カテゴリー:寿司

立ち鮨 越中屋ジュニア 4月 *天下茶屋の立ち寿司【大阪市 天下茶屋】

定期訪問している表記の寿司店に開店と同時に入店。大衆立ち寿司業態なんだけど最近は人気がありすぎて予約を取るのも難しい。

店は南海線天下茶屋駅の高架の真下にあるショップ南海という商業施設の北側の入り口付近に位置する。無地の暖簾だけが掛かっていて看板もないので知らなければ通り過ぎてしまう。西成の老舗寿司店の「越中屋本店」のご子息が営むのでジュニアと言われる。

客層も広く地元客をはじめ私と同様に南海電車に乗って遠方から訪れる客もいるようである。まで様々。お店の定員は8人くらいが適正と思われる。研究熱心な若きご主人のお人柄がとてもよくて一人一人の客に向き合って真摯に懸命な仕事をされる。

メニューは一貫ずつ価格が記された上質の握り寿司と酒肴8種類くらいのアラカルト。食材の仕入れは木津卸売市場に毎日買い出しに行かれているとのこと。初めての方はおすすめ握り5貫1000円がおすすめ。

若きご主人のお人柄もよく、立ち食いなんだけど一人一人の客に向き合って心のある懸命な仕事をされる。

最初にビールとホタルイカの炒り酒あえをいただく。ワンオペだけど酒肴も何をいただいても美味しい。タコと小芋の煮物もぷりぷりに仕上がっていて寿司を注文することを忘れて日本酒を飲みまくってしまう。鰻の白焼もパリパリのふわふわ。きゅうりは別添えの田楽味噌でいただく。

握りはもちもち食感の平目250円からいただく。シャリが以前と変わったことを指摘すると水分量を減らして蒸らす時間を変えたとのこと。常に美味しいものを追求する姿勢に敬服。平目の縁側200円は梅肉醤油で供される。鯵200円の締め具合も完璧。

注文を聞いてから炙って供される北寄貝400円、軍艦巻きにした北寄貝のひも250円、剣先いかとその耳部分、好物の車海老600円と煮穴子300円でフィニッシュ。浮世離れした値付けと価格に見合わない美味しさに毎回感動する。ごちそうさまでした。

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大阪市西成区岸里1-1-9 ショップ南海内
080-3033-2476
営業時間:17:00〜22:00
定休日:月曜日

 

大阪市 天下茶屋 寿司

廻鮮寿司 丸徳 *尼崎の有名回転寿司店

尼崎の武庫之荘にある表記の回転寿司店を一人で訪問。武庫之荘駅から徒歩10分くらい。現在尼崎市内に3店舗展開している老舗店。こちらの武庫之荘店が本店。この地に20年くらい前からお店はあった記憶がある。週末は1時間くらいのウエイティング、平日でも18時ごろは必ず並ばなくてなならない。この日は平日の20時半にカウンターに速やかに案内いただく。駐車場、駐輪場あり。

他の回転寿司チェーンと異なりオープンになった大きな厨房を覗くような巻くような形でカウンターが作られている。この日は男性の職人さん以外に女性スタッフも三名さんほど入っておられ軍艦巻きやバーナーで炙っている姿も見ることができた。回転寿司だけど注文は全てタッチパネル方式。

この日は甲殻類を中心に注文する。チェーン店の開店寿司にないような高級ネタが多数あり。目の前で魚を捌いてカットされるのでライブ感と安心感がある。

最初に北陸産の珍しいガス海老から。濃厚な甘味とぷりぷりの弾力がいい。続いて花咲蟹の手巻き、醤油漬けにした生エビをいただく。生のズワイガニ、醤油を塗って焼いたホタテ貝柱、焼きげそ、芽ねぎでフィニッシュ。ご飯の量も調整できてスタッフさんもとても親切。数ある回転寿司屋の中でも群を抜いて美味しいと思った。赤だしも秀逸。ごちそうさまでした。

尼崎市武庫之荘東2−32−10
06-6433-8887

寿司 兵庫県

墨や 3月 *活烏賊が名物の難波の寿司店【大阪市 難波】

難波の表記の寿司店を定期訪問。現在、大阪で最も予約が困難と言われている寿司店で最近は常連の予約だけでほぼ席が埋まってしまっている。路地の奥に位置する狭いお店は6席のみでワンボックスカーに乗って皆で食事をしているような錯覚に陥る。2017年のオープン時は烏賊の活造りがついた寿司のコースが3000円だったのでマスコミ等の取材が殺到していた記憶がある。

現在はコース10000円となっているが内容を考えるとかなりのハイコスパとなっている。昨年から淡路島に支店を出したため(週末のみ営業)こちらの難波のお店の営業日が減りさらに予約が取りにくくなっている。

お店はコミュニケーション力抜群の女性店主「のり子さん」のワンオペでの17時スタートと20時スタートの2回転制。

全員が着席したらメインの活烏賊のプレゼンテーション。その日によって烏賊の種類は変わる。この日はヤリイカが登場。動きながらキュウキュウと鳴く姿は少し可哀想。

その烏賊をあっという間に刺身に仕上げる(写真は2人前)すだちを絞って、炭の入った塩でいただく。甘くてコリコリの身はなんとも言えない美味しさ。

寿司の前に酒肴が供される。香ばしく皮目を炙った伝助穴子と引っ提げマグロ(私は甘鯛に変更いただく)、北寄貝の醤油焼き、烏賊の酒盗あえ、アンコウの喉部分の唐揚げ、刺身にした烏賊のゲソ部分の天ぷらなど。どれも素材感のある仕事でお酒が進みまくる。

握りの扉は剣先烏賊から。身に200回くらい包丁を入れているのでとても甘く感じる。寿司米にはイカ墨が入る。続いては旬の平目、金目鯛、皮目を炙った鰆、タイラギ貝、マグロの代わりに私だけ足赤海老と続く。腰高に握られたフォルムも美しい。

赤足海老の頭も香ばしい。食感のいいハリ烏賊、肝を鋳込んだカワハギはおろしポン酢で、湯がきたての車海老も大きなサイズで食べ応え満点、毛蟹を混ぜたシャリに北海道の雲丹を乗せたミニ丼、炙ったのどぐろの手巻きでフィニッシュ。

何をいただいてもクオリティが高く大満足。こちらのお店は現在新規客は一切受け付けていないので常連に連れて行ってもらうしかない状態です。淡路島の支店は早めに予約すれば予約が取れると言っておられました。ごちそうさまでした。

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お店の場所と連絡先は非公開。

大阪市 難波 寿司