和食

大阪とらふぐの会 本店 3月【大阪市 寺田町】

友人と表記の会員制のふぐ料理店を久しぶりに訪問する。
寺田町駅徒歩3分の普通の小汚いハイツの6階。全く看板や表示も無く古新聞の置かれた玄関が並ぶ部屋の一室で営業。ドアを開けると豪華絢爛な店が現れる。店内はショパンのピアノソナタが流れる。

この日は特別室に案内いただきお任せのフルコースをいただく。

乾杯はシャンパンで。コクがあってキリッとした味わいがとてもいい。

最初に金粉の乗ったふぐ皮をポン酢でいただく。。

てっさは特注の皿で供される。この日使用された河豚は佐賀産の3.4kgの3年もの。「淡路島のものよりもサイズが大きいために大きな切り身を取ることができるんです」と店長の弁。

オプションの白子の塩焼き。シャンパンと一緒にいただくと白子の旨味が驚くくらい引き立つくらい相性がいい。

ふぐの身を使った手まり寿司と握り寿司。いわゆる和食のお凌ぎのイメージ。。

からすみを使ったパリパリ食感のピザ。。これは初めていただいた・・・これもシャンパンにぴったりの逸品。

煮物椀はお腹部分の透明の皮と身皮を椀種にしたもの。。すっぽん仕立てと言っておられた。多分、酒と塩のみで味をつけているのだと思われる。。

ここでお待ちかねのひれ酒タイム。。部屋の電気を消してスタッフさんがひれ酒を火をつけながら入れる演出でインスタ映えする瞬間。(写真なし・・・)。

続いてメインディッシュの焼きふぐ登場。大きなふぐの絵付けをした皿に切りつけた河豚の身や皮が盛り込まれる。これらを着物を着た給仕のお姉さんが一切れずつ焼いてくれる。塩とニンニク唐辛子で味をつけているけど思いの外あっさりといただける。

続いての唐揚げは骨の周りの身がとても香ばしい。日本酒がとてもよく進む。

焼きふぐの続きは醤油味。。尾っぽの部分独特のコリコリした食感が大好き。

てっちりは大きく切りつけた顎の部分を使用。。

最後の雑炊は軽めにいただく。

デザートをいただく頃にはお腹いっぱい。滞在時間2時間半で大満足。。ご馳走様でした・・・

 

大阪市 寺田町 和食その他料理

廉 Ren【大阪市 谷町六丁目】

谷町6丁目駅下車、空堀商店街から少し外れたところに新しくできた表記の割烹料理店を訪問。昨年の3月にオープンしたと聞き及ぶ。この日はカウンター席に案内いただく。

よくみるとオーナー店主は心斎橋の名門「作一」の西店で40年勤められていた方で料理長の若い方も見知った方。喜川一門の店、同様に毛筆手書きのメニューは驚くほどのメニュー数。コース料理お任せ3品8000円もあるけど好きなものを好きなように注文できる最近では稀有なお店。

全体の空気感とカウンターに座るだけで美味しいものが食せる店と直感できる。接客のスタッフさんも調理師さんで気持ちのいい受け答えと気配りに敬服する。お店は1枚板のカウンター8席とテーブル席が2つ。

小綺麗に盛り付けされた突き出しは菜の花のお浸しと桜に掘った金時人参、鯛の卵、トコブシを炊いたもの。。

お造り盛り合わせは泉州産の大きなトリ貝と赤貝、柔らかく炊いたアワビの貝尽くしと旬のアブラメ、天然ヒラメ、剣先いか、細魚など・・・どれも上質で食べ応え満点。

ワタリガニの酢の物は内子がたっぷり。。日本酒との相性抜群。。

飯蛸と鹿児島産の筍の盛り合わせを所望。自由自在に好きなものを作ってくれるのも嬉しい。。筍がびっくりするくらい柔らかい・・・

一口ビフカツをお願いすると目の前で大きな塊り肉を一口サイズに切り出すところから始まる。続いて食パンを大きな柳刃の包丁で数ミリの厚みでカット。それを卵を絡めた肉に巻いて揚げる。。この一連の美しい仕事を目の前で見ながら美味しいお酒をいただく。カツの美味しさは言わずもがな。

日本酒が残ったのでチーズの味噌漬けをいただく。どんな仕事も細かくて美しくて手際がいい。

サービスでオリーブオイルをかけたカマスゴの新子を出してくれた。

伝助穴子の押し寿司。。香ばしくてふわふわであとを引く美味しさ。。

この日は鍋島の原酒を楽しむ。その他のメニューも触手が伸びるものばかり。お店を出るときもスタッフさんが丁寧にお見送り。。会計は「作一」の約半額。。次回訪問の予約をして店を出る。。

最近できたこちらのお店の横の豚饅屋も美味しいよ。。

大阪市中央区谷町7-6-3
06-4305-4380
17時~22時
休日 水曜日、第三木曜日

日本料理 / 谷町六丁目駅松屋町駅谷町九丁目駅

夜総合点★★★★ 4.0

大阪市 谷町六丁目 和食

庄屋

急遽カニを食べに行こうという話になって。兵庫県の香住までJRに4時間乗って知人の紹介で表記の旅館にランチタイムに訪問。香住駅から徒歩5分、香住小学校の正面に位置する。

年末に三田村邦彦さんがテレビ番組で訪問されたらしく入り口ロビーにはその様子のビデオが流されていた。カニシーズン中も山陰本線の城崎で下車される方が多く香住は旅館も数件しか残っていないとのこと。

個室での食事は最初は禁漁前のセコガニのボイル。よく肥えていて外子もパンパン。

蟹味噌を焼き込んだもの。日本酒との相性は最高。。最後までこの味噌を舐めながら食事をする。

お造りは甘海老と鰤と白イカと蟹。。どれも新鮮でとても美味しい。

焼きガニはホイルに包んで蒸し焼き仕様。。小ぶりだけどしっかりと身が詰まっていて食べ応え満点。

メインのカニしゃぶは最初に沸いた出汁の中に新鮮な生の蟹味噌を入れる。しばらくすると蟹味噌が花が咲いたように広がってそれをすくっていただくとなんとも言えない甘みとコクが口いっぱいに広がる。

香住で取れたタグ付きのカニをたっぷりとしゃぶしゃぶでいただく。

日本酒は当然のことながら香住鶴。原酒ならではのしっかりした飲み口はお鍋にぴったり。

食後はジオパークにもなっている海岸沿いを散策。美味しくて安い料理もさながら駅までの送迎や心温まる接遇に遠方まで来てよかったと感じながら帰阪する。

こちらのお店の公式HPはこちら

兵庫県美方郡香美町香住区香住1396番地
TEL.0796-36-3512

 

庄屋海鮮・魚介 / 香住駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

和食 兵庫県