梅田/JR大阪

蕎麦処 とき

北新地にある歯科医で定期診断をしてもらった帰りに表記の店を訪問。場所はANAクラウンプラザホテル大阪の北側のファミリーマート堂島1丁目店の向かいに位置する。

お店は白壁に木製の引き戸と白い暖簾で高級感満載。縦に長いお店は全てテーブル席となっている。こちらのお店は蕎麦以外にも上質な肴もあるので私もお酒を飲んだ帰りにたまに立ち寄ることもある。ランチタイムは近隣の会社員の方や飲食店のスタッフさんでいつも満席になる。

メニューの中で石臼で挽いて手打ちされたデフォルトの十割蕎麦が人気で北新地の中では一番美味しいと個人的には思っている。もりそば以外にもシーズナルなメニューもあって季節ごとに訪問するのも楽しみの一つ。この時期は好物の「冷やしカレー蕎麦1700円」を目指して入店。接遇の女性も優しくてとても親切。

ランチタイムは巻き寿司のハーフがサービスで提供される。この巻き寿司が突き抜けた美味しさで海苔の香りもよくて焼き穴子も入った佳品。北新地のミシュラン寿司店のご主人がよく土産で持ち帰っておられる。

白い丼に入ったカレー蕎麦には温かいオクラ、パプリカ、茄子、ズッキーニ、南瓜の素揚げが入っていて彩りがとても美しい。細めで麺線が立った蕎麦はコシもあってカレー出汁にしっかり絡む。

冷たいカレー出汁は見た目よりもスパイスが効いているんだけど鰹昆布出汁の旨味と相まってとても上品な仕上がりとなっている。最後に蕎麦の香りが喉から鼻にふわっと抜ける味の3段ロケットとなっている。出汁が冷たいので喉越しも良くてスープも残さず一気に完食してしまう。暑気払いにぴったりの逸品です。

この日の診察で奥歯の骨が一本だけ折れていることが判明し、予防のために抜歯してインプラントを入れることとなる。完治まで4ヶ月とのこと。今は自覚症状はないんだけど高性能のレントゲンと医師の熟練の経験で判明。インプラントの費用が一式50万円と聞いてびっくりとショックで気持ちもダウン。このカレー蕎麦300杯分と思うとなんとも複雑な気分。

過去の「とき」はこちら

大阪市北区堂島1-3-4 谷安ビル 1F
電話: 06-6348-5558
11:30~14:00
18:00~26:00


カテゴリー 梅田/JR大阪, 蕎麦 |

大阪竹葉亭 新阪急ホテル店

新阪急ホテルの地下にある表記の鰻店を訪問。アクセスも良くて静かに落ち着いて食事ができるのでたまに利用する。こちらは東京銀座にある老舗の竹葉亭の暖簾分け店。

店内はホテルらしくない昭和な趣が残ってる独特の雰囲気でスタッフさんもシニアの方が多い。。鰻料理以外にも天ぷらなどもある。この日は鰻丼ミニ2420円をご飯少なめで所望する。鰻丼の価格の差は鰻の量の異なり。

しばらくして着丼。こちらのお店は江戸焼きなので鰻自身の味は弱いけど綺麗に照りが付いていて、ふっくらと焼き上げられている。口に入れるとふわふわでとろとろ食感。ご飯との相性もとてもいい。甘すぎないタレもとても美味しい。老舗ならではの安定の味わい。

自社の宣伝ですが、今年の土用丑は阪急梅田本店B1の「四季の折詰 徳( NORI)」にて「なにわ鰻ちらし税込1998円」を販売いたします。特製の酢飯の上に刻み海苔と錦糸卵をたっぷり乗せて、3種類の醤油で柔らかく炊き込んだ鰻の有馬煮と車海老、茗荷、椎茸、蓮根、青身などを入れています。冷めていても美味しくいただける渾身の一品です。

販売日は7月22、23、24日で予約も受け付けています。よろしくお願いいたします。

「なにわ鰻ちらし」詳細はこちら

大阪市北区芝田1-1-35 新阪急ホテルB1


カテゴリー 梅田/JR大阪, |

料理屋 稲家 6月

北新地の表記の和食店を訪問。毎月定期訪問しているお店の一つ。

纐纈、capi、TOMONOなどのたくさんのミシュラン店がひしめく「北新地プレイスビル」の7階に位置する。同じフロアの隣は天ぷらの沼田が入る。午後6時の一斉スタートだけど入口エレベーターが渋滞して10人以上の行列がいつもできる。お店はカウンター8席でご主人と若い調理師さん2名とソムリエの女性で切り盛り。。35歳の若きイケメンご主人(向井理そっくりで関西和食の3本の指に入るイケメンと言われている)は神戸の和食店「植むら」のご出身。毎月献立の変わるコースは18000円(税・サ別)。苦手な食材はあらかじめ申し上げておくと配慮いただけるのが嬉しい。

日本酒を所望すると大きな桐の箱に入った江戸切子のグラスを選ぶことができる。これもこのお店の楽しみの一つ。

ご主人のご挨拶から始まり、最初は天草の赤雲丹と秋田の蓴菜と烏賊そうめんを合わせたものが供される。。暑気払いにぴったりのさっぱりした味わい。

煮物椀は見た目も麗しい蒔絵が施されていて全体のシェイプも色気があってかなりかっこいい。

椀種は揚げた鮎魚女。ふわふわ食感で脂も乗っていてかなり美味しい。白芋茎も夏らしい添え物。透明感のある出汁は魚の脂も相まってかなり良い味わい。

青交耻の皿には皮目を炙った脂たっぷりの伝助穴子のお造り。ポン酢に山葵を入れた物でいただく。

同じ作家の蓋物は南蛮絵付けでかなり趣味性の高いセンスのいいもの。

北海道の北寄貝を柔らかく火入れしたもの。実山椒が効いていてっても美味しい。

焼き魚は炭火でじっくり焼いた皮パリの天然鰻白焼き。あしらえは水茄子辛子漬け。

口直しに富山の白海老と坊主ゴロシという名の海藻の酢の物。

こちらのお店のスペシャリティーの鮑のコロッケは揚げたてを手渡しいただける。

ゴロゴロの鮑の身と味を整えた肝のソースが強烈な美味しさを醸し出す。。日本酒が進みまくる他店にはない佳品。

目の前の銅鍋で作る河内鴨のつみれ。卵白と山芋が入っていてふわふわの仕上がり。あまり下味はつけていないんだけど嫌な癖などは全く感じない。コクのある深い旨みが最後まで残る。

食事は炊きたてアルデンテの白飯を一口。続いて万願寺唐辛子と鮎のご飯が供される。 お腹に余裕があれば鴨つみれの出汁を使った、牛時雨丼と続く。。

最後はしっかりと辛味を感じる新生姜で作ったアイスと沖縄のマンゴーでフィニッシュ。

この日は佐藤の麦焼酎のソーダ割りをチェイサーにして色々な珍しい日本酒をいただきました。私の好みのお酒をたくさん用意いただきいつも感謝です。食事終了までジャスト2時間。このスピード感も好きな理由の一つ。ごちそうさまでした。。

過去の稲家はこちら

大阪市北区曽根崎新地1丁目10番2号
06-6341-317


カテゴリー 梅田/JR大阪, 和食 |