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生ホルモン処 おさむちゃん【大阪府 堺市】

堺にある伝説の焼肉店を友人の貸切で訪問。1日3回転で予約は常に3ヶ月待ち。7時からの予約は半年待ちという予約困難店。外観は見ての通り。この日は4時半からの入店。。


JR阪和線 津久野駅より徒歩10分程度。鳳駅からタクシーでワンメーター。運転手さんに「おさむちゃんお願いします」といえば黙って連れて行っていただける。

店は3・3坪の8席狭小店。コブクロや有名芸能人のサイン色紙が飾られる。先週は金本監督がコーチと来店。この日は「今ちゃん」の取材が来ていた。。

目の前でささっと作るもやしのナムル、自家製のキムチ(チーズ、くるみ、アボガド、宮崎の金柑、イチゴ、胡瓜、白菜)は秀逸。チーズやイチゴのキムチは初めていただいた。

まずは熊本産和王の鞍下のハネシタ部分でA5のマーブリング12の最高級部位をさっと炙って供す。突き抜ける脂の甘さと美味しさに椅子から落ちそうになる。さっぱりしたドライマッコリも秀逸。

肉は全ておさむちゃんが焼いてくれる。

センマイの穴の部分から顔を出してベロベロバーをするおさむちゃん。最初はレモンだけでさっぱりといただき次に酢味噌をつけて食す。臭みやくせは全く皆無。甘みが感じられたセンマイは初めて。よっぽど鮮度がいいのであろう。

続いて千本筋と言われる超希少部位。カットすると肉の中にゼラチン状の筋が入っていて焼くと幽けき歯ごたえと深い赤身の旨味が感じられる。米沢牛なので赤身でも口の中で解ける脂分が感じられてびっくり。

名物のハラミも米沢牛の雌とのこと。肉の塊のプレゼンテーション(一斉に撮影会となる)の後、薄切りと厚切りで供される。ステーキのような厚切りのハラミは上質の脂全開であっさりとしたタレにとてもよく合う。

この日は特別に和王のメスのヘレ肉のシャトーブリアンを焼いていただく。絵に描いたような美しい肉をミディアムに焼き上げてハサミでチョキチョキカットして供される。柔らかくて脂分も感じられて肉の味も堪能できる最高部位。

おさむちゃんの「よっしゃ〜そろそろ行くで〜!!」の掛け声とともに名物のタン登場。これも熊本産で雌なのでサイズは小さめらしい。これも牛の舌先をぺろぺろ動かす有名なプレゼンテーションの後で和牛ならではの黒い皮を一気に剥いて根元のサシのある部分だけを塊にして細かく蛇腹に目を入れてそのままじっくりと焼き上げる。

1枚目はレモンではなく柔らかな酸味の自家製の梅ダレでいただき、2枚目は静岡産の本ワサビでいただく。弾力のあるむちむちシャクシャクした食感と上質な甘い脂は今まで食べてきたタンの概念を覆すくらいのもの。

続いては脂をしっかりと纏った「ミノサンド」これも塩焼きなんだけど臭み等、癖は一切なし。ホルモンの旨味をしっかりと楽しむ。

細かく包丁目が入った「ウルテ」はタレがしっかりと絡んでとてもいい。このウルテもかなり新鮮であることは一口いただいただけでわかる。

「まだまだ行くで〜!」と言いながら「てっちゃん」の塩焼き。しっかりと包丁しているので全く固くない。脂はしっかりあるけど甘くてくどさはない・梅ダレとの相性が抜群・・・おさむちゃんはギャグを飛ばしながら仕事をするんだけど手がとても早いのにびっくり。

赤センマイも細かく包丁をしてタレ焼きにして供される。噛めば噛むほど旨味を感じる。朝屠畜したものらしい。

締めのとろみのあるクッパも絶品と呼びたいくらいに素晴らしい。おさむちゃんが何度もスープの味見をする。野菜の甘みや肉の旨味などいろいろな味がしてとても繊細で滋味深い。記憶に残る初めてのクッパなり。


会計は飲んで一人約1万円。今年で10周年を迎えるらしい。帰りのタクシーは一人で余韻を楽しむ。ここ最近では突き抜けた感動的な素晴らしい店でした。。

堺市西区鳳北町8-33-4
080-5322-0036

<p><a href=”https://tabelog.com/osaka/A2705/A270501/27052134/?tb_id=tabelog_1167189cf989ef9c1cf51f989d10f37db7b4e5c2″>生ホルモン処 おさむちゃん。</a> (<a href=”https://tabelog.com/rstLst/RC130101/”>焼肉</a> / <a href=”https://tabelog.com/osaka/A2705/A270501/R6362/rstLst/”>津久野駅</a>)
<br />夜総合点<span style=”color: #FFD700;”>★★★</span><span style=”color: #A9A9A9;”>☆☆</span> 3.5
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大阪府 堺市 焼肉

