大阪市

大阪焼きふぐの会【大阪市 西天満】

生野区寺田町と北区等で完全会員制の河豚料理を展開する大阪トラフグの会の新店舗。名物の焼きふぐに特化した業態。場所は西天満の端の1号線を少し入ったところ。こちらの店は会員制ではなく他店舗と比べると比較的利用しやすい値付けが特徴。ビニールシートで囲われたテラス席を含むテーブル席で気軽に店内の水槽で泳ぐ焼きふぐを楽しむことができる。

コース料理も3種類ほどあるけどこの日はアラカルトで好きなものだけを注文する。河豚を15の部位に分けてそれぞれを美味しく提供される。

最初の突き出しは「フグ汁」。ふぐの「まぶた」という聞いたことない部位らしい。骨のついた身はむっちり食感、ちゅるちゅる食感が楽しめる。スープはピリ辛の坦々ベースで身体が温まる。

続いてのてっさは普通な感じでベーシックな仕上がり。

続いて焼き河豚登場。最初は上身を覆っている「身皮」部分とぷりぷり食感でゼラチン質の「遠江(とおとおみ)」が提供される。両方ともニンニクの効いた七味唐辛子に自家製の河豚皮の棘を入れた塩を混ぜたもので味付けされる。パンチの効いた味にお酒がすすみまくる。

河豚の「ハラミ」は体内の助骨の周りにある横隔膜部分でレモン塩味でいただく。河豚にハラミがあるのは初めて知った。

「ウグイス骨」は背びれと尻びれの根元の筋肉で1匹に2個しか取れない部位。よく動くひれに連動した筋肉なので他の部位よりも身が締まっていて身離れもよく弾力が強い。こちらは山葵醤油でいただく。

「上身」はてっさに使われているいわゆる「身」の部分。甘めの醤油味のタレに絡めて焼いてご飯と鶏の玉紐と一緒にすき焼き仕立てでいただく。

最後は顎部分を使用したムチムチジューシーな「唐揚げ」でフィニッシュ。

この日は辛口シャンパーニュを合わせて楽しみました。ケンゾーエステートなど高級なワインも良心的な価格でたくさん揃えてあり、その日の気分と予算で楽しむことができます。ごちそうさまでした。

北区西天満4丁目2-13
06-6766-3967

大阪市 西天満 その他料理

天ぷら つな八 9月【大阪市 天王寺/阿倍野】

休日の昼間にあべのハルカスの近鉄百貨店13階にある表記の天ぷら店を訪問。11時の開店後すぐに入店するが職人さんの油場の前のカウンター席は予約で満席。人気のほどが伺える。カウンター横のテーブルに案内いただきアラカルトで好きなものを適当に申し上げて揚げていただく。

お店は13年新宿創業のお店で東京を中心に全国23店舗の展開。老舗なんだけどキッチンカーを使った店舗や「とり天」だけのファストフードの店など新しいことに挑戦する進取の精神にもいつも感心する。こちらのお店の店内はカウンターとテーブル席合わせて約50席くらい。

女性スタッフさんの教育が行き届いていていつも気持ち良く過ごすことができる。

テーブル席なので揚げたてを数種類ずつ提供される。最初の一皿は活車海老、身厚のコウイカ、水茄子の3種。続いては甘めの醤油のかかった走りの鱈の白子、大きなサイズの旬の鱧、徳島産の蓮根と続く。ちらの店ならではの逸品のドジョウの唐揚げはポン酢でいただく。さらに追加の車海老、味付けされたものを殻ごと揚げるジューシーな大アサリと続く。最後は脂乗りのいい穴子。食材によって衣の厚さや揚がり具合の異なりがあって何をいただいても美味しい。

途中のガスパチョでの口直しもいい。

最後は天茶で締め。天丼も選択可。烏賊と海老とミツバの入ったかき揚げが鰹出汁とと渾然一体になってとても美味しい。

この日は夏越しのお酒をたっぷりいただきました。10月1日から価格改定らしいです。

大阪市阿倍野区阿倍野筋 あべのハルカス 13F
11:00~23:00(L.O.21:00)

大阪市 天王寺/阿倍野 天ぷら

手打ち蕎麦 和【大阪市 我孫子】

住吉区苅田にある表記の蕎麦店を訪問。大阪メトロあびこ駅から徒歩8分、商店街のはずれの畑が残る住宅地に位置する。以前から友人に「面白い蕎麦店だから行ってごらん」と言われベンチマークしていたお店。近くにコインパーキングもあり2000円以上の飲食をすれば100円のキャッシュバック。

小さな店内は2人がけのテーブルと1人がけの席、4人がけの小上がりからなる。私と同じくらいの年齢のご主人が一人で切り盛り。

昼飲みも推奨されていて河内鴨を使った一品料理や数種類の蕎麦前がメニューに掲載。

蕎麦は看板商品の手挽き十割蕎麦と一日寝かした熟成蕎麦からなる。
薬味はデフォルトの葱と山葵の他に、辛み大根、暮坪かぶおろし、河内鴨ざる、などを選ぶことができる。

初めての訪問なので店主のオススメの「手挽き十割太打1200円」を所望する。しばらくしてかなり特徴あるビジュアルの蕎麦登場。

まずはお勧め頂いた卓上のピンク岩塩で頂いてみる。ものさしアプリで測ると幅は8ミリで界隈の太うどんよりも極太。当然のことながら喉越し感は皆無。蕎麦愛も強く、話好きのご主人との蕎麦談義で蕎麦は福井県の丸岡産を使用。こちらのご主人は昔に大正区にあった(現在は和歌山県で営業)大阪蕎麦切りのパイオニアの「凡愚」にインスパイアされたとのこと。そう言われれば昔の凡愚の太切りを思い起こす味わいである。

石臼で丁寧に挽いて全粒粗挽きでコシも強く、蕎麦の強い風味と味が前に出るように考えて作っているとのこと。ガシガシと噛めば噛むほど剛麺から甘味が出てとても面白い。体にも良さそうで次回は電車を使って昼飲みに行こうと思いました。

大阪市住吉区苅田5丁目7-2
06-7165-7100
[月・水~金] 11:30~14:00、18:00~21:30
[土・日・祝日] 11:30~15:00 17:00~21:00
火曜日定休

手打ちそば 和そば(蕎麦) / 下関市その他)

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 我孫子 蕎麦