カテゴリー:近畿地区

ミソノ(misono)

休日に新神戸から六甲山頂まで縦走をしてそこから有馬に抜けて風呂に入ってから表記の店で晩御飯をいただく。昼は有馬温泉唯一のカレーうどんの専門店で夜は50種以上のベルギービールを出す居酒屋の2毛作。

カウンター6席と小さな座卓席2つのみ。寡黙なご夫婦で営まれる。愛想はよくないけど旬の美味しいものを比較的低価格で提供。。

まずはビールで乾杯をしてあん肝500円を所望。丁寧に仕事をしておりスターターにぴったり。

新物のホタルイカと菜種の酢味噌がけ400円。。。

相生産の大粒の生牡蠣を使用した牡蠣フライは800円。。自家製タルタルソースと辛子ソースでいただく。

名物の唐揚げ750円は丹波赤鶏(地鶏)を使用。大きくてとてもジューシー。きちんと2度揚げされている事に感心する。

黒毛和牛の赤身の塊をフライパンで焼きこんで作る和風タリアータ。イタリア式のカットステーキなんだけど香味野菜を包んでいただくとお酒が進みまくる。

この日は朝から夕方までずっと大雨。雨の登山もそれはそれで風情があっていいものです。

過去のミソノはこちら

兵庫県神戸市北区有馬町985
078-904-0147
【カレーうどん】
11:30〜15:00(麺切れ次第終了)
【ビアダイニング】
17:30〜24:00(LI.22:00)
水休

 

 

居酒屋 神戸市

しおさい市場

坂越の牡蠣小屋を休日に訪問。毎年楽しみの恒例行事。

牡蠣の名産地は日生、相生、的矢など関西圏にたくさんあるけど個人的に大好きで一番美味しいと思っている牡蠣の生産地がこちら。

大阪からJRで姫路まで行って赤穂の手前の坂越駅で下車約90分の小旅行。駅からタクシーで約10分1000円くらいの海の駅の一角に位置する。日曜日は早い時間帯から客でいっぱい。。

海沿いに牡蠣の加工場があり7社くらいが共同で営業所を同場所に構える。坂越の牡蠣は千種川や揖保川から森の栄養分が流れ込む養殖にとてもいい自然条件で通常2~3年かかる養殖期間が約1年で成長するもので焼いても縮まない牡蠣として知られる。

施設の中にある有名なレストランは「くいどうらく」という名前で焼きガキの他にも酢牡蠣やカキフライなどいろいろなセットメニューがあるお店なんだけど私が目指すのはその横の掘っ建て小屋でやっている自分でバケツに牡蠣を入れまくって目の前の網で焼くという趣向の食べ放題70分3000円のお店。この日は運よく10分待ちで済んだ。

数年前の訪問の際は美味しさのあまり焼き牡蠣を50個食べた記憶がある。アルコール以外はなんでも持ち込みOKなので毎回調味料や薬味を揃えまくっての訪問なり。持ち込んだものはカットレモン、タルタルソースにガーリックタバスコ、オリーブオイル、サルサソース、七味唐辛子、ポン酢、ワインなど・・・醤油とレモン果汁は常備。しかしながら熱々のプリプリをデフォルトで潮の香りと海水の塩分のみでいただくのが一番シンプルで美味しい気がした。

焼いている途中で殻が「ポン!」と爆発したりするのもエキサイティングでご愛嬌。小さなへらで貝柱を切って貝のジュと一緒に殻に口を付けていただく。軽く焼いて牡蠣のスープとともにレアで食べるもよし、しっかり焼き込んで貝柱の旨みを味わうもよし。。当然のことながらくせや臭みも全くなし。牡蠣が今まで苦手な人も絶対に好きになる透明感のある味わい。

癖や臭みの全くなく、熱々でプリプリの身はいくらでも食することができる。低カロリーで栄養豊富でまさに海のミルク。
焼いて食べて、何度もバケツを持って牡蠣を取りに行って、また焼いて食べて飲む・・・

相席なので他の客とも仲良くなること間違いなし。。ワイワイガヤガヤとグループで行っても楽しいと思う。今回は40個でギブアップ。食べ過ぎて夜までずっと苦しかった。4月上旬まで営業しているようです。。

兵庫県赤穂市坂越290-7
0791-46-8600
営業時間 10:00~14:30(受付終了14:00)
定休日 冬期は無休

過去のしおさい市場はこちら

その他料理 兵庫県

懐石 森本 2月

大和八木駅徒歩5分、老朽化したピンクの建物の橿原市役所の真横の路地を入ったところに位置する。瀟洒な一軒家の民家を改装したお店。暖簾をくぐって前栽を抜けて玄関を通って今回はカウンターの客席に案内いただく。

普段お店は温和なお人柄の店主とお母さんの2人で営まれる。料理を始める前。最初にその日使用する一番出汁用の鰹節を目の前で削るところから始まる。

ビールで乾杯をした後、先付けはよく肥えた鱈白子の茶碗蒸し仕立て。フルフルの卵の食感と鱈白子の旨みとコク、ポン酢のタレとのバランスが素晴らしい。。

煮物椀は目の前で作りたてを蒸し上げる天然フグの真薯。ふわふわの食感と透き通るような出汁の旨味に感動する。

最初の日本酒は奈良産の風の森のあらばしりをいただく。

続いての活鮮は大きなサイズの寒平目と脂乗りまくりの鰤、北海道産の雲丹の3種盛り。ボリュウムもあって食べ応え満点。

ここで新潟の無濾過のおりがらみ生酒をいただく。

焼き肴は鰤のカマの塩焼き。口内の脂とパンチのあるこってりした日本酒の旨味が渾然一体となりえも言えぬ味わいに変化する。

酢の物は走りの飯蛸。ポン酢のジュレと柔らかい酢味噌でいただく。。日本酒が進みまくる味わい。

稚鮎の天ぷらは早春のおとづれを感じさせる。。

炊き合わせは鰤の骨で出汁をとってコクをつけた大根。。程よく炊き込まれていてなんとも贅沢な逸品となっている。。。下処理も丁寧なことは食せばわかる。

目の前で大豆と大根の葉っぱを油で炒めて釜炊きのご飯に混ぜて作る大豆ご飯。。同伴者は3杯おかわりしていた。留椀は3種の魚の骨や身を入れて作る。。自分の家で獲れる大根を干して作る自家製のべったら漬けも秀逸。

最後は本蕨を使って目の前で練り上げて出来立てを供するわらび餅・・・こんな贅沢な甘味は滅多にない。。このコースで7500円という超ハイコストパフォーマンス。難波から特急電車に乗ってわざわざ行く価値あり。。昼間のランチコースはさらにお得です。。

過去の森本はこちら

奈良県橿原市八木町1-4-8
0744-22-3082

 

和食 奈良県