カテゴリー:和食

庄屋

急遽カニを食べに行こうという話になって。兵庫県の香住までJRに4時間乗って知人の紹介で表記の旅館にランチタイムに訪問。香住駅から徒歩5分、香住小学校の正面に位置する。

年末に三田村邦彦さんがテレビ番組で訪問されたらしく入り口ロビーにはその様子のビデオが流されていた。カニシーズン中も山陰本線の城崎で下車される方が多く香住は旅館も数件しか残っていないとのこと。

個室での食事は最初は禁漁前のセコガニのボイル。よく肥えていて外子もパンパン。

蟹味噌を焼き込んだもの。日本酒との相性は最高。。最後までこの味噌を舐めながら食事をする。

お造りは甘海老と鰤と白イカと蟹。。どれも新鮮でとても美味しい。

焼きガニはホイルに包んで蒸し焼き仕様。。小ぶりだけどしっかりと身が詰まっていて食べ応え満点。

メインのカニしゃぶは最初に沸いた出汁の中に新鮮な生の蟹味噌を入れる。しばらくすると蟹味噌が花が咲いたように広がってそれをすくっていただくとなんとも言えない甘みとコクが口いっぱいに広がる。

香住で取れたタグ付きのカニをたっぷりとしゃぶしゃぶでいただく。

日本酒は当然のことながら香住鶴。原酒ならではのしっかりした飲み口はお鍋にぴったり。

食後はジオパークにもなっている海岸沿いを散策。美味しくて安い料理もさながら駅までの送迎や心温まる接遇に遠方まで来てよかったと感じながら帰阪する。

こちらのお店の公式HPはこちら

兵庫県美方郡香美町香住区香住1396番地
TEL.0796-36-3512

 

庄屋海鮮・魚介 / 香住駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

和食 兵庫県

あらた 3月【大阪市 新大阪/西中島南方】

新大阪に所用で出かけた帰りに西中島南方駅西側徒歩3分の場所にある表記の持つ料理店を友人と訪問。30年以上前から続く老舗でご夫婦2人で切り盛りされていたのが最近はご子息も参戦。

コロナ禍で17時開店のところたまたま30分前にのぞいたら入れそうだったので店前で待つ。普段は開店の1時間前に並ばないとまず入れない。17時ジャストに入店。。

お店はカウンタ−のみ12席。1〜2席は補助椅子で融通を利かせていただける。

最初は瓶ビールで乾杯をしてお任せではなく好きなものを好きなだけ注文する。初めての方は「おまかせ」がおすすめ。常連、リピーターでも「おまかせ」で頼む人は結構多い。

着席したら全員に名物の「和風煮込み」と「大量の刻みネギ」が提供される。新鮮な素材(モツ)を生かしたあっさりめのさらりとした煮込みに七味と好みでネギを掛けて食べる。

いかつい顔面のご主人も話せば親切でフレンドリーなので初めての客や1人客でも安心。食べ方や注文の仕方も丁寧に教えていただける。

続いて好物のチレ(脾臓)の刺身。甘くてトロトロの食感。人間のチレってどこにあるのかな・・・とか会話しながら美味しくいただく。

この店の名物のハイボール250円。キンキンに冷やした酒(キンミヤか韓国の焼酎)を並々と入れてほんの少しだけジンジャーソーダーを足したもの。アルコール度数は14%と奥さんは言っていた。ちなみにこちらのお店のお酒は写真の「特製ハイボール」と「日本酒と「瓶ビール(キリンクラシックラガー)」のみ。

名物のミノのたたきは全くたたいていない生で提供。シャキシャキの食感がとても良い。生臭さ等は全くない。

ご主人おすすめのこの日入荷したての生センマイ。一般的によく見るグレーのものでは無くピンク色。滅多に入荷しない黒毛和牛の生のセンマイとのこと。

ハートの刺身もとても甘くてコリコリの食感。

タンシチューも和牛のものを使用。適度な歯ごたえがあってドミグラスソースじゃなくて和風の味噌味なのがとても良い。

テールシチューもかなり柔らかくてホロホロと身がほどける。国産のテールは希少で取り合いになっていると言っておられた。

最後はテールスープでフィニッシュ。あっさりした味わいは身体からエネルギーが漲る気がする。どのメニューも1品400円。2人で訪問してシェアすれば全てのメニューをいただける。財布にも優しくて高タンパク低カロリーの健康食。入店から退店まで約30分。。いつ訪問しても満足度の高い良いお店です。

前回のあらたはこちら

大阪市淀川区西中島4-2-8
06-6304-5250
定休日:月・日・祝

 

 

 

 

大阪市 新大阪/西中島南方 その他料理和食

米増 3月【大阪市 福島】

定期訪問する表記の店は本湖月出身のご主人の人柄と端正な茶味溢れる仕事に惹かれ個人的に大好きな和食店の一つ。普段の予約は半年以上先になる超繁盛店。JR福島駅から徒歩8分の場所に位置する。この日は18000円税別の料理とのこと。食材によって価格は変動。

カウンター後ろの床には手作りの桃の節句をモチーフにした額と梅の花が飾られる。

大きな蛤にご主人が自分で金箔を貼った器で白酒の食前酒。

煮物椀の蒔絵も蛤となっている。

日本酒の酒器は骨董のバカラ。

料理の写真の掲載はNG。

この日の献立は

・白酒の食前酒
・蓬の新芽を使った葛寄せ、揚げた土筆
・淡路島産の飯蛸と蕗の炊き合わせ 豌豆豆を添えて
・蛤の真薯と独活と菜の花
・明石の鯛の腹部分を新物の青海苔と和えたものと北海道産の雲丹
・すさみの鰹(私のみアカアシ海老のレアボイル)
・金目鯛の焼き物と京都鷹ヶ峰産の葱味噌
・渡蟹の身の入った茶碗蒸し。レアにボイルした内子を添えて
・生湯葉とばちこの天ぷら 蕗の薹のソースでいただく
・鯛の背部分を水だけで炊いたもの 若芽と蕨と木の芽
・浅利と生姜の釜だきご飯
・きよみ柑のゼリー
・手作りのうぐいす餅
・抹茶

ご主人の米増氏もとても朗らかで温かくお客さんへの気配りや会話が素晴らしい。

江戸末期の貝合わせの骨董を拝見させていただく。

京都鷹ヶ峰産の葱。。あまりの太さにびっくり。。

天ぷら用のレアに仕上げられたバチコ。。淡路島産とのこと。

最後は抹茶で締め。茶碗は唐津・・・ご馳走様でした。。

大阪市北区大淀南1-9-16

 

大阪市 福島 和食