近畿地区

グリル一平

尼崎にある表記の老舗洋食店を訪問。阪神尼崎駅から徒歩10分くらいのラブホテルや風俗街のある場所に位置する。神戸の新開地等にある同名の洋食店とは無関係。昭和47年創業でお店は石造りで壁全面が蔦が絡まるインパクトのある外観が特徴。

1階はカウンターとテーブル数卓、2階は全てテーブル席の大箱。店内は薄暗くてテーブル席のチェックのクロスなど昭和感がしっかり残る。現在は2代目が調理場を切り盛り。尼崎ではナンバーワンの洋食店と言われている。

メニューは手書きのイラストもあり単品とセット、コースを合わせると100アイテム程あるので目移りする。クリームコロッケやハンバーグが有名で色々な組み合わせのセットメニューもある。

この日はスープ、有頭海老フライ、ハンバーグ、クリームコロッケ、ライス、コーヒーのついたブラボーセット2400円を所望する。

最初に量もたっぷりのコーンフレイクの様な浮き身の入ったポタージュスープ登場。黒コショウ、パセリが浮かぶ。さらっとした舌触りで塩味はかなり強い。

メインの皿がしばらくして登場。創業以来、同じレシピで作り続けるこだわりのハンバーグはどういうわけかとても軟かくてフワフワトロトロな感じ。下に敷かれたケチャップ味のパスタもしっかりとした量がある。お店一押しのクリームコロッケはとてもミルキーな味わい。エビフライもしっかりとした身で食べ応えありナイフを入れても衣が離れない。。

週末はクラッシックピアノやジャズギターなどの生演奏もあるとのこと。お店の前にコインパーキングあり。

尼崎市東難波町5-15-14


カテゴリー 兵庫県, 洋食 |

中華そば 埜邑 (ノムラ)

友人から勧められた弁天町にある表記の人気店を訪問。弁天町駅を北西に徒歩3分ビルの一角に位置する。店の前にコインパーキングあり。

店内は白をベースにした木調の清潔な雰囲気。最初に券売機で食券を購入する。横でスタッフさんがお勧めや内容の説明をしてくれる。店内BGMは三味線でこれもとてもクールな感じ。この日は友人お勧めの「坦々麺ダイブ飯セット980円」の中辛を所望する。

しばらくして着丼。坦々麺だけど汁なしは初めて。ビジュアルが特徴的でとても美しい。最初に渡された「食べ方指南」に従っていただく。
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①着丼したら「20秒」以内に写真を撮りましょう。
②レンゲとお箸でよく混ぜ混ぜ(最低5回は混ぜましょう)
③約32種類のスパイスと深みを味わいながら集中してすすりましょう。
④思ったより辛いと思ったら温玉(+100円)を投入しましょう。
⑤卓上の味変アイテム(煮干し酢/オレンジ酢/ 昆布酢)を入れてみよう。
⑥麺がなくなってタレが余ったら一口ご飯の「ダイブ飯」を投入。レンゲで混ぜて最後の一口まで味わおう。

坦々麺の具材はチャーシュの角切り、玉ねぎ、炒ったカシューナッツ、フライドオニオン、水菜、柴漬け。その下にモチモチのやや縮れ太麺が隠れている。鉢の底に麻辣味でスパイシーなタレが沈んでいるのでよく混ぜて味をなじませる。よくかき混ぜて一気にいただくとザクザク、ポリポリ、ツルツル、ゴリゴリな食感と色々な味の重なりがあり、とても楽しい。濃口醤油系のタレのバランスも良くて穏やかな味わいに中に辛さと痺れがあってとても心地よい。

指南書通りに途中で煮干し酢を投入すると魚介感が増す気がする。昆布酢は和風な感じに味が変化、オレンジ酢はさっぱりと締まった味わいになる。最後に60グラムのダイブ飯を投入。梅干しもついているのでさっぱりといただくことができる。ありがちなジャンク感を予想していたけどかなり洗練されていてよく研究された一品である。最近のラーメン業界の進化にはびっくりさせられることが多い。食後の膨満感もなくとても美味しくいただきました。。

大阪市港区波除3-9-2
06-6568-9278
平日 11:30~15:00 17:00~22:00
金土 11:30~15:00 17:00~26:00
無休


カテゴリー 兵庫県, 麺料理 |

天よし

京都の木屋町にある表記の老舗天ぷら店を訪問。祇園四条駅、京都河原町駅から徒歩2分くらい、有名な超高級寿司割烹蘭の横で60年くらい前から営業されている。(100年という方もいるが真相は不明)私も数年に1度くらい訪問する。高齢の穏和なご主人と奥さんで切り盛り。この日は16時の開店直後に一人で予約。店内は白木のカウンター12席。油の前の席を案内いただき寡黙なご主人と世間話をしながら食事をいただく。お店は京都らしくメニューやお品書きなどは一切なしで値段も不明。常連率高し。。

隣には30才くらいのカップル。離れたところに先生と呼ばれる70才くらいの夫婦が並ぶ。最初に冷たいビールと香ばしいインゲン豆の胡麻和え(これがかなりのおいしさ)が提供される。

続いてご主人がおもむろにまな板の上にピチピチと跳ねる大量の車海老を並べて頭をとって皮を剥きまくる。一通り剥きまくったら衣をつけて揚げまくる。

とりあえず一人あたり5尾を一気に揚げられて供される。熱々のうちに塩をつけていただく。衣はひたすら薄くカリッとホクホクで揚げられる。小ぶりの海老は包丁でまっすぐに伸ばしていないので食感がとてもいい。揚げ油はさっぱりとした軽い口当たりのコーン油で一度揚げたら全て捨てて入れ替えるため供するのにとても時間がかかる。

続いて「鱚食べはりますか〜」と聞かれて薄衣で揚げられた旬の鱚は小ぶりで上品サイズだけどとても上質。

冷酒を所望すると久しぶりに見る「賀茂鶴」登場。アルコール添加で余韻が深くて、ねっとりとした飲み口に昭和の懐かしさを感じる。天ぷらを段取りして揚げるまでかなりの時間を要するのでカウンター下で文庫本を読んで残った海老の尻尾とともにお酒をチビチビといただく。(これがまた美味しい・・・・・)

この日は特別に「鱧もあるよ〜」とのことなので所望する。熱々でホクホクの身は大根おろしをたっぷり入れた濃いめの天つゆとの相性抜群。

ここで海老のお代わりをする。この店ならではで満足いくまで海老の天ぷらをいただくことができる。隣のカップルはさつま芋とミニ玉ねぎ、蓮根の天ぷらを食べていたが私は海老に専念するために野菜はパスする。一気に2皿目も食べて3皿目を所望。海老の天ぷらは注文があって皮をむくのでまたしばらく文庫本を読む。

口直しの南高梅を使った蜂蜜漬け梅干しが途中で供される。

海老と三つ葉のかき揚げも車海老が5匹くらい使用される。ご飯に乗せて天丼にされる方もいる。

最後は残ったお酒と海老の脚の唐揚げをいただく。しばらく海老を見るのが嫌になるくらい食べまくった。。帰りは奥さんが外まで出て丁寧にお見送りいただく。近くのサンボアバーでハイボールをいただいて帰阪する。好みは分かれるかと思うけど僕は大好きなお店。海老の追加なければ料理8000円くらい。。

京都市中京区鍋屋町213


カテゴリー 天ぷら, 京都市 |