四天王寺前夕陽ヶ丘

まさる 7月【大阪市 四天王寺前夕陽ヶ丘】

私が大阪で一番美味しいと自信を持って言える夕陽が丘にある表記の寿司店を外国人の友人と訪問。最近は早い期間から満席で芸能人や野球選手もよく見かける。こちらのお店も20年くらい前から通っていて季節ごとに変わるネタが楽しみ。

坊主頭のご主人はかなりいかつくて大男。日本酒を水のように飲むことでも有名。。
しかしながら仕事はとても繊細。高級寿司店にありがちな店主の上からの偉そうな物言いやぴーんと張り詰めた空気は全くない。気楽に気さくに食事ができるのもありがたい。

まずはお造りの盛り合わせ。。ご主人は常々「うちのお店では寿司を食べてもらいたい」と言っておられる。過去に握りだけで35貫食したことがある。それだけのネタを揃えられていることにも敬服する。

この日のお造りは皮目を炙った鱧、太刀魚、活のシラサエビ、赤貝、アオリイカ、平目、シマアジの7種盛り。どれも吟味されたネタばかり。シャンペンと合わせると至福の美味しさ。

旬の毛蟹は蒸されて熱いまま供される。味噌の甘みと相まってほろほろと解ける美味しさ。

握りの扉はいつものように昆布締めにして木の芽を射込んだ旬の鱚から。寿司はかなりの小ぶり。ご飯の美味しさにいつも感心する。続いてのアコウの脂の甘さに舌が喜ぶ。1キロ5万円の仕入れと言っていた超高級魚のシンコはこの日は5枚付。皮目を炙ったカマスは脂がじゅわっと口の中に溢れる。北海道のキンキは芽ネギと肝を添えて。スペシャリティーの車海老は言葉が出ない美味しさ。淡路産の雲丹は塩をかけて供される。少し炙られた煮はまぐりも秀逸。

生ゲソはコリコリの食感がなんとも言えない。脂のよく乗ったアナゴはふわふわ。。。自家製のいくらの塩梅もお見事。白菜の塩漬けの握りで口直し。。つぶ貝は軍艦巻きで白コショウをかけて供される。漬けにした鯖は粒マスタードを添えて。のどぐろの脂の甘さもこの時期ならでは。最後は野菜がたくさん入った袱紗たまご焼きでフィニッシュ。

会計は北新地の半額。。。次回は10月に訪問予定。。

大阪市浪速区下寺2-3-10
TEL:06-6649-7227
営業時間:平日 17:00~翌2:00 日祝 17:00~23:00
定休日:水曜日

 

まさる寿司 / 四天王寺前夕陽ケ丘駅恵美須町駅難波駅(南海)

夜総合点★★★★ 4.0

大阪市 四天王寺前夕陽ヶ丘 寿司

すし丈【大阪市 四天王寺前夕陽ヶ丘】

友人と貸切で四天王寺にある表記の店を訪問。銀座久兵衛出身のご主人は平成生まれの20代。カウンター8席のみで10000円と13000円のおまかせコースを選ぶ仕組み。

座付は大きなサイズののれそれ(穴子の稚魚)をさっぱりとした出汁でいただく。続いては相生産の牡蠣と「とさかみ」という名前のフルーツトマト、岩海苔の入った茶碗蒸し。活けの稚鮎の塩焼きはビジュアルも美しい。

魚体14㎏の和歌山産の鰤のしゃぶしゃぶは大根おろしと三つ葉が中に入る。パンパンに肥えた富山産のホタルイカのタレ焼き。ふわふわの煮鰻と山芋を合わせたもの。。これらを麦焼酎と一緒にいただく。

剣先烏賊は細かく切れ目が入れられてて柚子がかかる。加太の鯛の背部分とお腹部分を合わせたもの、炙りのどぐろの手巻きは咥内で脂がほとばしる、細魚も新しくてコリコリする。

