マサラ庵 Takumi

グルメ友達がお勧めしてくれた奈良の富雄にある隠れ家古民家インド料理店を友人6人で訪問。近鉄難波駅から電車で40分。富雄駅から1.5キロくらい離れた場所に位置する。

昼も夜も完全予約制となっている。

築150年以上の古民家を改造した店内は非常に雰囲気があって広い前栽を渡って店内に入る。これがインド料理とはだれにも分からない外観。
靴を脱いで店内に入るといくつかの部屋ごとにイスとテーブル(座敷ではない)がセットされている。

料理はコース料理のみの完全予約制で価格は以下の通り
・ランチ  2,500円 3,500円
・ディナー 3,000円 4,000円 5,000円

この日は5000円のコースを所望する。。

最初に奈良産の地ビールで乾杯。そのあと自家製豆乳ヨーグルトのラッシーが登場。これで静かに胃を目覚めさせる・・・

インド風の前菜盛り合わせは大きな皿で提供される。生地にスパイスが13種類入ったケークサレとブロッコリーのスパイスソテー。インドの赤レンズ豆のスパイス煮込み。ワカサギのエスカベッシュは普通。スパイスチキンの低温調理したもの。冬瓜の蜂蜜レモン漬け。自家製スパイスロースハムと奈良産野菜のマスタードソース。三輪そうめん山本製パスタと四角豆など。。強烈なスパイス感はないけどどれもが丁寧に作られている。

色々なスパイスが入ってとても複雑な風味の小芋のスープ。中には手長海老の身が入っている。。

熱々の魚介のトマトカレーグラタンには帆立貝が潜んでいる。

魚料理は真鯛のソテーとアサリを使ったインド風アクアパッツァ。これも見た目よりあっさりとした澄んだ味わい。

ピノ・ノワールとシャルドネともに3800円くらいで価格以上の味わい。

メインディッシュはヨーグルトとスパイスに24-36時間程度漬け込んで、最後にタンドールで焼き上げた本格的なタンドール料理。チキン、シュリンプ、マトン、鴨、ヤマトポークなど一つずつお願いして皆でシェアしていただく野菜は奈良県宇陀市のものが使われる。

締めのカレーはこの日は6種類

①朝びき若鶏のゴア風スパイシーカレー「チキンビンダル」
②子羊肉のゴア風スパイシーカレー「ラムビンダル」
③サブジマサラ「季節野菜のカレー」
④朝びき若鶏と淡路玉ねぎのカレー「チキンドピアザ」
⑤エビのココナッツマイルドカレー「ブラウンマラバーリ」
⑥牛頬肉のカレー「ビーフクンビ」

これも全てお願いしてシェアする。

鳥取県のカレー専用バスマティライスとコシヒカリがとても美味しい。小さいナンorチャパティに淡路島玉葱のピクルスが添えられる。どのカレーも癖はなく旨味と様々なスパイスの味わいがとても豊かな印象。

デザートはマンゴープリンなど。とても濃厚で味わい深い。

女将さんの接客もフレンドリーでとても楽しい時間を過ごす事ができた。総じてこちらのお店はインド料理店というよりはインド料理を基調にした創作スパイス料理で辛いものが苦手な人も大丈夫です。大阪から少し遠いのが玉に瑕・・・

奈良県奈良市中町2281
0742-47-160
12:00〜15:00(13:00LO)、18:00〜22:00(20:00LO)
火曜休、不定休あり

まさら庵TAKUMIインドカレー / 富雄駅学園前駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

カレーライス 奈良県

37+1(さんじゅうはち)

奈良県の高田にある表記の店を訪問。阿部野橋から近鉄線に乗って高田市駅まで30分。そこから寂れた商店街を抜けたところに位置する。不思議な店名の由来は不明。若き店主一人で営む。

店内はカウンター席が6席とテーブル席が2つ。コース料理は数種類。今回は8000円の一番高いものを所望。価格の差は食材の差とのこと。

最初の一皿は今が旬の黒豆の枝豆をオリーブオイルでソテーしたもの。そこに麹につけたチーズをかけたもの。枝豆とチーズの相性がとてもいい。

2年2ヶ月かけて熟成させた自家製の生ハムとイチジク。しっとりした舌触りがなんとも言えない。。単純な取り合わせだけど完成度はかなり高い。

釧路仙鳳趾産の牡蠣のバターソテーに胡瓜とオクラの叩いたものをかけたもの。牡蠣の美味しさはもとよりオクラとの相性もとてもいい。

ワインはペアリングでお願いした。この日は全て国産ワインをサーブいただく。珍しいものばかりいただく。

丁寧に火入れした鰆にフィンネルを乗せたもの。薬味は青唐辛子を叩いたもの。ピリッとした後味がとてもいい。

自家農園で作る野菜の盛り合わせ。丁寧にピンセットで盛り付けされる。ソースはフルーツトマト。。こちらのシェフは料理はもとより調味料まで全て自分で作られる。バケットも自家製で糖質制限中だけど美味しすぎて5つも食べてしまう。

