松虫

ワイン食堂 アンデルセン【大阪市 松虫】

アベノハルカスを南下して松虫交差点手前西側にあるワイン食堂と言うジャンルのお店。
夜は訪問したことがないんだけど店前のストロングスタイルの洋食メニューにひかれて訪問する。

2014-12-29 11.16.47

若いご主人と奥さんの二人でお店を切り盛りしていてしてアットホームな感じ。でも全く会話がなかったのが残念・・・たぶんどちらかと言えば人が苦手なんだと思う。。

店内は白い壁とウッディーな感じでカジュアルな空気がよく出ている。女性が好みそうな内装。この日はビフカツランチ1500円を所望する。

2014-12-29 11.19.04

まずは人参のポタージュ。味は普通。あっさりしててさらっといただける。スイートコーンのたくさん入ったサラダと一緒にカツレツが登場。

客は私一人だけだったのですぐに完成。

2014-12-29 11.26.02

思っていた盛りつけと違っていたので少し嬉しい。ミディアムに火入れされた肉がかなり柔らかい・・多分国産のヘレ肉の端を旨く使っているのであろう。脂も感じて総じて美味しい。ソースは淡くかなりあっさりしたものとなっている。素材やワインのデリケートな味を活かすためであろう。個人的にはしっかりとしたもう少し塩分が立った方が好みであるが・・・

ワインの品揃えもフランス産を中心にたくさんあるんだけど普段使いしにくい価格ばかりで残念。客の気持ちとしたらチリやニュージーランド,最近よくいただくアルゼンチンとかのコスパの高い美味しい赤ワインが2,000円台で気楽に飲めればと思った

。天満周辺や福島の勝ち組ワイン食堂とは価格レンジの違いをどうしても感じてしまう。やっぱワインはフランスにこだわるとむつかしい・・・グラスは300円代でいただけると僕はがぶ飲みするんだけど・・・・でも確固としたポリシーがあるんだろうな・・・

大阪市阿倍野区阿倍野元町1-12
営業時間:11:00~14:00 17:00~22:00
定休日:水曜

アンデルセン洋食 / 松虫駅東天下茶屋駅昭和町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 松虫 洋食

影武者【大阪市 東天下茶屋】 【大阪市 松虫】

アベノハルカスを南に下り松虫交差点の南西角にある新進気鋭のラーメン店。周りの友人の評判もよく近くの酒屋さんにワインを買いにいった帰りに初めて訪問する。11:30開店なんだけどその時間帯にはすでに数人が並ぶ。

お店はL型のカウンターに8席のみ。店主と女性の方2人できりもりする。

メニューは

■らーめん■
・塩らーめん 750円
・醤油らーめん 750円

■ランチメニュー■
・Aセット(ごはん付) +80円
・Bセット(小ちゃーしゅう丼) +230円

■セットメニュー■
・からあげセット(からあげ3個、ごはん) +380円

■トッピング■
・麺大盛(1.5玉) 100円
・味玉 100円
・めんま 100円

■一品■
・ごはん 180円
・ごはん大 230円
・ちゃーしゅう丼 430円
・からあげ(5個) 480円

醤油ラーメンの唐揚げセットを所望する。レードルでかなり正確に分量をはかる。醤油もきちんとはかる。作業がかなり丁寧。こんなに丁寧に作るラーメンは未だ見たことがない。

2014-12-25 11.38.55

ほどなくして注文した醤油らーめんが登場する。白髪ねぎ、糸唐辛子がトッピングされたかなり美しいビジュアル。細切りのメンマとサラダ水菜が添えられていて肩ロースと思われる厚切りのチャーシューが2枚。スープはオイリーな感じの淡い黒色でなかなか渋い面構え。

まずは一口スープをいただく。その瞬間後ろに倒れそうになった・・・・かなり深くて複雑で繊細な・・・ここまでよく作り上げたと感心するできばえである。口当たりが甘いというかとてもマイルドでたぶんいくつかの醤油をブレンドして熟成させた丸みが前に出る。普段はあまりラーメンを食す習慣がないが舌の上でこのスープを因数分解してみる。

まずベースは鶏であろうか、しっかりとコクを感じる。豚骨か豚足の厚みと旨味もしっかりと感じる。さらに旨味の塊である最近トレンドの鶏節を使用していると思うのだが凝縮された鶏の香りというか旨味も感じる。これを使うことでスープに深みとパンチを感じる。魚介のコクは鯖節、鰹節、秋刀魚節、鮪節のいくつかのものをブレンドしているのであろう。醤油に負けない風味をしっかりと感じる。

鰹節を大量に使うと感じる独特のいやな酸味も全くない。またほのかに貝の味もするので塩ダレかどこかに入れているのであろう。しかしこの部分はわかんない。化学調味料は使っていないとすると間違いなく鶏節でグルタミン酸を補っているのだと思う。普通はこれだけ様々な食材を使ってスープを作ると味が何がなんだかわからなくなるのが常であるがしっかりと論理的にバランスを計算されているために高いレベルで味がまとまる。

