大阪市

廉 REN 7月【大阪市 谷町六丁目】

谷町6丁目駅から空堀商店街西口に入って一つ目の筋を南に入った角にある新進気鋭の表記の割烹料理店を友人と訪問。

心斎橋の名門「作一」の西店で40年勤められていた方がオーナー。。料理長の若い方もよく見知った方。喜川の系譜をしっかりと感じさせる板前割烹スタイル。おなじみの毛筆手書きのメニューには季節の様々な料理が記載。値段の記載はなし。アラカルトで好きなものを好きなようにいただけるのは嬉しい。どれも食べたくなるようなものばかりで毎回目移りしてしまう。。

お店は1枚板のカウンター8席とテーブル席が2つ。サービスは若い女性と見習い調理師さんの2名でとても丁寧な接遇にいつも感心する。

座付は唐辛子のお浸しと木の葉型の冬瓜の煮物、焼いた鱧の押し寿し。。

刺身の盛り合わせは皮目のみを炙った太刀魚と鱧。甘い雲丹を乗せた剣先烏賊、天然鯛、徳島産のメイチタイなど。。

続いて渡蟹のサラダは蟹の内子がたっぷり。。

こってりした日本酒をリクエスト。。

日本酒によく合う伝助穴子の源平焼き。白焼きは山葵醤油でタレ焼きはそのままでいただく。

名物の一口ビフカツは数ミリの厚みにカットした食パンでヘレ肉を巻いて揚げるこの店ならではのオリジナリティーのあるもの。肉も驚くくらい柔らかくてびっくり。辛子ソースでいただく。

蓴菜の酢の物は蓮の葉に盛り込まれる。酢の加減が素晴らしい。胡瓜を細工したカエルが可愛い。。

水茄子の天ぷらは干し海老をパウダーにしたものをかけて供される。。お酒がすすみまくる逸品。

旬の蛸の炊き合わせ。。

最後は鱧寿司を所望する。。最近はこのスタイル(京風)の鱧寿司を出すお店も少なくなったのでとても嬉しい。骨切りをして串を刺して丁寧にタレをかけて焼いてから冷まして包丁で叩いて寿司にする手間は大変と思われる。

デセールは凍らせたプリン。。これが思いの外、美味しいのでビックリ。今回も予定より食べ過ぎてしまい後悔。お酒もたくさん頂いて2人で3万円の会計。。作一さんや他の喜川系列のお店でいただく半分くらいの支払いな感じ。。。定期的に通いたいいいお店です。。

前回の廉はこちら

大阪市中央区谷町7-6-3
06-4305-4380
17時~22時
休日 水曜日、第三木曜日

大阪市 谷町六丁目 和食

稲家 7月【大阪市 梅田/JR大阪】

北新地の表記の店を友人と訪問。店主の稲家氏は三ノ宮の超人気ミシュラン店「植むら」で6年修行期間を経て、2021年2月にご自身のお店をこの地にオープン。

北新地の永楽通りのこちらの新しいビルには、「纐纈」「ぬま田」「TOMONO」などの有名店も軒を連ねている。店内はカウンター8席のみ。この日は18時一斉スタート。料理はおまかせコース18,000円(サービス料10%、消費税別)。

