カテゴリー:近畿地区

丸玉食堂

神戸の表記の台湾料理店を10年ぶりに休日の昼に訪問。JR神戸線元町駅西口から東へ徒歩1分。お店は入口は狭いけど奥が広くなっていてかなりの収容キャパあり。
カウンター席12、4人掛けテーブル席7の店内は台南エリアの田舎の食堂のようなゆったりとした空気が流れる。

よくある大衆中華メニューの他にモツを使用した料理が多いのが特徴。胃袋、心臓、タン、生腸、肝、かしわなどを蒸した冷製。豚足、豚肉、大腸の煮込みが各600円。それ以外にモツ炒めや胃袋炒めなど750円。

最初に豚の腸詰600円を所望する。脂が多く癖のある独特の味わい。焼肉のタレのようなソースにつけていただく。

イカ団子750円は熱々で一口かじると熱い汁が迸る。イカの食感も良くてビールがいくらでも飲めそうな感じ。。その他にも名物のあんかけそばのローメンや餃子、焼き飯などが人気。見た目やイメージよりも薄味であっさりしているのでとても食べやすい。スタッフさんの対応も親切で活気があっていい時間を過ごすことができる。

神戸市中央区元町高架通1-124
定休日:毎週月曜日
営業時間:11:00~20:00

 

中華料理 神戸市

天好園

休日に霧氷に包まれた高見山を友人と登山する。10キロほど歩いたのち帰りのバス停の横にある「たかすみ温泉」という風呂で温まった後、表記のお店で休憩を取る。周りは別荘地などが多く自然に囲まれた環境。広大な敷地の中に一棟まる貸しの宿泊施設やBBQをするところなどもあり泊りがけで来たらいいと思った。

ハイキングや登山の帰りの客も多く丼やうどんなどの軽食や鯉の洗い、岩魚や鮎の造りや焼き物、雉の鉄板焼きなどの田舎ならではのメニューもある。

この日は名物の山賊汁セット1000円を所望する。

滋味深いあっさりした出汁の中にいろいろな根菜と柔らかく煮込まれた猪肉が入る。ニンニクも入っていて元気が出る感じ。ポカポカと体も温まる・・・

近鉄電車で大阪から40分、バスで榛原から50分の僻地だけど雪景色を見て楽しく一日過ごしました。。

奈良県吉野郡 東吉野村大字平野689

天好園郷土料理 / 榛原)

夜総合点★★★☆☆ 3.0

和食 奈良県

煕怡 kii

以前、伏見の中書島にあった「センプリチェ」というレストランが2年前に京都市内に移転。地下鉄の四条駅から烏丸仏光寺を西に入った路地の中に位置する。駅からは徒歩2分くらい。難しい店名は「和やかに集まる」と言う中国の吉語とのこと。

お店は古い町屋をリノベーションしたシンプルで落ち着きのある内装。カウンター6席のみで、界隈でよくある一斉スタートではないのが遠方からの客には嬉しい。

料理はコース15000円(税別・サなし)のみ。

ご夫婦2人で切り盛りされており西山哲平シェフは大学のイタリア語専攻ならびに留学がきっかけてイタリア料理の世界に入ったという友人の弁。

最初に一皿は脂ののった金目鯛のサラダ仕立て。。シンプルだけど細やかな仕事を施してありとても美味しい。

2品目はボタン海老の刺身。卵と頭部分の味噌がてんこ盛り。使われている豆皿もとてもキュート。

続いてはパリパリに揚がった蟹クリーム春巻き。。上には北海道産の海水雲丹がてんこ盛りにされる。熱々の春巻きと冷たい雲丹の対比に舌が驚く。。

続いてトルティーアのような薄い小麦生地に熊肉で作ったハンバーグとリンゴやその他諸々を挟んで丸めてかぶり付く野趣あふれる料理。イタリアではよくあるものらしい。包まれたハンバーグからはパンチのある肉汁がドバドバと溢れ出す。。

岡山産のトリュフの下には河豚の身と白子を使った贅沢なリゾット。熱々の器で供される。しっかりと混ぜ込んでスプーンでいただく趣向。。

自家製の焼きたてパン。。。ジャガイモのペーストとバターを合わせたものをつけていただく。

アルコールはワインだけでなく色々なものが揃っていて料理に合わせたフュージョンというかハイブリットな楽しみ方ができる。。最後の料理の盛り付けと仕上げは客の目の前で行われる

白魚と牡蠣と甘鯛のアクアパッツア。。しっかりと煮詰められた濃厚な魚出汁がとても美味しい。おかげでついパンを食べ過ぎてしまう。。

この日はシャルドネと10年以上寝かせたGRAVNERをいただく。白ワインなんだけど皮も一緒に絞っていてどっしりしたタンニンの効いた深い味わいで肉料理との相性もぴったり。

北海道真狩村産のブランドゆり根と自家製からすみをたっぷり使ったパスタ。。

イチゴの温かいドレッシングを使ったサラダ。それぞれの野菜に細やかな下処理をされていることに敬服。

赤牛のモモ肉(たぶん・・・)のステーキ。下には肉でとったコンソメスープが敷かれる。。

締めのパスタは琵琶湖産のマスと九条ネギを使用。。お腹いっぱいだけど油感もないのでペロリと平らげる。。

ドルチェは柚子のシャーベットに温かいホワイトチョコのスープ。。お米を使った煎餅が浮かぶ。。

生チョコとコーヒーでフィニッシュ。ドルチェの代わりにチーズを選ぶこともできる。。

 

器好きの店主がルネラリックの骨董を買われたというので拝見させていただく。アンティークだけど透過光の美しさはさすが・・・

おもてなし感も素晴らしいし全てにおいてハイレベルなお店です。。

京都市下京区烏丸通仏光寺西入釘隠町242
日曜、月曜休み

京都市