鮨 伊吹【大阪市 肥後橋】

靱公園北側にある表記の店を訪問。入口に前栽があって雰囲気があり。
L字の白木カウンターと個室座敷。寡黙な店主と奥さんで切り盛り。今回はお任せでいただく。

加太産の鯛の造りからスタート。続いて皮目を炙って熟成させた神奈川産の鰆と続く。皮ごと焼いた一寸豆、若芽と筍の炊き合わせ、酒盗入りの茶碗蒸し、愛知産の大きなタイラギ貝の磯辺焼き(別注文)を一気に平らげる。

千葉産の6年ものの大きなハマグリは焼き物でいただく。

ホタルイカの生とボイルの食べ比べと富山産の白えび。

握りの扉は長崎産の剣先イカから、続いて鯛、鰆、北海道産のきんき、加太産の釣りの鯵、淡路産の細魚を一気に食す。シャリは辛口の固め。。

加太の活蛸は思いの外柔らかくて上質、軽く火入れした分厚い身の活とり貝は旬の真っ只中で不味い訳が無い。唐津産の赤雲丹も走りの美味しさ。壱岐産のマグロは苦手なのでパス。

締めは長崎産の穴子。フワフワに蒸されていて塩とタレでいただく。お酒をしっかりいただいて一人15000円の会計でした。ご馳走様でした・・・

梅田から乗ったタクシーの運転手が信号に引っかからないルートにこだわりすぎの暴走タクシー。。細い道を縫うようにハイスピード。スリル満点で3回くらいぶつかりかける。昔の韓国みたいで少しドキドキ。

大阪市西区京町堀1-12-5
17:30〜24:00入店

<p><a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270102/27007947/?tb_id=tabelog_9e0a12f06da2c54062111db8911d7e11c266f154″>伊吹</a> (<a href=”https://tabelog.com/rstLst/RC010201/”>寿司</a> / <a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270102/R8386/rstLst/”>肥後橋駅</a>、<a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270106/R9135/rstLst/”>本町駅</a>、<a href=”https://tabelog.com/osaka/A2701/A270102/R10518/rstLst/”>淀屋橋駅</a>)
<br />夜総合点<span style=”color: #FFD700;”>★★★</span><span style=”color: #A9A9A9;”>☆☆</span> 3.5
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大阪市 肥後橋 寿司

丸元【大阪市 難波】

千日前にある表記の店を友人と訪問。30年以上ずっと通う店で見た目は寿司店なんだけど客のほとんどはスッポンのコースを注文する。外観内装とも昭和の古き良き大阪らしい寿司店。

芸能人やスポーツ選手の来店も多く以前、叶姉妹をテーブル席で見たこともある。スッポンを目の前で捌くカウンター席が特等席。働いている方は全員シニアで顔馴染み。2階は15人くらい入れる座敷になっていて団体の時に重宝する。

スッポンコースは税込5400円のずっと変わらない値段。客層も年齢層が高くて常連率がとても高い。

突き出しはしんみりと炊き上げた若芽と筍。この日はジムに行った後なのでビールが美味しい。

別注のお造り盛り合わせは脂の乗りまくったヒラメ、甘海老、蛍烏賊、明石の蛸、赤貝など・・・ネタを見ながら好きなものだけをリクエストする。

コースの始まりはスッポンの血を甘口の赤玉ハニーワインで割ったもの。数十年同じパターン。。。お酒の飲めない方はりんごジュースで割っていただける。

続いてスッポンのエンペラと腸をポン酢で和えたもの。プリプリの食感はフグの皮を柔らかくしたような感じ。コラーゲン感たっぷりであっさりしてとてもいい。

肝と卵のお造り登場。それぞれをパリッとした海苔で巻いて塩をかけていただく。口の中でぷちんと弾ける甘い卵ととろけるような肝の深い味わいは絶品。苦玉の胆嚢は噛まずに飲み込む。ピクピク動く心臓も味はどうってことないけど元気になるような気がする。捌きたてで新鮮なので嫌な癖は全く無い。

この日はダイエットのために麦焼酎の水割りを所望。セルフサービスでいただいた分だけ清算する仕組み。錫の水差しも年季が入る。

メインのスープ登場。2階の座敷で頂くときは鍋で供されるがカウンタ−では銘々でお椀によそって出していただける。これも昔からのこの店のスタイル。

スッポン以外にも餅、豆腐、白菜もたっぷり入って栄養満点。生姜の効いた薄口だけど滋味深いスープは体に染み渡る美味しさ。

2杯目は鷹の爪やニンニクパウダーを入れて味の変化を楽しむ。お椀の中にスッポンのいろいろな部位が入っていてそれぞれの食感の違いや味わいの異なりを楽しむ。スッポンは良質のアミノ酸とビタミンがしっかり含まれているので食べ終わると体がいつもポカポカ温まる気がする。

締めは卵とネギだけのトロトロの雑炊。押し麦が少しだけ入っているので食感がいい。河豚や蟹の雑炊とは異なるしんみりした味わいは例えようが無い。お代わりしたかったけど我慢する。

水菓子をいただいてお腹いっぱいご馳走様でした。

いつもレジでドンと座っていた女将さんの代わりに娘さんがお店を仕切る。時代の流れを感じる穀雨の候。

大阪市中央区千日前1-9-9
06-6211-2298
16:30〜23:00
日曜定休

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大阪市 難波 和食