カテゴリー:和食

牛正 (ぎゅうしょう)【大阪市 日本橋】 【大阪市 難波】

新年明けましておめでとうございます。。この「店主のぺろぺろ日記」を見ていただいております皆様には心からお礼申し上げます。

昨年も多くの掲載されたお店の方から「お客さんがペロペロ見て来られたよ!」とよくお聞きいたします。。すべて私の個人的な嗜好をもとに書いておりますので読者様が行かれた時との感想が異なるかもしれませんがそのあたりはご容赦ください。

また掲載させていただいております店舗の皆様におかれましては勝手に載せておりますことお許しください。問題あればすぐに削除させていただきます。。

また私の好みではないお店は訪問しても掲載しておりませんのでいろいろ偏りがあるかとは思いますがまあそういうもんやという寛大な気持ちで見ていただければと思います。

様々な情報を駆使して出来るだけ他のブロガ―の方がノーマークの「安旨店」や「ええ店」を開拓して参ります。。

本年もよろしくお付き合いのほどお願い申し上げます。。。

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年末に訪問したお店の未公開店をしばらく掲載いたします。。。

日本橋駅上にある牛正にて打ち合わせを兼ねた会食会。。。

「牛正」と言ってもなぜか牛肉は置いてなく、馬・熊・猪・鹿・雉など珍しいお肉を扱っている肉料理専門店。。。昔からある有名店。。。。

最初のつきだしのきゅうりは一本丸ごとを半分に割って味噌を掛けたもの。。これはどおってことはない。。

続いては馬刺しの盛り合わせ。。ひれ、ばら、ロース、コーネがきれいに並べられてでてくる。これを生姜醤油でいただく。。薬味はニンニク。。。

部位により味わいに違いがあり、肉の硬さ、脂の具合など比べながらいただく。。かなり美味しい。。多分牛肉より好きかも。。。どれもクセのない味。。

そしてメインイベントの馬肉のすき焼き。。。 白いコウネ(たてがみ)の部分を先に入れ普通のすき焼きのように食す。 皿に盛った様子はまさに「桜」のようにあでやかである。

ちなみに、軽く火が通った桜色の頃合いが食べごろ。熊本から空輸しているという馬肉は穀物を飼料としている食用馬。。全く臭みが無く、肉の味に甘味がある。

聞き及ぶところではカロリーは、牛肉の1/2、豚肉の1/4。 タンパク質は、牛肉の1.2倍、豚肉の1.5倍。高タンパク低カロリーでかつ馬の脂は万能薬と呼ばれる。。。

そういえばこの店の近くのすっぽんやの丸元の奥さんは70歳を軽く超えているけど肌がつるつる。。昔触らせてもらった記憶がある

食べながら英気がみなぎり疲労回復効果、血液循環良好シグナルが体を駆け巡る。

オプションで熊肉を所望する。。薄くスライスされた熊の身は皿の上で脂が溶けだすくらい融点が低い。。滋賀県の比良山荘で何度かいただいたことがあるがこのサイズの身をすき焼きでいただくのは初めて。。加熱するとちりちりと縮こまるのでこれも炊き過ぎ注意。

馬肉と同様に臭みが無く実にあっさりしたお味。柔らかで豊潤。。獣を食べている感は全くない。麦焼酎がどんどん進む君。 白い部分は脂のようだけど全然しつこくなくコラーゲンの塊と聞いたことがある。

この店の熊は絶滅危惧種のキノワグマで狩猟期間は11月15日から2月末迄でこの時期は冬眠に備えて木の実などを食べて脂肪を溜め込むため写真のような肉になるらしい。

ヒグマと違ってツキノワグマは完全な植物食なので特にドングリを好んで食べる、いわゆるイベリコ熊ということらしい

最後の締めのうどんが肉のエキスをたっぷり吸ってかなり美味しい。 レトロな感じで一発でお気に入りの店となる。。久しびりに合う友人と話しできたのもよかった。。

精も付いてええ正月迎えられそう。。。

中央区日本橋1-3-7

06-6213-5503

牛正馬肉料理 / 日本橋駅近鉄日本橋駅難波駅(南海)

大阪市 日本橋大阪市 難波 和食

三ツ輪【大阪市 大国町】

木津市場にある食堂。。所用でこちらに出向いた時にはいつもこのお店で食事をする。 振り返れば35年くらい前からこちらのお店の先代が料理を作っていたころから父親のお供でこの店に来た記憶がある。

20年前くらいには毎日この市場に買い物に来て朝食を食べて買えるのが常であった。 当時若かった長男さんがお店を仕切り、弟のますお君が外回りを担当。。 お二人とも初老を迎え年月の過ぎる速さを年末に感じる。。

隣のうどんの大和は11時から3時前までいつも行列。。その行列を見ながら入店。いつものように小ご飯と名物の肉巻きとあさりの味噌汁を所望する。あと海老の天ぷらも追加する。

