和食

米増 8月【大阪市 福島】

福島の定期訪問している表記の和食店をお世話になっている方と伺う。関西屈指の予約困難店で来年6月までは予約がいっぱいとのこと。常連客が年間予約するので新規客の訪問はかなりハードルが高くなる。

座席はカウンター8席のみで14時と17時半スタートの2回転制。この日はどういうわけか16時スタート。月替わりのコース料理18000円(税・サ別)で食材の都合で変更の場合あり(この日は21000円)

比較的若く、静かで温和な人柄のご主人の作る茶味溢れたケレンのない料理がお気にいり。ご主人夫妻と辻調理師学校卒業の見習いの調理スタッフ2名で切り盛り。店内は少食を一切廃した茶室のような設え。刺身の切り付けや盛り付けのみを客の目の前でされる。

お店の詳細は過去履歴をご覧ください。料理写真掲載は禁止。

毎月変わる床飾は全て自家製。最近は前衛的になってきている。。

お弟子さんが一生懸命仕事をする姿も美しい。写真は鮎の天ぷらに使用する蓼酢をすりおろしている光景。

この日の献立を忘備録として記す。
・食前酒・・梅酒一献
・座付き・・豆腐を寒天で固めた淡雪豆腐。
低温で火入れした淡路島由良の赤雲丹が添えられる
・お凌ぎ・・霞ヶ浦産の鰻を乗せた飯蒸し
・煮物椀・・蒸し茄子(鷹峯)と蒸し鮑 *出汁はかなり淡味
・刺身①・・由良の鱧の焼き霜作り 山葵の入った梅肉醤油
・刺身②・・剣先烏賊、鰹(和歌山)*私は鰹を伊勢海老に変更
・焼肴・・・島根県高津川の鮎の天ぷら味噌鋳込み 蓼酢 中骨で取ったスープ
・合肴・・・軽く火入れして生姜で炊いた羽曳野産イチジク
・進肴・・・垂水産アコウと愛知産冬瓜、万願寺のあんかけ
・食事・・・白米、おきゅうと、香の物 *2膳目は秋田のくろもの出汁茶漬け
・水菓子・・山梨の桃と桃ソルベ
・甘味・・・水羊羹と薄茶

お酒も好みのものを美味しくいただきました。

 

大阪市北区大淀南1-9-16

 

大阪市 福島 和食

夢鉄砲【大阪市 谷町九丁目/上本町】

上本町の表記の焼きふぐの店を訪問。上本町駅から千日前筋を東に5分の場所に位置する。この地で32年となる大阪での焼きふぐのパイオニア店。現在は北新地や東京などにも数店舗展開されている。

広い店内は60席くらいで仕切りのない掘りごたつのテーブル。客層は色々だけどどちらかといえば年齢層は高め。メニューはコースが中心。てっちりと焼きふぐのコンビコースなどもあるけどこの日は「焼きふぐコース8800円」を所望する。

最初はお約束の「ふぐ皮湯引き」からスタート。金箔も付いていて気分が上がる。ハイボールと一緒にいただく。

続いては「ふぐのぶつ切り」ポン酢のかかった大根おろしの中にぶつ切りの身が隠れている。これらを白菜に包んでいただく趣向。予想通りの味わいで普通に美味しい・・・・

続いて香ばしく焼いたヒレが入ったふぐスープ。お腹が温まってとてもいい感じ。

大皿に盛り付けられたメインの焼きふぐ登場。薄くカットされた「上身」と「とうとう身」「皮」「顎」と「お腹の骨のついた身」が綺麗に並ぶ。最初は塩味のものを所望する。

水槽から出して捌きたての身なのでとても新鮮。網の上で身が捩れる。そのままでも美味しいがさらに唐辛子や塩をつけていただく。

2皿目は名物のにんにく味が登場。にんにくはしっかりと摩り下ろしが揉み込まれていてかなりのパンチあり。にんにくを上身で巻いて焼くととてもいい感じになる。

追加でふぐの唐揚げを所望する。しっかりした味付けなのでお酒がとてもよく進む。

ふぐの手まり寿司。。コリコリの身がとてもいい。

最後はほうじ茶アイスで終了。この日も全席満席。。。ご馳走さまでした。。

大阪市天王寺区小橋町12-15
06-6767-3301

大阪市 谷町九丁目/上本町 和食その他料理

ひろせ 7月【大阪市 心斎橋/四ツ橋】

心斎橋の畳屋町筋にある表記の和食店を久しぶりに訪問。難波・心斎橋方面の日本料理では一番美味しいと個人的に思う店。ライブ感のあるカウンター6席とテーブル2卓の小体な店。

西心斎橋の「ゆうの」で修行されたご主人の喰い味とけれんのない素材感重視(魚が特に美味しい)の仕事をした料理をお酒を楽しみながらカジュアルな空気の中でいただける。特に最高級の炭を使った火入れには定評がある。女性のグループ客も多い。この日もカウンターに女性の一人客が座られていた。。コース料理は月替わりの12000円のみ。

先付けは鰹と昆布の効いた出汁で割ったとうもろこしの擦り流し。ガラスの器も涼しげ。あしらえに秋田の新蓴菜と組み上げ湯葉、振り柚が入る。

続いて鮑と万願寺とうがらしの天ぷら。底には鮑の肝ソースが敷かれる。。

こちらの店では刺身は日本酒と一緒にいただく。新政のNo6は好みのお酒。

乱盛りにされた刺身は、旬のアコウ、ビワマス、ひらめ昆布締め、蛸、石陰貝、皮目を炙ったのどぐろ、大葉を挟んだ鱚など。。青海波の皿も涼しげでいい感じ。

銀の平碗に盛られた煮物は大振りの鱧と翡翠茄子、オクラ。染み入るような出汁もかなり美味しい。

続いての魚料理は炭火で時間をかけて焼いた鰻塩焼き。皮はパリパリで細かな骨は全て炭火で焼き切れている。しかしながら身はジューシーに仕上げられていて最高峰の技法の焼肴と思う。あしらえは白だつ芋に鯛味噌を載せたもの、小鉢に海蘊とデラウエアを添えたものなど。

肉料理はラムシンと加茂茄子、肉の上には牛蒡の素揚げが添えられる。赤身肉なのでサクッといただける。この料理は芋焼酎の伊佐美のロックと一緒にいただく。

食事は梅生姜ご飯に釜揚げしらすを載せたもの。魚の骨でとった出汁の味噌汁が突き抜けた美味しさでびっくり。

水菓子は荒川の白桃にソルダムのゼリーを乗せたもの。今回も大満足・・・ごちそうさまでした。

過去の廣瀬はこちら

大阪市中央区東心斎橋2-8-23イケダ会館1F
06-7713-0543
17:00~翌0:00

大阪市 心斎橋/四ツ橋 和食