心斎橋/四ツ橋

創作中華 縁 1月【大阪市 心斎橋/四ツ橋】

心斎橋にある表記の中華料理店を友人と訪問。東心斎橋の三休橋通りの古いビルの地下に店は位置する。小さな階段を降りて重たいドアを開けるとカウンター10席のバーのような間接照明の効いた内装の店内が見える。普通の中華料理店のイメージとかなり異なる。初めての客はかなり入りにくいと推察する。

メニューは全てアラカルトでグランドメニューと季節の魚介などを使ったものが15種類くらいが黒板に書かれている。カウンター越しのカーテンの向こうでシェフが黙々と料理を作る。どの料理も注文してからすぐに提供されることにいつもびっくりする。

緑色の生のザーサイ700円はビールのアテにぴったり。盛り付けも美しくてセンスあり。ポーションはどれも少なめなので色々な好きなものを注文して楽しむことができる。

天然鯛のカルパッチョ2500円は鯛の食感もとてもいい。ナッツや野菜の千切り、香辛料とともによくかき混ぜていただく。

海老の特製マヨネーズソースかけ1800円は甘みと酸味を兼ね備えたさらりとした自家製マヨネーズソースがかなりいい。揚げたての海老も大ぶりで食べ応え満点。ふわふわ玉子の海老のチリソースとどちらを頼むかいつも迷う逸品。

牡蠣の豆豉炒め2500円は牡蠣の上質さはもとより野菜の油通しの加減など手抜き一切なし。この料理も驚くほどの美味しさ。ピカピカに光るビジュアルに痺れてしまう。。

水餃子700円は甘めの味噌だれも秀逸。咀嚼すると肉汁が口内に溢れ出る。。盛り付けのビジュアルも美しい。

マストメニューの白子入り麻婆豆腐2600円は独特の白子の旨味と花山椒がしっかり入ったオイリーなソースの本格的な味わい。辛さが後を引かずにすっと消える感じ。ご飯と一緒にいただくと泣けるほど美味しい。。

最後は杏仁豆腐600円でフィニッシュ。紹興酒もたくさん揃っていて今回は5年ものと15年ものを並べて飲み比べを楽しむ。今回注文したメニュー以外でもソフトシェルクラブのネギ塩ソースやニンニクの茎と牛肉の炒め、鶏肉の味噌炒め、羊肉とクミンの炒めなど他にも食べたいメニュー満載。席数が少ないので予約必須なり。

前回の縁はこちら

大阪市中央区東心斎橋1-18-2山本ビル B1F
06-6281-0373
定休日 日曜・祝日

大阪市 心斎橋/四ツ橋 中華料理

御堂筋ロッジ 1月【大阪市 心斎橋/四ツ橋】

南船場にある表記の洋食店を友人と訪問。地下鉄心斎橋駅 3番出口すぐの大阪豊田ビルのB1Fに位置する。店内は店名のロッジに因んでログハウス コテージ感満載でランプ風の16個の赤い照明がとても綺麗。赤い椅子と青い椅子が配置されていてクラッシックだけど趣味のいい内装。

2007年頃に長堀橋近くにあった「洋食Katsui」の支店で約10年くらい前に開店。。洋食Katsuiは5年前に奈良の天理にある山の辺の道近くのトレイルセンターに移転。

メニューは上質かつクラッシックな洋食中心で総じて値段は高め。。客層も高年齢の方が多くシニアの方が一人で晩御飯を食べている姿もよくお見かけする。

前菜盛り合わせは干し柿とバターを合わせたもの、トビアラ海老の唐揚げ、帆立貝柱のフライ、鶏手羽先の揚げ物、自家製焼き豚、ローストビーフの寿司、タスマニアサーモンのマリネなど。

この日はオーナーの勝井氏が天理から来られて接客されていた。週に2回くらい来られると言っていた。サービススタッフさんの目配り気配り、料理の説明も隙がなく教育のレベルの高さを感じることができた。

