いと聞き及ぶ。私はこの日はチャンポン820円を頂く。

特性チャンポンというのもあってそれは具の材料が違うと言われた。たぶん海鮮が入っているのであろうと推測。こんなときはいつもデフォのものにする。

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出てきたチャンポンはこんな感じ。とても昭和なルックス。麺はお約束通りストレートの丸麺でスープは鶏と海鮮の味が少々なんだけどかなりあっさり。悪く言うと少しもの足らない。器かかなりデカいのが特徴。

 

生卵が載ってて個人的な好みで崩していただく。具は基本的に野菜ばっかり。豚肉の細切れが少々。途中で食べ飽きてきたので塩と胡椒であたりを変える。キャベツともやしで身体に良さそう。昼間は近くのサラリーマンで一杯だけど時間をずらすとゆっくり食す事が出来る。

ほかにもたくさんメニューがあってどれもボリュームたっぷり(だったはず)。昼酒がとても似合いそうな立地とお店なのでいろんな使い方が出来る。初めての人はまず皿うどんを食べてくんせい。

大阪府大阪市北区堂山町15-1 7アクトⅢビル1F
06-6312-0628
営業時間:11時~21時
定休日:日曜、祝日

共平亭ちゃんぽん / 中崎町駅梅田駅(阪急)梅田駅(大阪市営)


カテゴリー 中崎町, 中華料理 |

ままごとや

日航ホテルで会合のあとその西隣にある表記のお店で会食と打ち合わせ。食事はホテルで済ませてきたので3人で日本酒とつまみを頂く。上品なエントランスから暖簾をくぐると和服に白エプロンの女性がお出迎え。「ご主人様お帰りなさいませ!」ではなかったがかなりいい感じ。

靴を脱いでお店に上がり予約していた個室に入る。掘り座卓式のカウンターは当然満席。ひとり客もちらほら。接遇の女性は女将さん以外に3名ほど。皆さん凛とした着付けでトークもとても面白い。帯の結び方もそれぞれでとても素敵。。

こちらのお店はなんといっても日本酒。銘柄を告げずに「最初はすっきりしたものを」「次はコクのあるものを」「旨味のあるもの」「その次はお任せ」と言いながら飲みまくる。お代わりするごとに酒器が替わるのもうれしい。

江戸切り子や琉球ガラスのようなもの錫でできたものなど種類も豊富。聞く所によるとお店に杜氏さんを呼んだり酒蔵ツアーなどもされると聞く。

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突き出しはカマスの寿司とオカヒジキのお浸し。。これだけで一合は飲める。。。

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鯨ベーコンも久しぶりに頂く。一口頂くだけで上質な事がわかる。

2013-06-03 08.02.00

島らっきょとクリームチーズの味噌漬け。徹底的に日本酒の肴にこだわる。。7種類くらい頂いたけどお店の方のセレクションがいいこととおいしいお酒ばかりなので嫌な澱のようなものが口に残らずすっきりと最後まで頂く事が出来る。料理の価格は立地のせいもあってやや高め。コースメニューやガッツリの食事も当然大丈夫。

特等席は料理を作るのが見えるカウンター。雰囲気もいいし大人な食事をするときにはぴったりなお店。

お店のHPはこちら (音楽付き。。)

大阪市中央区西心斎橋1-10-4 エースビル5階
tel 06-6121-5077

ままごとや割烹・小料理 / 心斎橋駅四ツ橋駅西大橋駅


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