心斎橋/四ツ橋

嬉嬉(きき) 2月

心斎橋の表記の海鮮和食店を訪問。過去に何度か伺っているけど店に看板など表記物がないためにいつも迷ってしまう。南警察署の裏くらいの春吉会館という年季の入ったビルの2階に位置する。

店内は座敷、テーブルが一つずつありカウンターも5席ほどある。メニューはなくて電話予約の時に食べたいものを店主にリクエストするというシステム。過去にはちゃんこ鍋や鱧鍋、松茸鍋、河豚鍋などをいただいた記憶がある。
今回は飲み放題をつけてカニ料理10000円のコースとのこと。

最初に大きな爪がてんこ盛りになったカニ登場。これを炭火で焼いたりニンニクバターで蒸し焼きにしていただくという趣向。

脚の部分の大きな身はしゃぶしゃぶでいただく。出汁は殻や蟹味噌を煮出してとった濃厚なもの。2本くらい食べると大満足。

蟹爪はニンニクバターで蒸し焼きにする。大きいので食べ応え満点。

飾りの野菜やトマトなども入れて美味しくいただく。最後は蟹雑炊でフィニッシュ。。ごちそうさまでした。

過去の記事はこちら

大阪市中央区東心斎橋1−6−22
06-6243-8211


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ひろせ 2月

会社の調理師の研修を兼ねて心斎橋の表記のお店を貸切訪問。難波・心斎橋方面の日本料理では一番美味しいと個人的に思うお店。お店はライブ感のあるカウンター6席と小上がりのテーブル2卓をご主人のひろせ氏とバイト君の2人で切り盛り。

ひろせ氏は西心斎橋のミシュラン店「ゆうの」で修行されたご主人の喰い味とけれんのない上質な食材を丁寧に仕事をした料理は同業者間でも定評あり。ソムリエの資格も持っておられるのでワインと肉料理を合わせる客も多いと聞き及ぶ。料理は以前より少し値上がりをして月替わりの16500円(税別)のみ。

今回は予算の関係で無理を言って14000円税別でリクエスト。

座付きは温かい粕汁から。椎茸に詰めた鰯のつみれが入る。柚子の香りと昆布出汁のしっかり効いた料理屋の粕汁仕立て。

続いて揚げ物が供される。白子を裏漉して作った豆腐をフライにしたものと車海老。豆腐の下には海老味噌が敷かれて雪塩が添えられる。天盛りは一寸豆の素揚げ。

刺身は6種盛りと豪華なもの。天然ひらめと巨大な平貝、甲烏賊と北海道産の雲丹、漬けにした氷見産の鰤、河豚皮の煮凝りなどどれもが一級品。。これだけでお酒が進みまくる。

煮物椀は大きな河豚の身を葛叩きにしたもの。下には玉子豆腐と丸大根と菜の花。塩分を抑えた淡味が光る。

続いて旬の真魚鰹。炭火で皮目をしっかり焼き込んだもの。敷かれたカリフラワーのソースが和風でかなり美味しい。

4時間くらい蒸し煮にした徳島産の鮑は新筍とともに供される。トラディショナルな仕事だけどしみじみ美味しいなあと思う逸品。

肉料理はランプ肉を炭火でカリカリに焼き上げ予熱で火入れしたもの。金柑の入った甘い醤油ソースも秀逸。この時期ならではのちぢみほうれん草も食感がとてもいい。

食事は若牛蒡と釜揚げしらすのご飯。お供のくじらのしぐれ煮がかなり美味しい。

デザートはこの時期のスペシャリティの酒粕のプリン。甘平みかんと共に。。

お酒も好みのものを4種類くらいいただき大満足。ごちそうさまでした。。

過去のひろせはこちら

大阪市中央区東心斎橋2-8-23イケダ会館1F
06-7713-0543
17:00~翌0:00


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とんかつ 康四郎

南船場にある表記のとんかつ店をランチタイムに訪問。大阪メトロ長堀橋駅・心斎橋駅・本町から徒歩5分くらい。農林会館のビルの向かい側に位置する。近くにコインパーキングたくさんあり。

大阪の人気豚料理店の「たゆたゆグループ」が開業20年目の節目として社長自らが腕を振るうお店。1階にはガラス張りの焼きトンの仕込みを行うキッチンでその2階がお店。店内は厨房を囲むL字型のカウンター12席のみで豚肉のカットや揚げる作業なども見えてライブ感満点。カウンターの真ん中で目気張り気配りをしながら川端社長がニコニコしながら料理を作られている。

今回は12時15分一斉スタートの席で3銘柄食べ比べセットプレミアム4900円を所望する。夜は7800円のコースのみ。プレミアムコースは肉の銘柄がアップするとのこと。

最初はYLB豚のヘレ部分。三元豚の高級版とのこと。元になる種豚の品種の頭文字をつけているとのこと。衣に色がつかない低温で揚げてからパン粉で衣の油を吸わせながら時間をかけて余熱で火入れ。塩胡椒でいただくとかなりあっさりといただけた。ありがちな癖や豚臭さは一切感じない。隣の客がシンガポールからのインバウンドだったのでカタコトの英語と中国語で説明すると喜んでいた。

続いて金華豚のロースが提供される。こちらも揚げてから5分くらい保温しながら余熱で火入れ。脂身が甘くて赤身部分は塩胡椒とソースでいただいて脂部分は辛子醤油でいただくことを薦めていただく。とんかつと一緒に羽釜で炊いたおいしいご飯をワシワシとかき込む。赤出汁豚汁、千切りキャベツもワンランク上の美味しさ。

最後は天城黒豚で酪農農家がかなりマニアックとのこと。仕入れ値も高く歩留まりも悪い豚だけどこの店で最も美味しい種類と言っておられた。大きな口で頬張ると融点の低い甘い脂身が一瞬で溶けて塩胡椒も不要なくらいの美味しさ。この店でとんかつ食べたら他の店には行けないな・・・

前回の康四朗はこちら

大阪市中央区南船場2-10-24 2F
11:00-14:30、18:00(一斉スタート)


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