カテゴリー:近畿地区

いづう

京都の表記の京寿司のお店を訪問。 創業1781年で240年以上前から続く有名老舗店。場所は祇園の北側で祇園四条駅から四条通りを八坂神社方向に進み、途中で左折して切り通しへ入った先の右側に位置する。「いづう」と書いた品のいい白い暖簾が目印。

こちらはお土産等テイクアウトの客やお茶屋の出前が多いんだけど店内飲食も可能。店内はテーブル席が4卓。お店の人は腰が低くてとても丁寧な接客をされる。

お店の方が創業者の名前が「いづみや卯兵衛」なので「いづう」の店名なのだと丁寧に教えてくれた。こちらは鯖寿司が有名だけどそれ以外にも小鯛や穴子、甘鯛などもあり、それぞれの盛り合わせもある。この日は季節メニューのお祭り寿司4840円と日本酒を所望。

しばらくして着皿。日本近海で取れる上質な真鯖と道内産の真昆布を使用とのこと。
鯖はそれほど厚みはないけど屋号同様に切り口がウサギの形に見えるよう作っているとのこと。鯖の上に酢につけた昆布が噛まれていてそれを外してからいただく。

鯖に昆布の味がしっかりと染み込んでとても美味しい。綺麗に焼き込まれた鱧はふんわりとしていてとても香ばしい。最近はあまりいただく機会がないけどこのサイズの鱧を丁寧に骨切りをして金串に刺して焼き込む仕事は大変であると推察する。ご飯の量も多いので一人前いただくとお腹いっぱい。おすすめの鯖寿司に合う日本酒も程よくいただいて大満足。ごちそうさまでした。

京都市東山区八坂新地清本町367
075-561-0751
11:00~22:00
火曜日定休

寿司 京都市

東急ハーベストクラブ The Dininng 彩

自社で保有しているハーベストクラブというリゾートホテルのダイニングで夕食。地元で取れる海の幸と熊野牛を組み合わせた会席コースは何度食べても飽きることはない。年に2回くらい訪問するけど温泉も良くてリラクゼーションにぴったり。
今回は8000円の懐石料理を所望する。

最初に食前酒と前菜。パープルクイーン梅酒はとても飲みやすい。夕焼けの景色を愛でながらいただくお酒は最高。

前菜は合鴨ロース、モロヘイヤお浸し、爪バイ貝、鯛の子ゼリー寄せ、鰻八幡巻きなど。どれも手がかかっていてかなり美味しい。

煮物椀も薄葛清汁仕立てで塩梅は完璧。具材は旬の高級魚の赤っぽ、蓮根餅油焼き、白瓜、鶴菜、梅肉、柚子など。

刺身は鯛雲丹巻き、鱧、カンパチ、烏賊素麺仕立てで小さな工夫がたくさんあって目でも楽しむことができる。

焼肴は鮎炙り寿司、蓼おろし、ストロベリートマト。一口寿司にしているのでとてもいただきやすい。

箸休めに檸檬素麺、旨酢ゼリー。小さなコンロで鱧スープ鍋。地元さんの鱧と玉ねぎ、水菜、ズッキーニ、龍神椎茸など。

残ったスープを使って鱧雑炊。自分で仕上げるスタイルも面白い。小鍋仕立ての雑炊は初めて見た。

熊野米という地元のお米がかなり美味しい。

デザートは甘酒ブランランジェ、カスタード、枝豆が添えられる。もう一皿は水菓子でメロン、桃のコンポート、スイカ、ブルーベリー。見た目も美しく毎回価格以上の価値を感じさせてくれるいい和食店です。ごちそうさまでした。

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和食 和歌山県

アングル

平日の夜に一人で尼崎の表記の店を訪問。阪急塚口駅前の昭和を感じさせる「さんさんタウン」という商業施設の1階に位置する。界隈にコインパーキングあり。1978年の創業なので45年以上続く老舗専門店。薄暗くてレトロな店内はこの字型カウンター16席。BGMはクラッシックでヨーロピアンな感じ。

創業当時からあるビーフシチュー1350円とビーフカレー1350円が有名。こちらのお店の一ヶ月の牛肉使用量は1.5トンでカレーに使用するベースの出汁を取るためだけにその3分の1を使っているとのこと。今回は王道のカレーライスを注文。

注文して2分ほどで着皿。アラジンの魔法のランプのようなカレーポットに入った焦げ茶色のルーをおもむろにご飯にかけていただく。ゴロゴロと塊で入る大きな牛肉はとても柔らかで口の中でほろほろと崩れる。食べ応えのあるカレーはフルーティー&まろやかで赤ワインの香りも感じる甘くて辛い玉ねぎたっぷりの典型的な王道の欧風カレーな味わい。

口直しは福神漬けではなくゴマ油で調理したザーサイを使用。

食後にババロア250円を所望。量もしっかりあって口直しにピッタリ。さすがの45年の老舗の貫禄を感じさせるいいお店でした。

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兵庫県尼崎市南塚口町2-1-2
塚口さんさんタウン2番館 1F
月〜土 11:00 - 23:00
日・祝日11:00 - 22:00

アングルカレー / 塚口駅(阪急)塚口駅(JR)

夜総合点★★★☆☆ 3.5

カレーライス 兵庫県