洋食

アメリカ視察旅行 その2

2日目は時差ボケの為に早く目が覚めたのでグランドキャニオンに向かって1時間ランニング。。 (なんでTシャツが迷彩やねん・・・・)                                          ranningu.JPG                                                       ペガサスクラブの渥美俊一先生の弟子の井崎貴富先生からアメリカの流通業の見方や業態についての考え方を全ての期間の午前中2時間でレクチャーを受け視察出発となる。                                                                                  最初はArroyo Marketplace 核となるウォルマートのスーパーセンターは5895坪の広さに驚く。それよりもっと驚くのは店内に店員がほとんどいないことである。                                                                                                                                                                         会員制のSam’s Clab(売り上げ4兆4357億 591店舗)は一品大量販売のローコストオペレーションのモデル。                                                                                                                                     Bed Bath&Beyond(売り上げ7208億円 1037店舗)は食器・調理器具・寝具のホームグッズでは全米1位。1年間に70店舗以上の出店を続けている。荒利益40% 経常利益18%でニトリがベンチマークしていると聞き及ぶ。                                                      Best Buy(売り上げ4兆5015億円 3942店舗)の家電店は白物家電、小物家電、照明、文具は置いていないそれらはHome Depo(売り上げ7兆1288億円 2274店舗)などのメガホームセンターやスペシャリティストアにとられたと言っておられた。。                                         horufuzu.JPG Town SquereというショッピングセンターにはWhole Foods Market(売り上げ7953億円 275店舗)を核にした様々な店舗が街並みのように並んでいる。このスーパーは無農薬・低農薬・有機栽培を中心とした品ぞろえで自然食品販売チェーンでは世界第1位。2000品目が独自の開発商品となっている。      shokuhin2.JPG                                                    このような店は日本には全くない。逆説的にいえばこの店がどうして存在するのかを分析するために品ぞろえ、客層、価格レンジ、店員数、オペレーションを観察することが必要と感じた。しかしながらこのような高級店もリーマンショックから業績はあまり伸びないと聞き及ぶ。                          やはりエブリデイロープライスを掲げるウォルマートが圧勝しているようである。。 午前中に講義を受けているために客の立場と店の立場の両方で店を見ることが出来た。            horufuzu2.JPG                                                   アボガドのデュップやサルサソースなど手作り商品も多く高齢者とお金持ちに人気があることがよくわかる。。品ぞろえがとても豊富で買い物が楽しくなる。。。                                yoguruto2.JPG                                                   ヨーグルトだけでも壁一面陳列されており高額なものから低価格なものまで客の嗜好に合わせたものが選べる。 デリの品ぞろえも強烈であらゆるものが箱に詰め放題で販売されていた。スープとサラダで店内でランチをする客も多かった。もちろんイートインコーナーも充実である。                           肉も野菜も惣菜も何もかもが美味しそうに陳列されている姿は感動ものである。 表示も緑の値札がオーガニックで茶色は低農薬とわかりやすい。 hourufu-zu.JPG                                                   ただこの商売は商圏人口が10万人は必要と感じた。                                そのほかにも日本にも上陸したヨーグルトランドはこちらでも大人気、かわいい下着からセクシー下着まで取りそろえそれを手ごろな価格で販売するVictoria Secret(売り上げ5607億円 1332店)は日本にない業態であった。 H&Mやアバクロ、GAPの低価格フォーマット店舗のOld Navyも視察をした。   先日倒産した全米1位の書籍店Bordersは電子書籍化の波であっという間に凋落となった。 日本は法律で守られているが時代が必要としない業態はあっという間に消えてなくなることを実感した。  Galleria at Sunsetはデパートを含む4つの大型施設をモールでつないだ業態でMacy’s(売り上げ2兆4892億円 847店舗)というデパートは(2階建て)日本と違って高級品ばかりではなく大衆の生活に必要とされる価格帯をつかんだ服飾中心の店舗であった。                                   ディスカウントストアのTシャツとはプライスゾーンが違うことは理解できた。。                   ゼネラルマーチャンダイズストアと呼ばれる広い客層で消費が多い生活用品を中心とした業態でJCPeney(1兆8486億円 1093店舗)いう店もアパレルが中心となっていた。                         どの店も店員が少なく接客をしないというローコストオペレーションが成長のポイントと見た。。 District at Green Valley Ranchにあるチーズケーキファクトリー(売り上げ1400億円 146店舗)で晩ご飯。この店はアメリカではあまりにも有名テーブル型のディナーレストランという業態で最近はワタミもまねをしようとしている。。日本のファミレスとは全く違う。。。                              単店年商10億円 150坪の店舗が晩だけで5回転する。客単価は17.5ドル メニュー数200 成長率11.3%驚異的である。 chizufactori.JPG 店は宮廷風(しかし安普請)、オリエンタルなレシピもあって火薬ステーキは焼肉のタレで焼いたハラミのよう。味噌サーモンはまるで鮭の味噌漬け。。。しかしどれもがボリューム満点。。店内には40種類のチーズケーキがディスプレイされていてゴディバ社と提携したものなど低価格かつ満足度の高い内容となっている。巨大な皿に楽しい盛りつけ。。。                                        アメリカナイズされた甘めで高カロリーな感じが受けるのであろう。ファミリー客を含めたあらゆる客層がいた。                                                                                                                        そのあとは元気が残っていたのでホテルの近くで飲んでニューヨークニューヨークホテルまで足を延ばして映画にもなったコヨーテアグリー(入場料10ドル)でダンシング。。。 映画と同様多くのダンサー姉ちゃんが歌いながらテーブルの上で歌い踊りまくっていた。 12時過ぎていたのにお店は超満員。。。                                          帰りにピザを食べて就寝。。。(どんだけ元気やねん・・・・)

