本年最後は当店の鯖寿司。 年末に小さな折箱に入れて個人的にお世話になった方にお配りしています。 和歌山産の脂の乗りすぎていない鯖を生酢でミディアムに〆て 寿司飯と一緒に棒寿司にします。 当店の寿司米はこの棒寿司にぴったりと合うような酢の加減となっています。 仕上げはこれも酢に漬け込んだ昆布で包み込みます。 出来上がってから10時間後くらいがちょうどご飯と鯖がなじみます。 口にすると甘さひかえめのシャリとしめ鯖ととろける昆布のマリアージュが楽しめます。 醤油はいりません。どういうわけかほんのりと鯖の甘みが際立ちます。 付け合せは子持ち鮎の煮びたしと鼈甲しょうがです 子持ち鮎は番茶で炊いて醤油と砂糖で味を調えます。もちろん骨まで柔らかく ふかふかに炊き上げています。甘露煮ほど甘ったるくしないのが特徴です。 鼈甲生姜は字のごとく生姜を砂糖と醤油で鼈甲色になるまで炊き込みます。 味は一言で言えば生姜の汁を多めに入れた冷やしあめって感じです 口直しに最高です。 自画自賛ですがうちの鯖寿司は日本一旨いと思っています。 いつもいい鯖が仕入れると限らないので非売品です。 日記を読んでいただいております皆様1年間ありがとうございました。 忙しさにかまけてたまにサボったりしますが読んでいただける方がいる事を 励みに続ける事が出来ました。 特にコメントをいただいた皆様ありがとうございました。 少しでも自身の商売に役立てればと思いいろんなところを食べ歩いていますが 現実はまだまだで、精進しなければならないことばかりです。 来年もペロペロ日記よろしくお願いいたします。