カテゴリー:寿司

廻鮮寿司 丸徳 *尼崎の有名回転寿司店

尼崎の武庫之荘にある表記の回転寿司店を一人で訪問。武庫之荘駅から徒歩10分くらい。現在尼崎市内に3店舗展開している老舗店。こちらの武庫之荘店が本店。この地に20年くらい前からお店はあった記憶がある。週末は1時間くらいのウエイティング、平日でも18時ごろは必ず並ばなくてなならない。この日は平日の20時半にカウンターに速やかに案内いただく。駐車場、駐輪場あり。

他の回転寿司チェーンと異なりオープンになった大きな厨房を覗くような巻くような形でカウンターが作られている。この日は男性の職人さん以外に女性スタッフも三名さんほど入っておられ軍艦巻きやバーナーで炙っている姿も見ることができた。回転寿司だけど注文は全てタッチパネル方式。

この日は甲殻類を中心に注文する。チェーン店の開店寿司にないような高級ネタが多数あり。目の前で魚を捌いてカットされるのでライブ感と安心感がある。

最初に北陸産の珍しいガス海老から。濃厚な甘味とぷりぷりの弾力がいい。続いて花咲蟹の手巻き、醤油漬けにした生エビをいただく。生のズワイガニ、醤油を塗って焼いたホタテ貝柱、焼きげそ、芽ねぎでフィニッシュ。ご飯の量も調整できてスタッフさんもとても親切。数ある回転寿司屋の中でも群を抜いて美味しいと思った。赤だしも秀逸。ごちそうさまでした。

尼崎市武庫之荘東2−32−10
06-6433-8887

寿司 兵庫県

墨や 3月 *活烏賊が名物の難波の寿司店【大阪市 難波】

難波の表記の寿司店を定期訪問。現在、大阪で最も予約が困難と言われている寿司店で最近は常連の予約だけでほぼ席が埋まってしまっている。路地の奥に位置する狭いお店は6席のみでワンボックスカーに乗って皆で食事をしているような錯覚に陥る。2017年のオープン時は烏賊の活造りがついた寿司のコースが3000円だったのでマスコミ等の取材が殺到していた記憶がある。

現在はコース10000円となっているが内容を考えるとかなりのハイコスパとなっている。昨年から淡路島に支店を出したため(週末のみ営業)こちらの難波のお店の営業日が減りさらに予約が取りにくくなっている。

お店はコミュニケーション力抜群の女性店主「のり子さん」のワンオペでの17時スタートと20時スタートの2回転制。

全員が着席したらメインの活烏賊のプレゼンテーション。その日によって烏賊の種類は変わる。この日はヤリイカが登場。動きながらキュウキュウと鳴く姿は少し可哀想。

その烏賊をあっという間に刺身に仕上げる(写真は2人前)すだちを絞って、炭の入った塩でいただく。甘くてコリコリの身はなんとも言えない美味しさ。

寿司の前に酒肴が供される。香ばしく皮目を炙った伝助穴子と引っ提げマグロ(私は甘鯛に変更いただく)、北寄貝の醤油焼き、烏賊の酒盗あえ、アンコウの喉部分の唐揚げ、刺身にした烏賊のゲソ部分の天ぷらなど。どれも素材感のある仕事でお酒が進みまくる。

握りの扉は剣先烏賊から。身に200回くらい包丁を入れているのでとても甘く感じる。寿司米にはイカ墨が入る。続いては旬の平目、金目鯛、皮目を炙った鰆、タイラギ貝、マグロの代わりに私だけ足赤海老と続く。腰高に握られたフォルムも美しい。

赤足海老の頭も香ばしい。食感のいいハリ烏賊、肝を鋳込んだカワハギはおろしポン酢で、湯がきたての車海老も大きなサイズで食べ応え満点、毛蟹を混ぜたシャリに北海道の雲丹を乗せたミニ丼、炙ったのどぐろの手巻きでフィニッシュ。

何をいただいてもクオリティが高く大満足。こちらのお店は現在新規客は一切受け付けていないので常連に連れて行ってもらうしかない状態です。淡路島の支店は早めに予約すれば予約が取れると言っておられました。ごちそうさまでした。

過去の記事はこちら

お店の場所と連絡先は非公開。

大阪市 難波 寿司

まさる 1月【大阪市 四天王寺前夕陽ヶ丘】

30年近く通っている夕陽ヶ丘の寿司店を一人で訪問。個人的に大阪では一番美味しい寿司と自分では思っているお気に入りのお店。

大阪メトロの四天王寺夕陽ヶ丘駅から坂を下って西に徒歩5分。阪神高速松原線の高架の下の奥まった裏通り、スーパーライフの北側に位置する。小さな表札だけで看板等は無いのでわかりにくい。店の周りにたくさんコインパーキングあり。

L型のカウンターの店は吉村店主と見習い職人が1人。厳つい顔のご主人の握る上品で超小ぶりの寿司は粒の立ったシャリの美味しさと喉に落ちた後の香気が特徴。

この日は無理を言って17時の開店前に入店し、熱いお茶と共にアテなしで握り寿司だけを食べることだけに集中してご主人とマンツーマンで楽しむ。

シャリの酢は白酢を使用。握りの所作も美しく手数もかなり少ない。最近よく見るような最後に手のひらで握り込むような下品なことは一切されない。

この日の握りの扉は大葉を鋳込んだ細魚からスタート。続いて紅葉おろしと葱を乗せたかわはぎ。旬の鯛は塩でいただくと身の味が濃く感じる。皮目を炙ったカマス、肝と芽ねぎを乗せた北海道のキンキ、甘々の剣先いかと続く。

独特のフォルムで握られる締め鯵(これがこの日のMVP)、北海道産の雲丹、香気の高い旬の赤貝、好物のえんぺらの部分を使った煮鮑、名物の車海老は頭の味噌が中に鋳込まれる。丁寧に海老に筋を切っているのでスルスルと喉に入る。最近この形の海老の握りを出す店が増えたが、いただくと全くの別物であることがわかる。

瑞々しいイクラ、この日は少し濃いめの味つけの煮蛤、レアに火入れした卵と味噌を乗せた渡蟹、北海道産のつぶ貝にはブラックペッパーがかけられる。海苔巻きにした熱々の鰻、野菜が入った袱紗卵焼きでフィニッシュ。

一通りいただいて17貫。これ以外にもマグロ、トロ、大トロ、漬け、煮穴子、穴子白焼、鱚、小肌、平目、のどぐろ、貝柱、煮あさり、たこ、あん肝、芽ねぎ、太刀魚、生げそ、えび踊り、白菜、椎茸などがある。巻物も約20種類という圧巻の食材の揃え方にいつも敬服する。

今回は入店してから退店まで30分1本勝負でした。会計は北新地の半額以下。誰を紹介しても喜んでいただける佳店です。。

過去のまさるの記事はこちら

大阪市浪速区下寺2-3-10
06-6649-7227
営業時間:平日 17:00~翌2:00  日祝 17:00~23:00
定休日:水曜日

大阪市 四天王寺前夕陽ヶ丘 寿司