海老天は海老が開いた状態で低温で揚げられる。カリッとはしていないがこれはこれで良しとする。

名物肉巻きは味醂の効いた少し甘めの出汁がご飯によく合う。ふわふわで優しい味の加減は40年来変わらない。ご飯に載せていただくと至福のの味わい。

玉子を割ってみると、中からは牛肉がたっぷり出てくる。すき焼きのような柔らかい肉はまぎれもなく上質の和牛である。

野菜の炊いたものや高野豆腐なんかも大鉢に入っていてそれを選んでいただくのもあり。 天ぷらも好きなものを好きなだけ言えば丁寧に揚げてくれる。

難を言えば店が散らかっていることと出てくるのが遅いこと。。ご飯食べ終わってから粕汁が出てきたりするのはしょっちゅう。。それはそれでしょうがないという寛容の精神を持った客だけが集まれるお店。。

ますお君(推定60歳)の「〇〇のお兄ちゃんいらっしゃ~い」「長い間おまっとうさ~ん」というフレーズは昭和そのもの。。。

私は結構好きである・・何を食べても美味しいよ。。。敷地内にコインパーキングあり。。。 お昼時はずしていくのがコツかな。

 大阪市浪速区敷津東2-2-8  06-6632-6490 営業時間 :  5:00~13:30

大阪市 大国町 和食

奈良の里山料理 ほうらんや

連日の自社店舗宣伝です。。

弊社が奈良で運営する「地産地消」をテーマにした公共施設の中の飲食店。。 公共施設のレストランの概念を取り払った様々な新たな試みは多くのお客さまに支持をいただき高いコストパフォーマンスを常に意識しながら上質な商品の提供を心掛けている。

奈良県で数店舗しか選ばれない「眺望のいいレストラン」にもこのたび選出いただきそのおかげもあってマスコミからの取材も殺到しているようである。 しかしどんなに有名になっても本質は「商品」であることはいわずもがなで、お客さまにとって支払い代金以上の価値を提供できるかでこの店の命運がかかっている ことをスタッフにはいつも言っている。

この日も抜き打ちで最もよく売れている「里山弁当1000円」に釜飯を付けた釜飯御膳1400円をよりブラッシュアップするために客立場でコンパリゾンさせてもらった。

前回お客さまをお迎えする挨拶の声が小さいので大きな声を出す指示をしたところこの日はとてもいい声が出ていた。当店では「いらっしゃいませ」ではなく「ようこそお越しくださいました!」というようにしている。

白いプレートに乗った先付けは「里山のおばんざい」と称し、千切り大根の酢の物・かなり柔らかい自家製胡麻豆腐・大和まなと揚げのお浸し。 「大和まな」はかつては油採り用に栽培していたものが、漬け菜として利用されるようになったもので収穫後の日持ちが悪いため、市場流通にのりにくスーパーなどでは見かけない。

朝晩の冷え込みが厳しくなる12月から2月の間、寒さと霜に当たって、ほかの菜類にはないやわらかさと独特の甘味が増す。油揚げなどとの煮物は、晩秋から冬の懐かしい家庭の味として伝承されていると聞き及ぶ。

 

小皿に乗った天ぷらは海老・柔らかでねっとりした小芋。皮ごと揚げたかぶら。そして大和まな。。かなり美味しい・・

火をつけて15分くらいで釜飯がいいにおいがする炊き上がりと同時に木の箱に入った 弁当箱が運ばれる。。夏場は木の桶だが冬は箱の下に発熱材を仕込み水蒸気でお弁当の中身を温めシズルを出す工夫をしている。

ほとんどのお客さまが蓋を開けると歓声を上げておられる。その姿を見てニンマリする私。 釜飯は大和肉鶏のセセリ肉や地元産のサツマイモなどの野菜をふんだんに使用。

ご飯が少しパラパラしているので若干量のもち米を入れ醤油を少し足すことを指示する。しかしながらお焦げもうまく出来ていてあって相対的には量含めてかなりいい線いっていると思った

湯気の立ち上る木箱の中は金時人参・車麩・香ばしく焼かれた丸大根の炊き合わせ。根菜と干し柿の餡かけ、大和なでしこ卵の温泉卵、さつま芋の柚子煮、白ネギ、里山つくね団子、ブロッコリー旨煮、梅麩。。どれもしっかりと手をくわえられており盛り付けもかなり良い。

これに奈良産のヒノヒカリに五分付の玄米を混ぜた健康ご飯と具だくさんのみそ汁がつく。。本当はもう少し安く提供したいのだが1400円が精いっぱい。

少し贅沢なランチですが大和三山を眺めながらいい時間を過ごすことが出来ると思います。飛鳥や吉野方面の行楽の帰りはお勧めです。

夜は地元のヤマトポークや大和肉どりを使ったつくね鍋1200円よりがお勧めです。奈良のお酒しか置いていませんが種類は厳選しています。。

一度来てみてちょ。五重塔バーグも面白いよ。。

*年末は25日まで年始は5日から営業いたします。

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レストラン和食 奈良県