鮪は東京から仕入れるとのこと。。見ただけでかなりいいものとわかる。

北海道の雲丹は甘々なり。和歌山の鯵はコリコリで白身魚のような食感。最初に桶に入れてプレゼンテーションされる長崎産の車海老は湯がきたてで供される。ふわふわの煮穴子、甘めの玉子、海老の頭と脚部分を焼いたものでフィニッシュ。お腹いっぱいご馳走様でした。

過去のすし丈はこちら

大阪市天王寺区四天王寺1-7-15
06-6772-6660

すし丈寿司 / 四天王寺前夕陽ケ丘駅恵美須町駅天王寺駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

大阪市 四天王寺前夕陽ヶ丘 寿司

まさる 9月【大阪市 四天王寺前夕陽ヶ丘】

2ヶ月ぶりに夕陽ケ丘の「まさる」を訪問。場所は四天王寺夕陽ケ丘駅から口縄坂を降りたところ。こちらは私が大阪で一番美味しい寿司店と胸を張って言えるお店。価格もそう驚くほどではない。。できれば毎月一回行きたいくらい大好きなお店。今回も早い時間に友人と訪問する。

ご主人の顔面の怖さも特筆。体躯も良くて坊主頭でカウンターで直立不動で仁王立ちすると夢に出てくるくらい怖い。普段は日本酒を水のように飲まれると聞き及ぶ。でも話し方は穏やかで気さくで気配りも満点。。寿司職人ではこれ以上のいい顔はない・・・

お店がとても辺鄙な場所にあり暖簾や看板を出していなく小さな表札だけなのでそこが寿司店とは誰にも判らないけどそれがまたいい。カウンタ−12席でご主人とアシスタントの2人で切り盛りをする。

この店のオススメはズバリ握り。刺身や焼き物なども多数あるけど私は最近はあてなしの握りのみを麦焼酎の水割りと一緒にいただく。本来はお茶がオススメ・・・


握りの扉は昆布〆にした鱚。続いては肝を挟んだアマテカレイ、脂乗りまくりの皮目を炙った秋刀魚。肝ともみじおろしを添えたキンキと続く。名残のカマスも炙った皮目が香ばしい。塩で供される剣先烏賊も甘みが際立ってとてもいい。

2枚付のコハダはしっかりと締められたもの。煮アワビはえんぺらの部分を大振りにカットいただく。シグニチャーメニューの車海老、バフン雲丹、ワタリガニの肩部分の身は栗の香り。いくらの軍艦巻きと続く。

熱々の鰻を海苔巻きにしたものは関西ならではの握り。巨大な国産のハマグリの煮浸し、コリコリのつぶ貝、大トロの炙りと続く(私はトロはパスしました)。野菜や魚介がたっぷり入った袱紗卵焼き、脂たっぷりの「のどぐろ」と続く。

旬のアコウの握りは爽やかな脂の甘みがなんとも言えない・・・白焼きの穴子、締め鯖、トロたくでフィニッシュ。。今回いただいたのは21貫でした・・・今までの最高記録は26貫・・・でもこの店のチャンピオン記録は50貫の女性客と言っておられました。。次回は記録達成を目指して頑張ります・・・

以下お店のHPより・・・・寿司のうまい寿司屋。当たり前のことですが米粒をおいしく食べてもらうのが寿司屋の仕事だと思っています。酒の肴や飲み物にはこだわるつもりはありません。 拘りは、1つ1つの寿司に対して丁寧に手業を加え、味は勿論、見た目もしっかりしています。またシャリが小さめで女性でもたくさん味わえる所も魅力です。 また、ネタは17年間信用している魚屋から直仕入をしております。食べごろの状態で、寿司本来の美味しさ 是非、隠れ屋に足を運んで下さい。多くを語るつもりはございません。食べていただければかならずうまさにわかります。気さくにご注文いただければ幸いです・・・

大阪市浪速区下寺2-3-10
TEL:06-6649-7227
営業時間:平日 17:00~翌2:00 日祝 17:00~23:00
定休日:水曜日

大阪市 四天王寺前夕陽ヶ丘 寿司