洋食その他料理 海外

アメリカ視察旅行 その1

4月20日から月末まで昨年の東海岸視察に続き西海岸の流通業と飲食業を思いっきり見て回った。 自身の備忘録と社員に対する報告を兼ねているので内容と表現が硬くなり数日間にわたる日記となるので興味のない方は飛ばしていただきたい。。 伊丹空港から成田経由で一路サンフランシスコ乗り継ぎでラスベガスに到着。。 現地に夕方到着しそこからいきなり視察開始。ラスベガスは世界一人口の増加率が高く, 流入人口が今でもかなり高いと聞き及ぶ。 であるが故に世界中の新業態がこの地で世界中の実験店として試される。 ダウンタウンのカジノがあるストリップがラスベガスでは有名であるが私たちはサブアーバンと呼ばれる新興住宅地にあるショッピングセンターを見て回る。 最初にクローガーというス―パーマーケットをやっている企業(売り上げ7.6兆 3654店舗)の新業態スーパーのスミスに潜入。2度目の視察なので前回ほど驚かないが価格の安さと豊富さには感心する。 shokuhin.JPG 生鮮品がこれでもかというくらいに積まれ価格は基本年中統一価格となっている。。。 もちろんセイルやそれを告知するチラシもない。。 yoguruto.JPG ヨーグルトだけでもここまであるかというくらいの品ぞろえである。 oniku.JPG 肉はステーキ三枚でもあっと驚く(10ドル引きのポップあり)価格。。。。。 jidoureji.JPG アメリカは競争社会なのでお客が自分に合った店を選び、選ばれなかった店は衰退してあっという間に潰れてしまう。そのためには価格競争に打ち勝たねばならないしお客の求めるものを求める価格で提供しなければならない。 そして低価格を実現するためにはPB(プライベートブランド)を作りローコストオペレーションをしなければならない。たとえばレジはセルフが基本で客が自分でバーコードにかざしてカードで決済する仕組みとなっている。 reitoushokuhinn.JPG アメリカ社会はダブルインカム(共働き)が基本なので惣菜や冷凍食品が充実している。。 日本でも女性の社会進出に伴う可処分時間の減少によって今のアメリカと同じ道をたどると推測する。 またわが社のアルバイトでもシングルマザーが多く世帯構造が急進的に変化していることも業態変革に関わってくると思われる。 大きなピザの冷凍が5ドルとかで種類もたくさんあるのには驚く。。。。 世界最大企業のウォルマートの新フォーマット店舗「ネイバーウッド マーケットは」それだけで2650億円 132店舗。 肉魚の対面販売をせずに生産性を高めるシステムに驚く。。 pikutyami.JPG ウォルマートの大型店舗(企業全体40兆5600億 スーパーセンターは21兆8000億 2447店)には ネイルの店舗や写真店などが店内に入っている。。 創業から2年で上場した日本のスタジオアリスがそのまま業態をパクったピクチャーミーも超優良企業である。 rentaruDVD.JPG TSUTAYAがまねしたブロックバスターは先月倒産した。。レンタルビデオもウォルマートで自動販売機で借りれるようになっている。 価格は1ドル。。しかし今はアマゾンの台頭、UBSを差し込めばそこに数日間で消滅するデーターを落として映画を販売する業態も出てきている。。。恐るべしアメリカ・・・ neiru.JPG ネイルサロンは限りなく低価格でメキシコ人やベトナム人の労働力の安さがその要因としてあるのであろう。。。 そのほかにテスコの新業態スーパー「フレッッシュ&イージー」、メーカーの廃盤品や在庫処分品を集めた「ROSS](6486億円 956店舗)、ペット用品世界一の「PETSMART」(5065億円 1112店舗)、事務用品、コンピューターハードを集めた「Ofice Depo」(1兆356億円 1429店舗)、メガホームセンターの「Lowe’s」(4兆8230億円 1649店舗)を視察した。。 客の立場となって視察するということで、自身が買い物かごをさげていろいろなものを購入させていただいた。。。                                                                 郊外の格安ホテルに夜半帰り晩ご飯はいきなり郊外のプレステージレストランダブルイーグルでステーキをいただいた。。。知る人ぞ知る隠れ家レストラン。 あまり広告なども出していないため、ラスベガスで暮らしていても知らない人が多いよう。 しかし、店に入るとドレスアップしたカップルを中心にお客さんいっぱい。                      しかし店内が真っ暗で写真がうまくとることが出来なかった。                            3925 Paradise Rd, Las Vegas NV 89169 TEL (702) 796-0063