またいろいろな乳化した食材の脂やアクや匂いをとるために掃湯(サオタン)されているのにもビックリした。目の前にスープのずんどうがあったので覗いてみたら鶏のひき肉のようなものでされていた。洋食では卵白を使ってすることが多いが中華料理ではひき肉を使う。しかしここまでするラーメン店は滅多にない。

焦がし玉ねぎと柚皮が味にアクセントを更に付ける。。味の層が何重にも重なりあって上に上に上がってくる。。かなり完成度が高いスープなんだけど途中で店主が私に「スープどうですか。今試行錯誤しているところなんです・・・」と尋ねてくる。。もっと美味しくしようもっと味を高めようとする求道者のような若き店主に尊敬の念を覚える。

麺はやや細のストレート。加水は普通でプリプリしてモッチリしてしっかりとした噛み応えがある。旨味たっぷりスープに相性抜群。

特筆すべきは中に入る厚切りのチャーシューでよく世間にあるような柔らかいだけのものではなくしっかりとした食感がある。多分肩ロースを醤油漬けにしたものを低温調理で仕上げたものと思う。味付け、塩加減、風味どれをとってもかなりのレベルの高さを感じる。久しぶりに旨いと思った・・・

2014-12-25 11.39.39

からあげセットは+380円で「からあげ3個」と「ごはん」が付くんだけど思ったよりも唐揚げが大きい。しっかりと味も付けられていてジューシーで美味しいんだけど今度はラーメンだけ集中していただきにくる予定なり。

大阪市阿倍野区阿倍野元町4−3
06−6624−5488
営業時間11:30~14:00
18:30~21:00
※スープ切れ次第終了
定休日:月曜日
※祝日の場合は翌日

大阪市 東天下茶屋大阪市 松虫 麺料理ラーメン

男のオーガニックカフェ ジャンゴ【大阪市 東天下茶屋】 【大阪市 松虫】

チンチン電車の上町線松虫駅近くにある隠れ家カフェ。店主のJackさんが能勢にある土作りからはじめた自身の農園で作った野菜がごろごろ入った料理が主役。

看板もないお店は外見は何かわからない。重たい扉を開けると天井の高い古材をふんだんに使ったこだわりの内装。お店も自分で手作りされたらしく壁や照明、カラトリーも自分で作られたとのこと。

2014-12-15 20.20.47

カベルネのトロトロと蕩けるようなワインとともに出てきたボリューム満点のプレートは自家製野菜のオンパレード。ブルケスッタや3種の人参のマリネ。野菜を鶏肉で巻いたものを低温調理したものや紅赤大根のピクルスやホクホクしたポテトサラダや水菜のお浸しなど。どれを食べても旨味と滋味を感じることが出来る。野菜と一緒にいただくカベルネソービニオンも悪くはない。

手作り感と質感溢れる70~80年代のブラウンカラーのインテリアやなつかし系のホットなジャズやボブディランの「風に吹かれて」がかかる真空管アンプを伴ったレコードプレーヤーからのBGMはこの9月に訪問した西海岸のビーチ沿いにあるハイセンスなカフェの「Manhattan Beach Post(マンッタンビーチポスト)」を彷彿させる。ソファーの皮の緩さも通好みである。一言で言えば何もかもが格好いい。この店の良さはわからない人にはわからないと思う。常人には絶対作れない店である。店主の趣味性と審美眼の高さにいつも脱帽する。トイレのリモコンの微妙な塗装にもびっくりした。

2014-12-15 20.44.38

キャップを被って腰にナイフを差したイケメンの店主のJACKさんの男前なおもてなしもこの店の名物。この店のもう一つのスペシャリティーが自家製の「男のベーグル」。少し甘くて香ばしくてモッチリしてぱりぱりしてとにかく美味しい。もつ煮込みと豚肉の炊いたものを用意してくれたのでパンに挟んでワインと一緒にいただく。

2014-12-15 21.07.37

ワインのあとはウイスキー。。まずはカリフォルニアのBreaking & Enteringをすすめていただく。しっかりしたスパイシー系で上品な軽い樽の香りがとてもいい。

そのあとはケンタッキーストレートバーボンの「レベッカ」。クラシカルなラベルがとてもいい雰囲気で味は甘味があってキレもあるどちらかと言えばマイルド系の女性も飲めそうウイスキー。これ以上飲むと酔っぱらうのでこのあたりで店をあとにする。

とにかくいい店です・・・格好良過ぎ。。。

大阪市阿倍野区王子町2-4-11 1F
tel.06-6115-7955
11:30-15:00(Lo14:30)
17:30-22:30(Lo22:00)
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1st,3rdWednesday
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