カテゴリー:寿司

かなえ寿司【大阪市 大国町】

年始は外食を控えております。時差投稿になりますが12月に訪問した未掲載のお店を紹介いたします。

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木津卸売市場にある表記の寿司店を2024年12月30日の午前中に訪問。この日は市場の営業が最後の日なのでお正月の魚を買う一般の客と外国人観光客が入り乱れて市場の中は大賑わい。海鮮丼のお店は2時間待ちの大行列。

市場の裏側で営業しているこちらの店も珍しく行列ができていた。時間を潰してカウンターで3500円の盛り合わせ(マグロなし)を所望する。店内も当然のことながら満席でかなりの停滞感あり。

一皿目は融点の低い脂身のある鯨、泉南の赤足海老を霜降り程度に火入れしたもの、コリコリのカンパチ、いくらが盛り合わせられる。

2皿目は炙った鰻、鱈の白子、これから旬を迎える赤貝、軽く塩をかけた白甘鯛。どれも美味しくいただきました。この日は忙しすぎて世間話もなし。忙しいことはいいことなり。

過去のかなえ寿司はこちら

大阪市浪速区敷津東2-2-8 木津卸売市場内
06-6649-1308

 

大阪市 大国町 寿司

鮨一心

東京出張の帰りに友人を誘って上野にある表記の寿司店を訪問。ずっと前に北新地のママにおすすめいただいたお店。千代田線湯島駅からも銀座線上野広小路駅、山手線御徒町駅からそれぞれ徒歩5分くらい。

店内は白い檜のカウンター15席くらいと小上がり席。カウンターの中で握りを担当するお店のご主人と板前さんが2名で切り盛り。

メニューはありがちなコースでなく一品や、お造り、お寿司となんでも一通りあり、好きなものを好きなだけ注文するスタイル。特につまみがどれも美味しそうなのでお酒と一緒に色々といただく。

最初にご主人おすすめのハタの刺身を所望。白身だけでも10種類くらい揃っていた。

ポン酢と山葵醤油の両方でいただく。白身だけど旨みが強くて脳が覚醒する美味しさ。

旬の香箱蟹を注文。ほぐし身と内子、外子がぎっしりと殻に詰め込まれていて柔らかい味の蟹酢をつけていただく。銀鱈の西京焼きは見ただけで美味しいとわかる逸品。しっとりした身と西京味噌の味わいは日本酒にピッタリ。

平貝を醤油を塗って焼いて海苔で巻いた磯部焼きも食べ応え満点。ヤリイカの印籠煮も江戸前の仕事でかなり美味しい。初めていただく酒盗明太子はクリームチーズを添えて提供。巨大なタコを柔らかく、真っ黒に炊いたものも初めていただいた。供する前に粘度の高い煮詰めをかけるのも江戸前の仕事。北海道産の巨大ボタンエビも美味しそうだったのでいただく。

つまみを食べすぎて寿司は少しだけにする。私は苦手で食べなかったがマグロの美しさにびっくり。「大間」のマグロを赤身の漬け、トロ、大トロを順に注文。好物の天然車海老は2貫いただいた。石鯛の昆布締めも綺麗に水分が抜けて旨み最高。光り物は鰯と小肌をいただく。

溶けるような食感の煮穴子とカステラのような玉子でフィニッシュ。怖そうな顔のご主人も実はとても優しく写真を撮りやすいように盛り付けていただいたり気遣いが素晴らしい。値段はお酒をいただいて2人で3万円弱。銀座の半分以下の会計にびっくり。こんな店が大阪にあったらしょっちゅう通うのになと思いながら店を出る。ごちそうさまでした。

東京都文京区湯島3-43-12
03-3835-4922
17:00~26:00
日曜定休

寿司 関東地区

墨や 11月【大阪市 難波】

2017年のオープンから大阪で一番の予約の取れない寿司屋として有名な表記の店を貸切で訪問。席数も6席だけで路地の奥にあるわかりにくさと高いコスパでテレビ等のメディアでよく取り上げられている。

昨年から淡路島のシェフズガーデンという商業施設に支店を出したためにこちらの難波店の営業日が減りさらに予約が取りにくくなっている。

現在、新規客は一切受け付けていないので常連に一緒に連れて行ってもらうしかない状態。このブログを見て問い合わせされる方も多いらしい。妙齢の女性店主「のりちゃん」のワンオペでの17時スタートと20時スタートの2回転制。創業時は3000円のコースだったけど現在は内容充実のフルコース10000円のみ。

最初に水槽で活かしていた烏賊のプレゼンテーション。使用される烏賊の種類はその日によって異なる。この日は800gオーバーの大きなアオリイカが登場。不漁で烏賊のない時は別のものが供される。1週間くらい入荷のない日もあると言っていた。烏賊を一気に包丁で締めてあっという間に活け造りに仕上げられる。

2種類の切り方で供される。カットの仕方で食感と味わいが異なるのが面白い。酢橘を絞って炭の入った塩でいただくと甘い身の旨みがより強くなる気がする。(写真は3人前)

寿司の前に酒肴が色々供される。お酒はビール、日本酒、焼酎、ワインなど。まずは鰆の漬けからスタート。続いて北海道の天然の雄のししゃも。明石の鯛の酒蒸しと続く。活け造りで残ったエンペラとゲソは天ぷらにしていただく。

店主のコミュニケーション能力が素晴らしく店の狭さもあってお店全体が一体感に包まれる。店の隣のスナックの昭和歌謡のカラオケがBGMとなっていいムードにある。

寿司の扉は細かく包丁目を入れまくった烏賊から。シャリはイカ墨を混ぜたものを使用(ネタによって白酢のシャリとを使い分けをされる)。続いてコチ、メイチダイ、やいと鰹と続く(私は鰹の代わりに赤足海老をいただく)。皮目を炙った旬のカマス、いくら丼、鰯の棒寿司と続く。どれもネタは一級品ばかり。

続いてたらの白子はおろしポン酢で。食感のいい車海老、北海道のバフンウニもかなり上質。宮城の本鮪の赤身(私は赤貝に変更いただく)。手巻きのトロたく(私はボタンエビに変更)。大根の漬物の手巻きでフィニッシュ。たくさんいただいてお腹いっぱい。。

お酒もレアなものがたくさん取り揃えられています。淡路島の支店は早めに予約すれば予約が取れると言っておられました。ごちそうさまでした。

過去の記事はこちら

お店の場所と連絡先は非公開。

大阪市 難波 寿司