洋食その他料理 海外

オーションビュー【大阪市 南港/天保山】

天保山にあるオムライスが有名な洋食店。 地下鉄中央線大阪港駅を下車してトンネルのほうに歩いて5分。お店は近づかないとよくわかんない。小さな看板と入口看板に注意。喫茶かもめの横。。 12時前に行くのがコツで中に入るとほとんどの客がオムライスを食べている風景はいつ見ても楽しい。。 ちなみにカレー、チキンライスなどもあるがほとんど注文されているの見たことない。 厨房ではシェフがオムライス焼きまくり。忙しい時は10人前くらい一気にケッチャップライスを炒めているのをよく見る。 o-shon.jpg 出てきたオムライスはオーセンティッククラシカルスタイル。 普通盛りでもかなりでかい。。大盛りと特大(通称まくら)がある。。。普通の人は普通で十分。。。。 焦げた部分も無く、フワリと焼き上げられた玉子が特徴。多分牛乳が入っているのね。 ケチャップライスはハムと玉ねぎ。特にどうってことのない中身。よくいえば全体的に上手にまとまったお味。。 個人的には半分食べたら飽きちゃうので途中で醤油をかけたり辛子を掛けたりする。 ケチャップは言わないと持ってきてくれない。 店内は清潔なんだけど超レトロで不思議な空間。歴史を感じる建物であることは確か。 店内の手前右側に「大蔵省認可 CHANGRE」という文字がガラス窓に見える喫煙ルームのような区切られた空間がある。調べると当時の大阪港には外貨を両替できる銀行がなく、食事をする船員さんの便宜を図って両替窓口を設けていた名残らしい。この店以外には見たことがない。 屋号は「オーションビュー」でオーシャンではない。関西学院を「くわんせいがくいん」と読ませるのを思い出した。。どっちでもいいことであるが。。。。。 大阪市港区築港2-8-28 06-6571-2074 11:00~15:00昼のみ(だったと思う) 明日(19日)から月末までロサンゼルス郊外とラスベガス郊外に視察に行ってきます。 日本においても女性の社会進出や独身者、シングルマザーの増加に伴う可処分時間の減少が目立ちその背景にあった業態を学ぶ予定です。 具体的にはウオルマートをはじめとする流通業や米国のフードビジネスの最前線を自分の目で見てきます。5月に日記復活しますのでこう御期待ください。

大阪市 南港/天保山 洋食