大阪の福島にある某日本料理店。現在予約が9ヶ月待ちという店で会食。
店内は装飾を廃した品のあるシンプルな内装。カウンター10席の一斉スタート。
座付は冷たく冷やされた白芋茎のすり流し。。食欲をそそる涼味ある一品。。
続いては淡路島の鱧を骨切りして皮を外して冷水でさっと洗ってから寿司にしたもの。美味しいすぎて声が出なくなる。。
この日は日本酒を3種類くらいいただく。酒器はオールドバカラ。
煮物は枝豆豆腐と柔らかく炊かれた九州産の鮑。。上質な昆布出汁の風味がなんとも言えない。出汁の加減は修行先の本湖月譲り。
お造りはかなり大きな魚体と推察されるアコウと剣先烏賊、この日初入荷のよく肥えた由良の雲丹の3種盛り。
焼肴は茨城の天然うなぎ。皮も薄めでありがちなゴワゴワした食感ではない。。丁寧に炭火で仕上げられている。あしらえは胡瓜のすりおろしと旬の白瓜。
七夕をイメージした大きな皿に盛り込まれた八寸は小付5種。。シャインマスカットの白和え、マッシュしたかぼちゃとインゲン、甘長唐辛子とクラゲ、この日は半夏生だったので蛸とオクラ、岩茸と白ズイキ。
吉野葛の素麺に鴨の生ハムを添えたもの。さっぱりとした酸味のある出汁がとてもいい。
骨切りをした淡路の鱧に餅米を砕いた衣をつけて焼き上げた逸品は食感の妙も相まって驚くほど美味しい。鱧に油を廻しかけながら焼くので身もしっとり。飲み込むのが惜しくなるほどの美味しさ。あしらえはトウモロコシの揚げ物。
四万十川の鮎と茄子を鮎の内臓の塩漬けのうるかで煮たもの。独特のコクと苦味がいい暑気払いになる。
釜焚きご飯と金時草の御浸し。独特のぬめりがいい。香の物は水茄子、胡瓜、オクラ。
自家製の鯵のでんぶは湯煎で作るとのこと。
デザートは焼き無花果と葡萄のアイス。。。この後は水羊羹と抹茶でフィニッシュ。お腹いっぱいご馳走様でした。次回の予約は来年の4月でした・・・・・