カテゴリー:天ぷら

新太呂【大阪市 淀屋橋】

昭和39年創業のミシュラン大阪一つ星の表記の店を訪問。淀屋橋の駅から徒歩5分
屋号は初代の修行先、名店「与太呂本店」から。昭和な店内は赤い漆塗りのカウンター16席。夜のコースは8000円税別のみ。昭和39年生まれのご主人と若い職人さんの2人でカウンター内を仕切る。飲み物を注文すると自動的にコースが始まる。

先附や向付は無くいきなり「天ぷら」から開始。
「天ぷら」はシンプルな関西風で、余分な衣をつけない「棒揚げ」という調理法らしい。
衣の入ったボウルから箸で上げたらブンブンと衣を切りまくる。
天つゆは無く特製の米粉の入った粉塩だけでいただく。

最初に海老のすり身を挟んだ海老パン。続いてほとんど衣がついていない車海老2匹。
琵琶湖の稚鮎は少し泥臭い。旬の鱚。和歌山産の新生姜とふわふわの蓬麩。

再び車海老が2匹出てきて徳島産の蓮根、アスパラ、三度豆と続く。

アルコールの種類は少なくてこの日は米焼酎を炭酸で割ったものと一緒にいただく。

口直しの柴漬け。ウズラの卵は普通。椎茸と再び車海老。ミニ玉ねぎは火入れも良くてホクホクの仕上がり。最後は追加料金で海老だけで作ったかき揚げでフィニッシュ。久しぶりにいただいたマスクメロンはとても上質。

大阪市北区西天満2-5
050-5232-9406

新太呂天ぷら / 大江橋駅淀屋橋駅なにわ橋駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 淀屋橋 天ぷら

天ぷら こざき【大阪市 昭和町】

阿倍野区役所ほど近くにある表記の天ぷら店を久しぶりに訪問。時間帯は17:30からと19:30からの2部制でカウンタ−8席だけなので予約困難店。自粛期間中は17時半のみ。
いつもニコニコ笑いながら天ぷらを揚げる主人とご主人の両親の完全なる家族経営。
天ぷらコースにかき揚げのついたかき揚げコース4000円を所望する。

まずは座付に淡く炊かれた若芽と筍煮物。天ぷらの扉は海老の脚と鱚の中骨の唐揚げ。お酒のあてにちょうどいい。続いて甘々の車海老登場。衣はカリカリではなくどちらかと言えばしっとりした感じだけどべたつきはなし。車海老の大葉揚げ、アスパラガスと続く。ほろ苦さがとてもいい薄衣を纏った稚鮎の天ぷら。大根おろしと山椒と3杯酢を合わせたものは口直しにぴったり。ホクホクの食感の鱚は旬真っ只中。

続いて大葉を纏った鱚、穴子は尻尾部分を所望。新じゃがの天ぷら、天ぷらにすると味が凝縮されるホタルイカ、下味をつけた筍でコースの10品は終了。追加で車海老、徳島産の蓮根、車海老をふんだんに使ったかき揚げをいただいてお腹いっぱいで家に帰る。

大阪市阿倍野区松崎町4-11-38
06-6628-0063
営業時間17:30~21:30

てんぷらこざき天ぷら / 文の里駅昭和町駅美章園駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 昭和町 天ぷら

天ぷら 河原崎【大阪市 西天満】

表記の天ぷら店を友人と訪問。前は東天満で営業されていたんだけど昨年に移転。店内は数寄屋造りの内装で以前のお店よりゆったりした空間で京都の職人さんの手によるものと聞き及ぶ。

店内はカウンター8席のみ。栗の木のカウンターは珍しい。天ぷらのコースはお任せ12000円一本のみ。

この日はよく冷えたシャンペンを所望する。

まずはフグの身と煮こごりの先付け。天ぷらの扉は車海老。甘くて安定の美味しさ。もう一度車海老(味噌付き)が出てくるのも嬉しい。続いて春を感じさせる蕗の薹とレアに揚げた鰆。大きくカットした平目も完璧な火入れでパサつきは全くない。続いて一度焼いてから揚げた紫人参と齧ればトロリと流れ出すウニの大葉つつみ。生麩と鱈の白子と続いて箸休めに氷魚のおろしポン酢が供される。

後半は鯛からスタート。レアに揚げた帆立貝柱、素揚げ状態ののどぐろは皮目の脂がとても香ばしい。甘々の薩摩芋は一度焼き芋にしてから揚げられる。カワハギで肝を包んだものも秀逸。分葱。アナゴでコースは終了。。

途中でいただいた日本酒も天ぷらとの相性ドンピシャ。

締めは海老と貝柱のかき揚げの天丼と苺のデザートでフィニッシュ。お腹いっぱい大満足。店主の河原崎さんの天ぷらにかける研究熱心さと情熱に圧倒されたディナーでした。

大阪市北区西天満3-1-5
06-6450-6817

 

天ぷら 川原崎天ぷら / なにわ橋駅北浜駅南森町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 西天満 天ぷら