お店ジャンル

花梨麻婆麺 尼崎店

阪神尼崎駅近くの表記の店を夜に一人で訪問。場所は中央商店街の1本北側のコメダやセントラルホテルのある通りでキャッチの女性やラウンジと書かれた大きな店の怖い目つきの兄さんたちの前を通って入店。コインパーキングは近隣にたくさんあり。

カウンターに案内いただき初めての入店を告げるとサービスの若い女性からメニューを丁寧に説明いただく。代表的なメニューは以下の通り。
・四川風麻婆まぜ麺880円
・辛くない(広東風)麻婆麺880円
・カレー麻婆まぜ麺930円
・汁なし担々麺880円

あとはサイドメニューで唐揚げや揚げ餃子、イカ団子、春巻き、海老マヨなど。ランチタイムはボリューム満点系のセットメニューがいろいろある。お店はこちらの他に3年前に創業した「なかもず店」。それ以外にも「あびこ店」「堺東店」「六甲道店」があるらしい。

この日はお店の方の一押しの四川風まぜ麺を所望する。辛さを選ぶことができて
普通 :一般的な中辛
一辛:一般的な辛口程度
ニ辛:一辛の2倍
三辛:一辛の3倍
激辛:とにかく辛いのがお好きな方
と書かれている。

今回はとりあえず2辛でお願いする。

しばらくして着丼。グツグツと煮えたぎる土鍋のビジュアルもとてもいい。
奥に潜む麺を掻き出すと2種類の山椒の香りがふわっと流れる。
思ったよりも辛さが強くてヒリヒリする。しっかりとした濃いめの味付けでたっぷりの甜麺醤の効いた肉味噌と香り高いオイルの加減もちょうどいい。麺は中太の多加水モチモチ系の縮れ麺で麺とよく絡む。絹ごし豆腐も食感固めで良い下処理をされている。麺は北海道の小林製麺と書いてあった。

最後に残った肉みそに追いご飯50円を足して綺麗に完食。食べ応えは充分あり。

口がヒリヒリするので杏仁アイス200円で冷ます。。ノーゲストだったんで店長らしき人と世間話・・・・

3年前に中百舌鳥で幼馴染4人(現在全員38歳)がお金を出し合って開業。その中の一人が堺のリーガロイヤル(現在はアゴーラリージェンシー)の中華レストランの龍鳳の副料理長だったらしい。その料理人が得意だった四川風麻婆豆腐をアレンジしてまた様々な知恵を出しあって今の業態を作り、あっという間に2等立地ばかりで5店舗の展開と言っておられた。これからもどんどん展開されるとのこと。。次回はカレー麻婆麺食べに行く予定。ごちそうさまでした。。。

尼崎市神田北通3-37-2
06-4869-9100
月曜日定休

花梨麻婆麺 尼崎店中華料理 / 尼崎駅(阪神)出屋敷駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

中華料理麺料理 兵庫県

トムクリオーザ 4月【大阪市 梅田/JR大阪】

友人に招待いただき表記のミシュランイタリア料理店を訪問。北新地駅から徒歩5分のダイビルの近くの雑居ビルの2階に位置する。ポンテベッキオでの料理長を経て2013年にこの地で独立。

この日は9名での貸し切食事会。16500円のコース料理にワインペアリング20000円をつけていただく。

最初にシャンパンで乾杯して、一皿目は百合根のクリーム(調味料なしで水と百合根のみで作るらしい)と素揚げした百合根とキャビア。

続いて蛍烏賊のパスタ。蛍烏賊を潰して作ったソースで蛍烏賊の肝のコクと合間ってとても濃厚で美味しい。

続いて名物料理24ヶ月熟成させたペルシュウの登場。パルマハム職人の岐阜在住の多田さん(お会いしたことはないけど・・・)という方が作ったもので、それをスライサー界のフェラーリーと言われるベルケル社のハムスライサーで透けて見えるほどの厚さにカットして提供。脂身の融点が低いために口の中で甘く溶ける感じと独特の香りが何ともいえない。