かぼちゃのバターナッツと水だけで作ったスープ。体に染み渡る味わい。。

魚料理は南国の赤ミーバイのソテーに玉ねぎのソースを合わせたもの。これも火入れが絶妙でするすると胃に入っていく。

最後は大和牛のヘレ肉。焼いては冷ましを繰り返し綺麗なロゼピンクに仕上げられる。原木椎茸のソテーと赤ワインのソースも秀逸。

デザートも当然自家製。最初の一皿は苦味の効いたティラミス。

続いては濃厚なチーズケーキと旬のぶどうをエスプレッソとともに。。どれもが美味しくて大満足。。シェフとの会話も楽しいカウンター席がお勧めです。

大和高田市片塩町12-11
0745-22-3118
定休日 火曜日、毎月第1水曜日

37+1イタリアン / 高田市駅高田駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

イタリアンフレンチ 奈良県

#肉といえば松田

大和八木駅南口徒歩1分の好立地に最近オープンした肉懐石のお店を訪問。奈良県内で数店舗展開するトリオダイナーグループの新店舗。ソムリエであるオーナー自ら調理場に立って大和牛を中心にした肉料理を提供。

お店はカウンター12席のみ。17時と19時半一斉スタートの2部制となっている。時間に間に合うように大阪から近鉄特急に乗って入店。

まずはオーナー自らその日使用する肉のプレゼンテーション。様々な産地と部位別の肉は圧巻の迫力。

先付けはトウモロコシの冷製スープ。品種はゴールドラッシュを使用。調味料は塩のみとのこと。。とても甘い。。

続いての自家製キムチはキャベツ、アスパラ、梨を使用。漬け込まずに和えているだけなのでとても軽い味わい。

松坂牛の生のヘレ肉を醤油ダレに漬け込んだもの。わさびと一緒にいただく。とても柔らかくて滋味深い。。この料理は始めていただいた。

大和牛のイチボ肉を使用したユッケ。根室産の塩水雲丹が添えられる。別料金(1000円)でトリュフのすりおろしをかけていただくことができる。ちなみにこのユッケは合法とのこと。

和牛のタンの塩焼き。この日は仙台牛を使用。わさびとイタリアの塩とレモンでいただく。別料金で根元のさらに脂の乗ったところに交換も可(写真はデフォルトのもの)

和牛のハラミ肉は大和牛を使用。。一人一切れのみなので丁寧に焼いていただく。

和牛のザブトンと呼ばれる脂乗りまくりの部位。これはタレをつけて一口ご飯とともに供される。脂に嫌味がなく美味しくいただく。

玉ねぎを使ったピクルスは目の覚める酸っぱさ。。口直しにちょうどいい。

和牛ミンチを使った一口コロッケは赤ワインのソースが添えられる。

葛城山の寺田農園というところのハーブのサラダは半分残しておいてね・・と言われる

大和牛の肩ロースを使った焼きしゃぶも脂が乗りまくり。半分残したハーブを包んでいただく。。

卵に醤油ダレ、そこにトリュフを削ってつけダレにする。。肉の脂と卵黄のコクがなんともいえない深い味わいを醸し出す。

最後は大和牛のサーロインステーキ。店主自ら塊肉を丁寧に焼き上げてくれる。。カンボジア産の生の胡椒と塩でいただく。

締めは3種類から牛肉を使ったトロたくは目の前で肉を刻みまくる。。。

私はあっさりした冷やしラーメンを所望。カツオと鯖節の香りがとてもいい。デザートは杏仁豆腐のアイスクリームに大和茶をかけたもの。このコースで6500円。。コストパフォーマンスも良くて劇場型の楽しめる肉料理店でした。

奈良県橿原市内膳町1-5-22
電話番号 0744-24-0029

#肉といえば松田 奈良本店牛料理 / 大和八木駅八木西口駅畝傍駅

夜総合点★★★★ 4.0

ラーメン焼肉 奈良県