紅ズワイガニのサラダはいつも注文するお気に入りのメニュー。生の蟹の身を使用していて柔らかくて甘くてとても美味しい。サラダのオーロラソースもとても懐かしい味わい。細かく刻んだキャベツも舌触りがとてもいい。

この店の名物メニューのエビフライ三昧3300円。ブラックタイガーの盛り合わせに車海老を追加していただく。たっぷりのタルタルソースをつけてピノ・ノワールと一緒にいただくのが大好き。

黒毛和牛のヘレステーキも柔らかいだけでなく、肉の香りも良くて味も深く食べ応え満点。

チョコレートのケーキとアイスでフィニッシュ。。どれも美味しくいただきました。。本当はカキフライとかも食べたかったんだけどお腹いっぱいで次回のお楽しみとする。

過去の御堂筋ロッジはこちら

大阪市中央区南船場4-3-11大阪豊田ビルディング地下1階
06-6251-5064
営業時間:Lunch11:30-15:30・Dinner17:00-22:30
定休日:日・月・祝

 

大阪市 心斎橋/四ツ橋 洋食

ひろせ 12月【大阪市 心斎橋/四ツ橋】

ここ数年毎月訪問している和食店では一番のお気に入りの表記の店を年末最後に訪問。心斎橋の畳屋筋の飲食ビルの1階に位置する。カウンター6席とテーブル席のみ。ご主人はミシュラン店の西心斎橋の「ゆうの」で修行。

炭火を使った焼き物と素材感のある献立は界隈にはないハイコストパフォーマンスを見せる。この日も予約で満席でおせち料理の仕込み含めて夜中まで仕事を連日されていると言っておられた。

毎月変わる料理のコースは11000円のみ。派手さはないけど、よく聞きおよぶ界隈の15000円以上の高額店に全くひけを取らない内容と美味しさに惹かれる常連が多い。

座付は下仁田ネギのすり流しで中には炭火で焼いた河豚白子と大根が入る。体が一気に温まる。

2品目は原木椎茸に車海老を叩いたものを詰めて揚げたもの。椎茸のいい香味とプリプリの車海老の味わいが合わさったかなり美味しい逸品。敷かれているソースは海老味噌ベースとのこと。

刺身は厚めにカットされた河豚、ミンククジラ、天然ぶり、しめ鯖、皮目を炙ったかますの5種盛り。どれも隙のない美味しさ。。

刺身には新政のクリスマス仕様の「6」を合わせていただく。

煮物椀は鯛の身がぎっしりと入った真薯とかぶら、白木耳。出汁は上品な昆布ベースに鯛の骨でとったパンチのある出汁を合わせたもの。透き通るような味わいに仕立てるのは流石の腕前。。

ここからは重めの白ワインでいただく。。

三重県答志島の鰆を炭焼きにしたもの。いつもながらの火入れの完璧さに敬服する。下には揚げた海老芋とセコガニの餡と一緒にいただく趣向。

牛ホホ肉を柔らかく炊き込んだもので全く煮崩れすることなく箸を入れるとほろほろと崩れる仕上がりに感動する。ごぼうのピューレが下に敷かれていてそれをつけながらいただく。付け合わせは縮みほうれん草と揚げたごぼうと粒マスタード。

食事はカラスミご飯。。ご飯も自家製のカラスミも一級品なのでつい食べ過ぎてしまいそうになる。

デセールは自家製豆乳ソルベと柑橘。。コロナで訪問できなかった期間もあったけど今年もほぼ毎月訪問できました。。来年の料理も楽しみです。。カウンターの隣の席に読者さんが座られておられたと聞き挨拶すればよかったかなと思いながら店を出る。

過去のひろせはこちら

大阪市中央区東心斎橋2-8-23イケダ会館1F
06-7713-0543
17:00~翌0:00

 

大阪市 心斎橋/四ツ橋 和食