ほとんどの料理はご主人の稲家氏が作る。今年34歳と言っておられた。脇を固める調理師はあと2名。

最初は麦焼酎のソーダ割りとともに大きく包丁した蒸し鮑。胡麻ダレと糸南京が添えられる。

煮物椀はふわふわに仕上げられた万願寺唐辛子の真薯と車海老。出汁の味わいが突き抜けた美味しさ。

お椀の蓋には花火の蒔絵。当然特注・・・

日本酒を所望すると江戸切子の盃を選ぶことができる。

最初は十四代の中取り純米吟醸から。。

お造り一品目は長崎産のメイチ鯛の薄造り。。脂もあってもちもちした食感。。

刺身2品目は加太産の鯵。。。芽ジソと茗荷とともにいただく。。

鯨の鹿の子と馬場茄子の炊いたもの。。茄子の色出しの仕事が素晴らしい。。

日本酒は新政と爾今。。

焼き魚は炭火で焼いた真魚鰹と桃のピクルス。。

続いて九州産のヤイトハタのフライ。マヨネーズを使わないタルタルとともにいただく。

続いてサシの見事な和牛のプレゼンテーション。。。

出汁でしゃぶしゃぶにしてポン酢と鬼おろしでいただく趣向。。脂が強いけどしゃぶしゃぶなのでなんとかいただけた。。

釜焚きの枝豆御飯に梅干しの叩いたものと紫蘇を混ぜたもの。。とてもさっぱりとした味わい。。

炊きたてのアルデンテな白御飯。。

続いてのラーメンは細めの麺がかなりおいしい。。

名物の牛しぐれ丼。。ここまでくるとお腹がはちきれそうになる。。

デザートはぶどうを使った冷やしぜんざい。趣味のいい一品。。上にはデラウエアが載る。手際よく料理が出てくるので2時間少しで終了。。お腹いっぱい大満足。。ご馳走様でした・・

過去の稲家はこちら

大阪市北区曽根崎新地1丁目10番2号
TEL:06-6341-3177

大阪市 梅田/JR大阪 和食ラーメン

和風もつ料理 あらた 7月【大阪市 新大阪/西中島南方】

西中島の表記の30年以上前から続くもつ料理の老舗店を友人と3ヶ月ぶりに訪問。まん延防止中なので17時開店とのこと。予約はできないので16時30分到着時に到着すると数組の行列がすでにできていた。

開店時間近くになるとぞろぞろと客が集まってきて奥さんの声がけとともに一斉入店。お店はカウンタ−のみ12席。

こちらは以前はご夫婦でされていたのが最近はイケメンのご子息も入って3人で切り盛り。注文はいつもの通り「おまかせ」でお願いする。

最初の一皿は名物の「和風煮込み」と「大量の刻みネギ」が提供される。新鮮な素材(モツ)を生かしたあっさりめの煮込みに七味と好みでネギを掛けて食べる。当然のことながら癖や臭みは全くない。。

続いて好物のチレ(脾臓)の刺身。甘くてねっとりして濃厚かつトロトロの食感。生レバーより断然食べやすくて美味しい。。うずらの卵との相性も最高。

名物のハイボール250円。キンキンに冷やした酒(キンミヤか韓国の焼酎)を並々と入れてほんの少しだけジンジャーソーダーを足したもの。アルコール度数は14%とのこと。

こちらのお店のお酒は写真の「ハイボール」と「日本酒」と「瓶ビール(キリンクラシックラガー)」のみ。

好物のタンシチューも和牛のものを使用。先の部分を使用しているので適度な歯ごたえがある。和風の味噌味で思いの外あっさりしている。

名物のミノのたたきは生で提供。シャキシャキの食感がとても良い。新鮮さ故か生臭さ等は全くない。生姜ポン酢との相性もいい。

ネックスモークは文字通り、首の肉を桜のチップでスモークしたもの、適度な歯ごたえとゼラチン部分の味わいが面白い。噛めば噛むほど味が出てくる。

生センマイはピンク色でほとんど流通しない黒毛和牛の生のセンマイとのこと。胡麻ポンズとの相性抜群。

焼き物はタンとハートの串焼き。。ハートはシャキシャキの食感でタンは脂が溶ける感じがとてもいい。

ハートの刺身もとても甘くてコリコリでシルキーな食感がいい。癖や臭みは当然全くない。。

コールドタンは旨味と脂がたっぷりの。一度しっかりと茹でてからしっかりと冷やされたもの。塩と辛子を付けていただく。どんどん料理が出てくるんだけどどれもあっさりしているのでいくらでも食することがでいる。

テールシチューもかなり柔らかくてホロホロと身がほどける。国産のテールは今や希少品。

最後はテールスープでフィニッシュ。2人で訪問してシェアすれば全てのメニューをいただける。財布にも優しくて高タンパク低カロリーの健康食。入店から退店まで約30分。お酒もいっぱい頂いて会計は2人で6500円。。。

過去の記事はこちら

大阪市淀川区西中島4-2-8
06-6304-5250
定休日:月・日・祝

 

 

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