途中で熱々の寿司米が出てきてそれをハムでくるんでミニおにぎりにしていただく。同時に菜の花のサラダとジャガイモのニョッキ、半熟卵も提供される。

ハムのお供は昨日に千葉県木更津の竹島さん(この方も知らない・・・)が作って航空便で届くフレッシュ感がある水牛モッツアレラ。フレッシュ感がとてもいい。

続いて鴨肉のラビオリとホワイトアスパラガス。上には黒トリュフとパルメザンチーズ。

魚料理は甘鯛とちりめんキャベツのスープ(魚貝のスープにサフランと生クリーム)仕立て。このスープがとても濃厚で凝縮感がすごい。

2つ目のパスタは手打ちキッタラ。生の北海道産の牡丹海老と一寸豆とそのソース。
最後にイタリアカラスミのボッタルガが掛かる。

牛肉のカツレツ(ひょっとしてラムかもしれない・・・)ワイン飲み過ぎて記憶に残らなかった・・・しかしながら肉が甘くてポルチーニの濃厚なソースとドンピシャの味わい。
合わせた赤ワインとの相性も完璧。

ドルチェはイチゴのコンポート。。

名物のピスタチオのパンナコッタはとても濃厚で香りが強烈。グラッパと一緒にいただく。。

ワインのペアリングも上質なものばかりセレクションいただく。

サービスのスタッフも若い方ばかりだけどしっかりしていて、美味しいものを美味しく食べていただくという気持ちが伝わるとてもいいお店です。

前回のトムクリオーザはこちら

大阪市北区堂島1-2-15 浜村サンプラザビル2F

大阪市 梅田/JR大阪 イタリアン

楡庵 福源【大阪市 住吉】 【大阪市 住吉公園】 【大阪市 住吉大社】

南海本線住吉大社駅下のショップ南海にある総菜店。以前は住吉大社の南側の住宅街で仕出し店をされていたんだけど10年くらい前にこちらに移転。ベテランのご主人が一人で作る惣菜は派手さはないけどかなり上質。テイクアウト専門でパックに入った煮炊きものやハンバーグ、和風のスパイスカレー、刺身、かやくご飯などレパートリーはかなり広く何をいただいてもワンランク上の美味しさ。

私もコロナ禍で外食しにくい時は週に2回くらい購入していた時期もあったけど全く飽きることがなかった。

数種類の手作り感満載のお弁当やおかずの盛り合わせなどもあってこれからの季節、住吉公園でのお花見にぴったり。
お弁当や惣菜もかなり美味しいけどオススメは鰻弁当。鰻の量で3種類に別れていて私はいつも真ん中の1600円のものを所望する。
注文ごとに温かいご飯を折に入れて鰻を再加熱して5分くらいで仕立てていただける。

別売りで「肝の煮付け」もあれば必ず購入をオススメする。

一見地味な鰻弁当なんだけどタレの塩梅や鰻の焼き加減など完璧と感心しながらいつも美味しくいただく。個人的には大好きでヘビーユースしているデリカテッセンです。。

お店の壁にはご主人のお父さんが書かれた達筆な毛筆の書が飾られる。以下原文・・・

その昔(明治〜大正)浪速の堂島・北浜あたりには米問屋が軒を並べ天満界隈では河内・泉州方面から小舟や大八車で運ばれた農産物がセリにかけられ市町村に出回ったそうな
西区江戸堀の川辺にざこばといはれた水産物の卸賣り市場があったそうな
初代福源は淀川・大和川・河内・泉州方面より遠くは出雲の宍道湖より入荷した鰻・鯉・鮒・鮎・すっぽん・もろこ・川海老・蜆・浅利・蛤・等々淡水魚の仲卸業を営んでいたそうな
昭和の初に安治川沿に今の中央卸売市場が開場され二代目福源が開店した
私の子供の頃(昭和十年前后)には出目金・かじか・小亀・ざりがに等も賣られていた事等覚えている
昭和十二年支那事変から大東亜戦争へと昭和の激動期に入り食糧難の時代が来る
終戦後二、三年を過ぎ中央市場も活気を取り戻し「喰いだおれ大阪」の台所として現在全国各地より特産物が入荷しているが当時(昭和の初期)天然鰻も近畿、四国、鳥取、岡山方面から毎朝入荷し中でも淀川、大和川の河口でとれた鰻は品質が良く高値で取引されていたそうな
福源ののれんを受けつぎ鰻にこだわりを持ちつづけるのも淀川の水で遊び育った者の一つの生き方であらうか

大阪市住吉区長峡町 3-14
木曜休み

楡庵福源惣菜・デリ / 住吉大社駅住吉鳥居前駅住吉駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 住吉大阪市 住吉公園大阪市 住吉大社 お弁当和食その他料理