これも有名な昭和町にある蕎麦屋さん オープン以来近いのでたまに食べに行く。 「十割蕎麦」の看板が目印で古い邸宅の蔵部分を改造して風情のある建物となっている。 一階はカウンター席。その横から窓越しに見える地主宅の前栽はなかなかの見ものとなっている。 多分この店の特等席である。 「やまなか」の蕎麦は石臼挽きした北海道産蕎麦粉を使ってしっかり丹念に打ち込んでいるのが特徴でつなぎを使っていないのにもそもそしないのはすばらしい技術の証拠である。 今日は旬菜あんかけそば(1000円)をいただく。 出てきたそばには白菜、大根、ごぼう等が入りまさに今一番美味しい野菜が シンプルに入っていた。出汁の味わいはきわめて薄くそばの味を殺さない工夫は 私には充分伝わった。目をつぶって味覚を研ぎ澄ましながらいただくと そばの香りとかつおの香りと野菜の滋味が互いに邪魔をせず すべてがバランスよく喉を通る事がよくわかる。 そばはブチブチ切れるのが普通なのだがかなり工夫をしているように見受けられる このそばの加減は日本料理に通じるところがあり この女性店主は只者ではないことがよくわかった。 普通(並みの店)はもっと醤油とみりんを入れてしまうのだが・・・ 蕎麦 やまなか 火曜日定休 大阪市阿倍野区阪南町1-50-23 TEL 06-6622-8061 11:30-14:30(L.O.14:00) 17:30-21:30(L.O.21:00)
やまなか (和食(その他) / 昭和町駅、文の里駅、松虫駅)